Xperia 10Ⅶで刷新へ。今こそ若年層に支持される進化を遂げないと終わるかも

直近の情報からもXperia 1Ⅶは3色展開になると予測されており懐かしのパープルが復活する可能性があります。一方で現時点で限定色があるのか不明で個人的にはスカーレットを継続してほしいように感じます。

今回はRedditにおいてXperia 10Ⅶなど今年登場するXperiaのラインナップに関する情報が投稿されていたので簡単にまとめたいと思います。

発表時期が変更。

先日にはSony Fans VietnamというFacebookのプライベートグループ経由でXperia 1Ⅶの情報がリークしましたがXperia関連のリークはフェイクが多いからこそ信憑性が気になるところです。

そして今回の情報によると情報源となっている人物はSony Vietnamと直接連絡をとることが可能としています。さらにベトナム向けのプロモーションビデオの撮影やSonyの公式体験のイベントの開催などにも関わっている人物だとしており同氏が一足先にXperia 1Ⅶに触っていてもおかしくないです。

このことを考えると同氏が情報源となっている情報はかなり信憑性が高いのかなと思います。一方でプライベートグループ内のこととはいえ情報がリークするリスクを考えるとSNSで情報を共有しても大丈夫だったのか気になるところで今後の同氏とSonyの信頼関係はちょい心配です。

そして今回同氏がコミュニティにおいて新たな情報を共有していることが判明しました。今回の情報によると予期しない変化としてXperia 10Ⅶは10月に発売されるとしています。

ちなみにSonyは下半期に新型Xperiaを発表するとすれば9月であったことを考えると例年通り9月に正式発表されベトナムでは10月に正式発表される可能性があるのかなと思います。

少なくとも延期という感じではなくSonyがタイムスケジュールを変更したと推測することが出来ます。また一部スペックに言及しており事前情報とも一致していますが120Hzのリフレッシュレートに対応しており詳細は不明ですがSoCとカメラは強化されベトナムで5Gに対応することに言及しています。

ちなみにXperia 1Ⅵに関してはベトナムでは5G非対応というかベトナムのSIMを入れるとオプションでオフになるとしており理由としてはベトナムでの5Gに関する認証コストが爆増との話です。

ただ認証コストが下がったことからも2025年の新型Xperiaでは5Gが復活するという意味みたいです。なのでXperia 1Ⅵもハードでは対応していたけどソフトで無効化されていたという感じになります。

またXperia 10Ⅶではまだコンパクトのままとしているので現行モデルから大きな変化はないとしています。ただラインナップでのバランスを見た時にXperia 10シリーズがアスペクト比21:9を継続しているのはちょっとバランスが悪いのでXperia 10Ⅶでアスペクト比が変更の可能性はあるのかなと思います。

何より現時点で明らかにできることはXperia 10Ⅶに関する情報のみだと含みがある感じです。少なくとも正式発表が近づいていることからも今回の情報が本当かどうかはちょっと待つだけで分かりますが仮に発表されることがなければ下半期に移動した可能性が非常に高いと言えます。

Xperia 5シリーズとの統合。

そして今回の情報によるとSonyはXperia 10シリーズとXperia 5シリーズの統合を計画している可能性があると指摘しています。

ちなみに昨年は新型が発表されなかったXperia 5シリーズですが以前頂いた情報によると昨年の4月頃に中国企業に開発が委託されたと言われており開発期間が1年以上必要であることを考えると早ければ今年の後半に正式発表されてもおかしくないのかなとは思っています。

一方で開発の外部委託と聞くとありえないと思うからもしれませんがXperia LシリーズやXperia Aceシリーズは外部委託のOEM製品だとされており特段委託されてもおかしくないです。

仮にXperia 5シリーズの開発が外部委託されたことを前提にすると現時点で一つ言えるのはXperia 5シリーズは従来のようにフラッグシップモデルではなくなる可能性が高いことです。

正直自社の主力機種の開発を他社に委ねるなんてありえないのでフラッグシップではなくなります。

ただ注意点としてフラッグシップではない=ハイエンドモデルではないという意味でもないです。フラッグシップモデルはその世代での主力機種という意味なので搭載SoCのランクは関係ないです。

例えばPixel 5は搭載SoCで見ればミドルレンジでしたが2020年でみればフラッグシップでした。従来SonyはXperia 5シリーズがフラグシップの立ち位置でXperia 1がプレミアムモデルの立ち位置にしていましたが余裕がないからこそ上位モデルは2種類も必要ないと判断したのかもしれません。

一方で今回の情報によるとXperia 10Ⅶの発売が10月に延期された理由の一つとして以前より噂はありましたがミドルレンジからミッドハイレンジモデルに昇格させた可能性があると指摘しています。

今回の情報と事前情報を整理するとXperia 10シリーズを昇格させるのに対してXperia 5シリーズは格下げとしており立ち位置が近いシリーズを両方維持する余裕もないです。

