相互関税の影響からもアメリカ国内におけるスマホの価格は値上げされると予測されている一方で、ApppleやGoogleなどは出来るだけコスト増加をユーザーに負担させないように努力していると言われています。
そのためにもGoogleやAppleは税率が低いインドにおける生産をより強化すると言われています。今回ForbesがGoogle Pixel 10シリーズのアメリカにおける価格について言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
本体価格に言及。
昨年と同じ流れであれば8月に正式発表される可能性があるGoogle Pixel 10シリーズですが今回の情報によるとアメリカにおける価格が判明したとしています。
Pixel 9 | Pixel 10 | |
無印 | $799 | $799 |
Pro | $999 | $999 |
Pro XL | $1099 | $1199 |
Pro Fold | $1799 | ? |
今回の情報はサプライヤーからの情報としていますが事前情報と一致している部分が多いです。また上記の価格はベースモデルの価格設定で他のストレージオプションがどのような価格設定になるのか不明です。
ただ直近の流れをみると例えば128GBと256GBの価格差は$100になるのかなと思います。なのでPixel 10 Proの256GBモデルは$1099になる可能性があります。
一方で今回の情報で唯一値上げになっているように見えるPixel 10 Pro XLは128GBモデルが廃止になると指摘しています。ちなみにPixel 9 Pro XLの256GBモデルの価格は$1199なので価格でみれば据え置きになりますが、最低価格が高くなるという感じです。
ただこれはSamsungやAppleも同様の戦略をとっているので見慣れた光景だとしています。
Foldは安くなる可能性。
一方で今回の情報では言及されていませんがGoogle Pixel 10 Pro Foldは現行モデル対比で$100近くの値下げになる可能性があると言われており、今後数年で$200近く安くする可能性があるとしています。
単純に考えるとフリップ型を出す予定はなく、ブック型を安くすることでより多くのユーザーに折畳式機種を使ってほしいという狙いがあるのかもしれません。何より同サイトによるとコスト増加において利益率を改善するために本体価格を値上げするよりも、価格を据え置きにしてより多くのユーザーに買ってもらい、AIのデータ収集やGoogleのサブスクに加入してもらうなどの方が結果的にGoogleにとってはプラスになると判断した可能性があるとしています。
Pixelスマートフォンは必ずしも多くの顧客を獲得することではなく、市場のトーンと期待を設定することです。そして、それがPixel 10 Pro XLが何かを示すことを意味するなら、それはプレミアムハンドセットの価格を押し上げることが望ましい結果になるかもしれないという合図になります。
少なくともリークをみる限りハードはあまり進化がない中で、Google Pixel 10シリーズではどのような切り口でアピールしてくるのか非常に気になるところです。