発表時期が判明。ここまできたらPixel 10シリーズを絶対待つべき

先日にはあるユーザーがバンクーバでGoogleがPVを撮影している現場に遭遇したことをシェアしています。ただそのお陰でGoogle Pixel 10 Proの実機画像を確認できることに加え発表の準備も最終段階の可能性があります。

今回GSM ArenaによるとGoogle Pixel 10シリーズの発表時期が判明したと報告しているので簡単にまとめたいと思います。

発表時期が判明。

日本では行われていませんがGoogleは一部市場でファンコミュニティであるSuperfansを実施しています。そして今回の情報によるとイギリスのSuperfansに登録している一部ユーザーに招待状を配布したことが判明したとしています。

このイベントでは今後のPixelを正式発表前に触る機会があり新機能を試すことが可能です。ちなみにGoogleは詳細に言及しているわけではありませんが単純に考えればPixel 10シリーズやPixel Watch 4シリーズを一足先に試すことが出来るファンには堪らないイベントになるのかなと思います。

ただこのイベントに参加出来るのは僅か25人と超限定的でイギリスにおいてどれくらいの人数が登録しているのか不明ですが本当に選ばれたユーザーのみが参加できる激レアイベントです。

そしてこのイベントはイギリス時間の6月27日午後2時30分から開催予定であることを確認することが出来ます。少なくとも招待状の文面からPixel 10シリーズがこのイベントより前に発表されることはないです。

つまりどんなに早くても7月に発表となりますが発表時期に関して海外サイトで推測が異なります。ちなみに一つ目のサイトは7月のどこかのタイミングで正式発表される可能性が非常に高いと指摘しています。

一方で2つ目のサイトはこの手のイベントが開催されるのは正式発表の約6週間前のことが多いことからも単純に考えれば8月中旬頃と昨年とほぼ同時期に発表される可能性があるとの指摘です。

個人的には2つ目のサイトの方が根拠があるため信憑性はかなり高いのかなと思っています。とはいえ現時点で7月正式発表を否定できるほどの情報があるわけでもないので難しいところです。

ただ今回の情報を考慮すれば7月か8月には正式発表される可能性があることをはほぼ確定です。

執筆時点でAndroid16が公開されていませんがPixel 10シリーズは標準搭載する可能性が高いと思います。このことからもこのイベントの後かつAndroid16が公開された後は確定だと思うので早くても7月で限定イベントを開催することからもハード自体はすでに完成していると思っても良さそうです。

あとは正式発表するまでにソフトの完成度を可能な限り高めていく可能性があると思います。生産時点で間に合わないとしても開封時点で最初にユーザーにアップデートを促すように出来れば十分という感じでPixel 9シリーズ同様に出来るだけ深刻な不具合やバグは抑制してほしいところです。

待つべきなのか。

一方で正式発表が近づいてきたこともあり待つべきかとのコメントを頂く件数が増えてました。なので現時点での情報を元にPixel 10シリーズを待つべきか確認していきたいと思います。

まず価格が優先の人はPixel 9シリーズがセールのタイミングで買うのはありだと思います。おそらくですが今後国内で開催される大型セールはサマーセールになるのかなと思います。

昨年と同じであれば7月に開催して8月手前まで行いGoogleとしては在庫処分の狙いがあるかもしれません。

ちなみにPixel 10シリーズはアメリカ現地価格では据え置きになるとの予測で為替次第ではむしろ現行モデルより安くなる可能性がありますがセール期間内ならPixel 9シリーズの方が強い可能性があり特に多くのユーザーに購入してもらうため直接値引きに期待することが出来ます。

また仮にPixel 9シリーズを安く買ってPixel 10シリーズを条件良く手放せるのであればむしろ短期間になりますが買い替えちゃうのも個人的には地味にありなのかなと思っています。

進化が期待できること。

一方で少しでも良い機種が欲しいとなるならPixel 10シリーズの発表を待った方がいいです。ちなみにPixel 10シリーズの予約/購入特典はおそらくストアクレジットと下取り強化で実質負担金を抑制してくると思います。

そのため条件が合わない人はPixel 9シリーズをセールに買った方がお得かもしれません。何よりPixel 10シリーズの現時点でリークしているデザインをみる限りほとんど変更はないです。

ただカラバリと質感は変更される可能性がありますが現時点では情報がちょっと足りないです。またスペックに関しても劇的な進化があるのかと言われればそこまで期待出来ないかなと思います。

とはいえ進化する可能性がある部分をざっくり拾っていくとディスプレイに関してはPWM調光です。中華系の機種はガチで強化していますがiPhoneやGalaxyにXperiaなどは全然強化していないのが現状です。

その中でPixel 10シリーズで強化される可能性があるとの予測がありますが詳細は不明です。

また詳細な情報はありませんがディスプレイ輝度を底上げしてくる可能性があるかなと思います。そして基礎スペック部分でみるとアップデートサポート期間が最大8年に拡張される可能性があります。