このことからもXperia 10シリーズとXperia 5シリーズの統合の流れと考えてもおかしくないです。また今回の情報をみる限りでは仮に統合されたとしてなくなるのはXperia 5シリーズの可能性があると思います。

少なくとも今年はXperia 10シリーズから最新機種が出ると考えておくのが分かりやすいです。ただ仮に統合しているのであればXperia 10シリーズの開発自体が外部委託になっている可能性も考えられます。

あくまでも噂に過ぎませんが昨年末に多数のXperiaの開発がキャンセルになったとの話があります。なのでXperia 10Ⅶの開発に集中させたと考えることもできその方が情報に整合性があると思っちゃいます。

とはいえ今年まではXperia 5シリーズを用意している可能性もあり本格的な統合は来年に持ち越しというパターンもあるので実際に下半期にならないと何とも言えない感じでもあります。

ちなみにXperia 5シリーズから最新機種が出なかった理由の一つとして噂ですがディスプレイの供給問題でSamsungから従来通りアスペクト比21:9のディスプレイの供給が困難になったとの話です。

仮にこの噂通りであればコストの安いアスペクト比21:9に対応したディスプレイをSamsungから仕入れることは難しいのでアスペクト比の変更もしくはサプライヤーを変更してくる可能性もあります。

とはいえコストを考えるとXperia 1シリーズ含めてSamsungにお願いした方が安いかもです。何より今回の情報通りであれば今年はラインナップに大きな見直しが入る可能性があります。

価格重視にしない方がいい。

仮に今回の情報通りXperia 10Ⅶがミッドハイレンジモデルに昇格するのは全然ありだと思います。インフレや為替の影響からもミドルレンジにしてはちょっと本体価格が高い印象を受けます。

またミドルレンジになると中華系と勝負するのは厳しく国内でみればNothingなども参入してきている状態です。少なくとも国内でみれば大手キャリアが扱っているという強みがありますがそれだけでは厳しい状況です。

それであれば例え本体価格が10万円を超えたとしてもミッドハイレンジにした方がいいです。価格を無理に抑えて中途半端に高いならスペックはある程度底上げして高い方が結果的にみればユーザーの満足度が高くなる可能性があり価格だけのフィールドに入らない方がいいと思います。

SHARPがAQUOS R9で約12万円の価格でそこそ売れたことを考えるとそれくらいの価格でもいいと思っちゃいます。

結局コスパがいいと言われる機種は表面上のスペックと価格が優秀なだけなことが多いです。

例えば電池持ちの良し悪しや発熱のしやすさWi-Fi含めた通信関連の感度などはスペックだけで分からない部分の作り込みが甘いことがあるので実際に使ってみると中途半端にストレスがたまることもあるので派手なスペックや派手な価格じゃなくても日本メーカーらしく作り込むべきかなと思います。

ただ仮にXperia 10Ⅶの開発が実質中国企業に委託されていた感じなら中華系のコスパ機種と同じ感じになり結果的に使ってみたらスペックほど満足出来ない可能性もあるかもしれません。

何より今のSonyに求められることは若年層にもある程度支持される中価格帯の開発だと思います。中華系にコスパで敵わなくても実使用の部分で満足度が高いなら売れ行きに繋がる可能性もあります。

結局スペックで見れば微妙で価格もめっちゃ安いわけじゃないのにPixel aシリーズは強いです。

Pixel 8aは昨年の第四四半期に最も売れたAndroidであることを考えると多くのユーザーは価格やスペックだけで買っていないということが証明されているとも言えるのかなと思います。

とはいえSonyがPixelのaシリーズほど魅力的な機種に仕上げることが出来るかは別の話です。理想なのは型落ちのSoCでもいいのでXperia 5シリーズくらいの完成度で10万円前後で出せることでSnapdragon 7 GenシリーズであとはXperia 5シリーズと同等という感じです。

おそらくですがコスパコスパと言われていますが一周回って多少高くても実使用における使い勝手の部分が重視されるタイミングがくるのかなと思っておりSonyにも頑張ってほしいところです。

今まではコストの問題からも進化も超細分化されていましたがスピーカー含めたオーディオを一気に進化させてカメラに関してもデュアルレンズで十分ですが豆粒はやめた方がいいです。

さらにSoCが進化すれば処理速度も改善すると思うのでカメラの使い勝手も変わるかなと思います。正直今のXperia 10シリーズはXperiaの中では安いだけで付加価値はあまりない印象です。

ただXperia 10Ⅶはちょっと高いけど使っていて意外と満足度が高いという感じにしてほしいところです。

まとめ。

今回はXperia 10Ⅶや今年のラインナップに関する情報が出てきたのでまとめてみました。やはりXperia 1Ⅶが一番楽しみですが今年の後半も楽しみが増えてきたという感じです。

Sonyが少しでも国内でシェアを回復できるように魅力的な製品を出してほしいように感じます。

最新情報をチェックしよう!