先日に正式発表されたXperia 1Ⅶで気になる部分としては「発熱」でSnapdragon 8 Eliteを搭載していることです。Dimensity9400を搭載しているOppo Find X8 Proはベンチマークで負荷をかけた際に信じられないくらい発熱しないのに、Snapdragon 8 Eliteを搭載したOppo Find X8 Ultraは信じられないくらい熱くなります。
チューニングの違いもありますが、同じシリーズでありながら搭載SoCが違うと印象が全く変わります。今回はXperia 1Ⅶのベイパーチャンバーと発熱に関して主観的にまとめたいと思います。
ベイパーチャンバーに変化があるのか。
まず公式発表によるとXperia 1Ⅶの発熱対策としてはベイパーチャンバーとグラファイトシートによる放熱強化となっています。その上でXperia 1Ⅵの分解画像を確認すると以下のようになります。
一方でXperia 1Ⅶの分解画像をみると以下のようになります。
ぱっと見の印象としてベイパーチャンバーの大きさはほとんど変わらない印象を受けます。ただ面積は一緒でも搭載しているものが強化されているのであれば放熱性能はより強化されている可能性はあります。
また改めて確認すると超広角がかなり大型化しているの確認できます。
発熱しないはずがない。
また以前YouTubeにおいて以下のようなコメントを頂きました。
何が心配だよ。ベイパーチャンバーを搭載しているんだからゲームをやったって発熱なんかするはずないだろ。
自分の認識違いなのかな?と思っちゃいますがベイパーチャンバーもグラファイトシートも放熱を手助ける機構のはず。そのためこの2つを搭載しているからといって強力な冷却をしてくれるわけではなく、むしろ放熱が強化されるのであれば表面温度は高くなる可能性があります。
つまりユーザーからすれば発熱がしやすいという印象を受ける可能性もあります。ちなみに発熱を感じやすい=パフォーマンスの持続性が悪いというわけでもありません。
何よりSnapdragon 8 Eliteのような高性能のSoCを搭載している時点で負荷をかけた時に発熱しない方がおかしく、逆に発熱を感じないとなると内部で熱が篭っていることになるので故障に繋がる可能性があります。
Xperia 1Ⅶでは負荷をかけた時に発熱がどうなのか現時点で不明ですが、内部構造を見るとほとんど変わっていないように感じるので、あとはSonyのチューニングでSnapdragon 8 Eliteをどれだけ最適化できているかなのかなと思います。