実際に対応するかはメーカー次第ですがGoogleとQualcommは協力してSnapdragon 8 Eliteを搭載している機種は少なくともハードでみれば最大8年に対応できることを明らかにしています。

このことを考えるとPixel 10シリーズで最大8年に強化してくる可能性があるかなと思います。そしてだいぶ前の情報だとGoogle Tensor G5はSamsungのRAM16GBがセットとの話です。

なのでPixel 10が現行モデル対比で強化される上に新世代のGemini Nanoを統合する可能性があります。ちなみに以前リークした情報によるとストレージ規格はようやくUFS4.0に対応する可能性があります。

そしてストレージオプションはPixel 10 Pro XLのみ128GBが廃止になり256GBからとの予測です。

また目玉になるのがGoogleにとって初のTSMC製となるGoogle Tensor G5を搭載することだと思います。一方でバッテリー容量など現時点で不明ですが本体の厚みが増していることを考えると増えることはあっても減ることはないかなと思っておりSoCだけでも安定性は改善する可能性が高いです。

またバッテリー容量が増えれば有線による充電速度は改善する可能性があると思います。一方でPixel Stand 2を今後販売しないのであればQi2に対応して一律で15Wに対応してほしいところです。

現時点での情報でみればざっくりとディスプレイが見やすくなる上に電池持ちと発熱の改善にPixel Sense含めたAIをより強化という感じで割とイメージがしやすいかなと思います。

カメラは生まれかわるかも。

そしてカメラに関してPixel 10は望遠が追加されるとはいえセンサーで見れば退化の可能性があります。一方でPixel 10 Proシリーズは全く一緒でPixel 10 Pro Foldは広角のみGN8に変更との話なのであまり期待出来ないように見えますがGoogle独自となるISPで画質は変わる可能性があります。

GoogleはSamsungとGoogle Tensorを共同開発してきた一つの成果として独自ISPが完成したことです。多くのメーカーはコストがかかる上に時間もかかるためセミカスタムのような形をとることが多いです。

おそらくですがDimensityよりSnapdragonが好まれる理由の一つはISPの差との話もあるくらいです。Google Tensor G5はSamsung製のコンポーネントを何一つ採用していないと言われており独自ISPを完成させるために今までコストを抑えてきたのかなと思うように見えるくらいです。

何よりカメラソフトが主軸のPixelだからこそ独自ISPの採用で大きく改善する可能性があります。むしろ今までのPixelと撮れる写真や動画がちょっと変わってくる可能性もあるかなと思います。

一方でAIに関してPixel 10はトリプルレンズカメラ構成になることに加えハードでみればPixel 9aとほぼ一緒だからこそ差別化のためにズームエンハンスや動画ブーストへの対応に期待したいところです。

値上げはしにくい状況。

まだまだ分からない部分が多いですがスペックでみると進化は乏しく感じる可能性があります。ただGoogleはユーザビリティの改善を主軸にしていることからも使ってみて良さを実感する流れになるのかなと思います。

電池持ちとか良い例で実際に使ってみないと分からずユーザーによって求める程度も違います。また発熱も同じでユーザーの使い方次第ではひどいと感じることもあれば問題ないとの評価もあります。

何よりスペックでの進化が乏しく見えるからこそGoogleとしても価格は上げにくいと思います。ただ事前情報からもアメリカ国内においては価格が据え置きになると言われているので一安心かなと思います。

あとは国内において円高基準で価格設定をしてくれれば安くなる可能性があると思います。

ハードの刷新は来年。

現時点での情報だとユーザーの満足度や使いやすさにフォーカスしているのでハードの進化を求めるユーザーは来年登場するPixel 11シリーズを待った方が分かりやすいかなと思います。

あくまでも事前情報通りであれば3D顔認証や最大100倍のズーム撮影に対応するとの予測です。またGoogle Tensor G6はDimensity9400のように超大型コアを搭載する可能性があります。

さらに高効率コアを減らしてミドルコア含めた7コア構成とまた異質な構成になりそうですがベンチマークスコアでみれば伸びる可能性がありちょっとずつ他社に追いついていく可能性もあります。

個人的には早く200万点に到達しておけば当面の間はスコアで文句を言われなくなると思います。ちなみにGoogle Tensor G5はリーク通りであれば現行モデル対比で6割近く改善との噂もあります。

仮に噂通りになればベンチマークは180万点前後になるのでユーザーの印象も変わると思います。

まとめ。

何より最新機種に拘りがなく多少妥協しても価格優先の人はPixel 9シリーズを選ぶべきです。一方でそれ以外の人はあと2ヶ月くらいで発表されると思うので待った方が得策だと思います。

Googleは基本既存機種にAIを遡及させないので新機種の方がより楽しめるかなと思っています。

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