Xperia 1Ⅶから中国製に。ただぶっちゃけそこまで心配する必要はない

事前情報からもSonyはXperia 1Ⅶから生産地を中国に移動していることが判明。近年フラッグシップに関してはタイにある自社工場で製造していたことからもショックを受けた人が多い印象を受けます。

一方でSonyの主要開発拠点リストからもタイの工場が削除されたので閉鎖した可能性があるのかなと思います。今回はXperia 1Ⅶから生産拠点が中国になってもそこまで品質に影響が出るとは考えにくいと思うので主観的にまとめたいと思います。

あまり知られていない生産拠点。

どうしても国内でみると生産地が「中国」になると品質が悪いとイメージするユーザーが多い印象を受けます。確かに以前の中国製は「安かろう悪かろう」のイメージが強かったですが、少なくともスマホでみればそんなことは全くないと思います。

研究開発費などは中華メーカーの機種と国内メーカーの機種では比較にならないほどの差がついている可能性が高く、スペックでみても今や中華メーカーが市場を牽引している感じとなっています。

また国内でも人気が高いApple製品のほとんどは「中国」で製造されています。直近で見れば相互関税の影響を避けるためにインドで生産するとの話がありますが、Appleがインドに自社工場を構えているのではなく、提携しているFoxconnがインドに生産拠点を設けているだけです。

Googleに関してもフラッグシップモデルは中国で製造されており、一部モデルはベトナムやインドで製造されていますがAppleと同様に自社工場を構えているわけではなく、Foxconnや現地のパートナーと協力して製造している形になります。

なのでXperia 1Ⅶからは自社生産をやめた上に中国での製造に切り替えたと聞くと不安に感じる人が多い印象ですが、AppleやGoogleとある意味同じ条件になっただけで、Xperiaだけがマイナスの意味での特別になったわけではありません。

品質もそこまで気にする必要はない。

また中国製に切り替わることで品質に懸念をもつ人もいると思いますが、個人的にはそこまで気にする必要はないのかなと思います。Sonyが実際にどこのサプライヤーに依頼しているのか不明ですが、少なくともXperiaの中では圧倒的な売上を誇るXperia 10シリーズは中国で今まで製造されてきて品質が問題視されたことはほぼありません。

むしろAppleを見ると分かりやすいですが生産拠点を中国以外に移動させた方が品質が安定しないこともあります。その理由としては現地における人材教育が不十分だからとされています。

中国は人件費の安さから長らく「世界の工場」のような役割を担っていたこともあり、安定した品質かつ大量生産ができる環境や人材が他の国と比較して揃っていることが多いです。

そのためメーカーからすればコストを抑制しつつ安定した生産をお願いしやすく、人件費が高騰した中国でいまだAppleが製造を続ける理由は単純に「品質」だとしています。

もちろんサプライヤー次第の面もありますが、Xperia 1Ⅶから中国製に切り替わってもそこまで問題があるとは思えず、むしろコストカットできた上に、今まで以上に生産もできるようになれば売り上げも伸ばしやすくなるのかなと思います。

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