これを言われたら終わり。Pixelのカメラは画像処理で全てを台無しにしている

今やGoogleを退社した元幹部がGoogleのカメラチームを率いていた時の発言として「カメラは魔法であるべき」としており画像処理にかなり力を入れていた印象を受けます。

またPixel 2シリーズからPixel 5シリーズまで同じカメラセンサーを採用していたことからもハードよりカメラソフトによると最適化の方が重視されていたと判断することが出来ます。

今回Android AuthorityによるとPixelのカメラは画像処理によって台無しにされていると報告しているので簡単にまとめたいと思います。

画像処理で全てが台無しに。

少なくともGoogleのカメラソフト技術は高く一貫した写真や動画が撮れることで定評があります。ただ今回の情報によるとRedditにおいて画像処理後の写真は「過剰補正」だと不満を抱いているとの投稿が増えているとの話です。

なぜ「画像処理」に問題があるかと疑問に思うかもしれませんが、上記の動画のようにプレビュー画面と画像処理後では印象が大きく異なる場合もあります。少なくとも不満に思っているユーザーはプレビュー時の状態で写真を撮りたいと考えているんだと思います。

ファインダーの画像は正しい色を示していますが、クリックした後に処理された写真は、カラーバランスをかなり台無しにしてしまう。

さらに以下のような投稿も確認することが出来ます。

携帯電話でUltra HDRがオフになっていて、画像の解像度を12MPから50MPの間で変更しても効果がないと記載されています。さらに、「写真のリッチカラー」設定(sRGBの代わりにディスプレイP3カラーフォーマットを使用する)でさえ、これはバグの可能性があるとユーザーは認めていますが、効果がないと言われています。

正直中華系の機種はもっと過剰補正に感じることがあり、GalaxyやiPhoneに関しても程度の差はあれど補正がキツイなと感じることもあります。現実をより忠実にという意味の写真を求めるならそれこそ専用機の方がわかりやすく、アメリカではXperiaの入手が厳しいからこそ難しいところです。

回避方法もある。

一方で過剰補正に嫌気をさしているユーザーは回避方法として以下のようにコメントしています。

ユーザーがTopShotをオンにして別の画像を選択し、コピーとして保存することで、過剰に処理された画像を回避できると述べています。トップショットをオンにしないと、ユーザーがHDR処理をオフにする方法がなく、間違った色の写真が残ります。

同サイトにおいても現状の問題点としてはユーザーがHDRをオフできるオプションを用意していないこと。さらに動画はまだしも写真に関してもライブHDRに対応していないことからもミスマッチが発生していることに言及しています。

何よりプレビュー画面と画像処理後の写真に出来るだけズレをなくすのが一番いいのかもしれませんが、撮影前用に画像処理を用意しているのは直近でみればvivoくらいで多くの機種はあくまでも撮影後になります。

HDRがオンの状態でも過剰補正と思わせないのが一番だと思いますが、個人的にはPixelはまだマシな方でこればかりは好みの問題かつ、スマホカメラに何を求めるかで変わってくる部分なので難しいところです。

ただPixel 6シリーズの頃から加工感が強くなったことは否定できず、画像処理に文句を言われるのはGoogleにとってかなり厳しい意見になるかなと思います。

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