国内においては従来通りであれば5月から6月にかけて新製品ラッシュという感じですが今年はちょっとまばらという感じで執筆時点でSHARPに動きがないからこそ余計にそう感じるのかもしれません。
一方で今年通期でみると最もやばい月になりそうのが9月で新製品ラッシュになりそうです。今回は新型XperiaにXiaomi 16やOppo Find X9など今年の9月がスマホ好きにはたまらない月になりそうなのでまとめたいと思います。
Snapdragon 8 Elite 2の発表前倒し。
まず個人的に衝撃的だった部分としてQualcommがサミットを9月23日に開催することを明らかにしました。従来は12月にはハワイで開催していましたが昨年は10月下旬で今年に関してはさらに1ヶ月前倒しされることになります。
従来ハワイで行われるサミットにおいて最新SoCが発表されることが多く執筆時点で正式名称は不明ですがSnapdragon 8 Elite 2が正式発表される可能性が高いかなと思います。
パフォーマンスに関してはベンチマークで350万点前後になると予測されており単純に恐ろしいです。一方でリーカーが以前指摘していた部分で気になったのが消費電力でかなり多いみたいです。
消費電力が多いとなれば電池持ちに影響が出る可能性があり発熱もしやすくなる可能性があります。
今年に入ってからSnapdragon 8 Elite搭載機種を使ってきましたが発熱はしやすい印象です。ガチのゲーマーからすれば恩恵があると思いますがこれ以上パフォーマンスが高くなっても進化を実感しにくく発熱がしやすくなるのであればむしろデメリットが目立つのかなと思います。
またサプライヤーであるTSMCはウェハーあたり10%の値上げをついに決定したと言われています。Snapdragon 8 Eliteの時点でコストは$200程度と言われている中でこれ以上高くなるのは厳しいという感じでリーカーも最新SoCの搭載で値上げ回避は厳しいと早くも指摘しています。
Xiaomi 16シリーズの登場。
現時点での情報では不安要素が多い一方で最新SoCが9月下旬に登場するとなれば一部メーカーも合わせて動く可能性があり筆頭になるのが例年通りであればXiaomiでXiaomi 16シリーズです。
現時点であまり情報はありませんが現行モデル対比で僅かにディスプレイが大型化との予測です。またフラットディスプレイを共通で採用するとしており新たにLIPO対応ディスプレイを搭載すると予測されています。
その結果Xiaomi 15よりさらにスリムである1.1mmになると予測されておりデザイン性がさらに改善すると思われます。またXiaomi 16に関しては6000mAhを超えるバッテリーを搭載しつつも現行モデル対比で薄型化した上で軽量化すると言われておりカメラに関しては現時点でほとんど情報がない感じです。
今年の下半期に登場する機種にはSony製1/1.1インチの2億画素に対応したセンサーを採用すると予測されています。現時点だとどのメーカーの機種が搭載するか不明ですがXiaomi 16 Ultraの可能性があります。
またリーカーによるとデュアル200MPを示唆しているので現時点で望遠に200MPのセンサーを搭載している機種の後継機種がデュアル200MPになる可能性があるので筆頭かなと思います。
Xiaomi 16シリーズはこの感じだと9月下旬正式発表で9月下旬に発売される可能性があります。一方でグローバル展開に関しては従来通りであればMWCのタイミングになりますがタイムラグがありすぎに感じます。
ライバルメーカーがグローバル展開を強化している中でXiaomiがどのような判断を下すのかも気になるところです。
Dimensity9500搭載機種の登場。
そしてQualcommがSnapdragon 8 Elite 2の正式発表を9月に行うということはライバルのMediaTekもある程度合わせてくる可能性があり9月中旬とかも可能性としてはあると思います。
ちなみにSnapdragon 8 Eliteは10月下旬でしたがDimensity9400は10月中旬という感じです。MiediaTekとしては発表時期を合わせて前倒しすることはそこまで難しくないと思います。
むしろ大変なのは搭載機種を開発しているメーカーでどこまで調整することが出来るのかだと思います。
Snapdragon 8 Elite 2を搭載して発表される機種としてはXiaomi 16シリーズに加えHonor Magic 8シリーズが筆頭になりそうですがDimensity9500を搭載した機種としてはOppo Find X9シリーズやvivo X300シリーズが有力で中国市場で発表される可能性があります。
Oppo Find X9シリーズ。
まずOppo Find X9シリーズに関してはラインナップが強化され4モデル構成になる可能性があります。現行シリーズは無印が6.6インチとデカいですがOppo Find X9シリーズでは無印が6.3インチになると予測されています。
ざっくり言えば現行モデルの無印がPlusモデル扱いになり新たに小型モデルが無印として追加される形になります。そしてProとUltraがそれぞれの後継機種が発表される感じでUltraは2026年になると思います。
