国内においてはGoogle Pixel 6aの頃から驚異的な成長を遂げた印象で、一時期世界で最もGoogle Pixelが出荷された地域が日本であったことも判明しています。
一方で近年は為替に対して比較的忠実な価格設定をしていることからも以前のような安いイメージがないことからだいぶ落ち着いた印象を受けます。今回Visual CapitalistがGoogle Pixelの2015年からの生産台数に言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
過去10年の生産台数が公開。
今回同サイトが過去10年におけるメーカー別年度別の生産台数を公開していることが判明しました。
そしてここ10年でみるとSamsungがほぼシェア1位を維持していますが、2015年の生産台数が3億2000万台近くあったのが2024年には2億2500万台程度まで減少しており、約10年で1億台減ったことなります。
一方でAppleに関しては2015年において2億1000万台だったのが2024では2億2000万台とほぼ安定している感じです。なのでこのままAppleが堅調に数字を維持した上でSamsungが減少をとめられないのであればいずれはAppleにシェアを抜かれるのかなと思います。
ちなみに事前情報からも今年はiPhone 16eの導入に加え、iPhone 17シリーズでデザインが刷新されることからも通期でAppleがシェア1位を獲得する可能性があると予測されています。
Googleの成長がすごい。
Googleは以前はHTCとLGの協力の元でNexusブランドを出していましたが、現行のGoogle Pixelに切り替わったのは2016年10月4日に正式発表された初代Google Pixelシリーズからです。
生産台数は僅か45万台となっていますが、アメリカでしか発売されなかったことに加え生産が全く追いつかず長らく欠品状態が続いたとされているので生産台数が伸びなかったのは仕方ないのかもしれません。
そしてPixel 3シリーズからPixel 5までは伸び悩みをしていますが、Pixel 6シリーズからコロナの影響があるとはいえ着実に生産台数を伸ばしています。一方で直近でみると2年連続で1000万台の大台を超えていることになります。
一方で気になる部分としてGoogleはかなり安売りをしている印象ですが販促費にどの程度のコストをかけているのか。また次の段階に進むためには現状を維持するだけではダメなのでどうやって刺激を与えてくるのか気になるところです。
中華メーカーほどではないですが、ここ10年で多くのメーカーが撤退した中でGoogleは急成長を遂げたメーカーの仲間入り出来そうです。初代と比較するとPixel 9シリーズでは20倍以上の成長を遂げているので単純にすごいです。