事前情報からもGoogleはPixel 10シリーズでGoogle Tensor G5を採用する可能性が高いです。Google Tensorにとって初のTSMC製となることからも期待値はかなり高いですが現状ではその実力は不明です。
一方でリークしたデザインやカメラスペックをみる限り現行モデル対比であまり進化している印象を受けません。今回はYouTubeにおいてPixelの進化が遅すぎるとコメントを頂いたので主観的にまとめたいと思います。
日常使いであればそうそう変わらない。
今回以下のようなコメントを頂きました。
Pixelは5a→7→8proと使いましたが カメラ周りとsoc性能の進化が遅すぎて買い替える意味がわからなくなって 9はパスしてFind x8を買いました
SoC周りの進化をどう判断するかは難しいところで、仮にベンチマークだとすれば他社のSoCと比較してGoogle Tensorはスコアがあまり伸びていないです。とはいえMediaTekやSnapdragonがインフレしすぎの面もあると思います。
一方でベンチマークスコアが高くなれば、ゲームパフォーマンスや動画編集など重い処理では恩恵を受けるかもしれません。とはいえ日常使いであればベンチマークスコアの恩恵を受けることはほとんどないかなと思います。
むしろSoCのパフォーマンスよりもリフレッシュレートや最適化の方が日常使いでは重要になってくるのかなと思います。結局スマホに進化を感じられるかどうかは自分が拘りを持っている部分で改善が見られるかどうかだと思います。
あくまでもフラッグシップモデル。
今回のコメントは「Google Pixel 10シリーズ」に向けての指摘となっていますが、前提としてPixel 10シリーズはフラッグシップモデルであることです。フラッグシップモデルは細部に拘りを持つ人向けの機種となっています。
この辺Googleはシェアを拡大するために価格が抑えた結果「コスパ」というイメージが強くなってしまったので、そんなイメージはないかもしれませんがスマホに拘りを持っている人向けのシリーズです。
なので重要になってくるのは分かりやすいスペックとかではなく、そのユーザーが求めている部分がしっかり改善されているかどうか。たとえばカメラスペックでみればPixel 10 ProとPixel 9 Proは一緒ですが、弱点だったナイトモードにおける白飛びやフレアがしっかり改善されているのであれば十分に進化したと評価出来ます。
一方で「綺麗に撮れるカメラ」とざっくりとしたものを求めているのであれば進化をほとんど感じられない可能性があります。結局スマホ市場は成熟期に入っていることからも以前のような分かりやすい進化はありません。
その中で自分が拘りを持っている部分がしっかり進化しているのであればワクワクするだろうし、逆に進化していないのであればワクワクしないと思います。
どんなにスマホが進化してもユーザーの使い方は大きく変わらないです。さらに拘りがないならミドルレンジで十分です。フラッグシップモデルにワクワクできるかは自分の使い方にマッチしている上で拘っている部分が進化しているかどうかが重要になると思います。