現時点で判明している情報は限定的ですがOppo Find X9 Proはトリプルレンズカメラ構成になると予測されています。現行モデルはデュアル望遠ですがOppo Find X9 Proは200MPの望遠を一つ搭載するとの予測されています。
一方でUltraに関しても200MPの大型望遠を搭載すると思いますがデュアル望遠かは不明です。またXiaomiにvivoとカメラキットに力を入れていることからもOppoも同様に強化との予測です。
何よりまずはDimensity9500を搭載したUltra以外の3モデルで国内発売にも期待したいところです。仮にOppo Find X9 Ultraのグローバル展開がないのであればOppo Find X9 Proは現行モデルと同じくローカライズ不十分かつ直販版のみで良いので国内で発売してほしいところです。
無印ですらかなりのバランス感だったので高くてもカメラに拘りたい人は欲しかったのかなと思います。
vivo X300シリーズ。
またおそらく同時期にvivoも最新のフラッグシップモデルとなるvivo X300シリーズを発表する可能性が高いです。現行モデルと同じであればminiに無印にProの3モデルが9月に正式発表される可能性があります。
現時点だとほとんど情報がなくvivo X300は上位モデルと同じく200MPの望遠搭載との噂もあります。一方でminiに関しては筐体サイズの問題からも大型望遠は搭載しない可能性が高いとの予測です。
まだまだLYT-818を使ってきそうですが望遠に関してはHP9からそろそろ変更するのか気になるところです。何より最新SoCが9月に発表されることで最新機種もあわせて9月に発表することが出来ます。
そうなると毎年9月に発表されている新型iPhoneの売上にも影響を与えることが可能になるかもしれません。
iPhoneは注目を集めると思う。
おそらく下半期に国内で最も注目を集める可能性が高いのがiPhone 17シリーズだと思います。むしろ各社メーカーからすればiPhoneにどう牽制することが出来るかが重要なのかもしれません。
個人的には以前ほど興味がなくデザインが変わるのは興味深いですがリークをみる限りはダサいと思っちゃいます。またスマホのカメラにおいて最も重要視している動体撮影とポートレートモードですがiPhoneは弱いです。
さらに大きな強みであった動画もPixelの動画ブーストには及ばないのであまり興味がないです。もちろんiPhone 17シリーズで改善される可能性がありますが期待値はそこまで高くないです。
Xperia 10Ⅶに期待。
一方で個人的に9月に期待している機種としては先日の記事にまとめてさせて頂きましたがXperia 10Ⅶで事前情報通りであれば高価格化すると思いますが一気に強化される可能性があります。
また下半期にオフラインイベントが開催される可能性が高いのでXperia 10Ⅶとは別の新型Xperiaが用意されている可能性があるので個人的にはめちゃくちゃ楽しみという感じです。
オート撮影でバーストモードが使えなくなったといはいえ動体撮影はやはりピカイチの印象です。仮に新型Xperiaが出るとしてフラッグシップモデル相当であればカメラも期待したくなります。
国内において今年Xperiaは15周年とアピールしていますがXperia 1Ⅶ自体は前モデルからの順当なアップデートという感じで15周年を祝うにしてはちょっと普通に感じてしまいます。
だからこそ記念モデルとして何か新しいチャレンジをしてほしいところでカメラ特化型が欲しいと思っちゃいます。Xperia PRO-Iの時は広角が全てという感じで望遠に関しては他を使ってくださいという感じでした。
またXperia 1Ⅶで見ても望遠は決して強いと言えないからこそ全ての画角が強いカメラにフォーカスしたXperiaが出てほしいところで仮に出るのであれば価格は高くてもほしいです。
あまり過度の期待をしても仕方ないですが昨年の下半期に新型Xperiaが発表されなかったからこそ今年の9月はかなり期待したいところでXperia 10Ⅶだけでは終わってほしくないところです。
Pixel 10シリーズの動きも注目。
あとはタイムスケジュール次第だと思いますが昨年の9月はPixel 9 ProとPixel 9 Pro Foldが発売されており今年のPixel 10シリーズは全てのモデルを8月中に発売できるのか気になります。
最大の特徴はGoogle Tensor G5を搭載していることで安定性が底上げされている可能性があります。またカメラはハードでみればほとんど進化していませんがGoogle完全独自のISPが実装されると予測されています。
ちなみに今まではSamsungのISPをセミカスタマイズしていたので撮れる写真や動画が変わる可能性があります。あとは折畳式機種が好きな自分にとってはPixel 10 Pro Foldの存在が非常に気になる感じです。
本体サイズは現行モデルより大型化しているみたいですが安定性の改善に加えQi2でも対応すれば汎用性はかなり高くなると思っているのでやはりPixelの動きは非常に楽しみかなと思います。
まとめ。
今回は今年の9月はスマホ好きにとって非常に濃密な1ヶ月になる可能性が出てきたのでまとめてみましたが昨年でみるとHonor Magic V3のグローバルモデルの発売や三つ折りタイプのHuawei Mate XTの発売など他にも動きがあったので今年もかなり忙しい感じになるかもしれません。