今年の後半にかけてGoogleで見ればGoogle Tensor G5を正式発表予定でAppleで見ればA19チップを正式発表する可能性。さらにQualcommやMediaTekも最新のSoCを正式発表する可能性があります。
今回Digital Chat Station氏が来年登場するSoCとコストについて投稿していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
コストが増加する可能性。
今回同氏がweiboに以下のように投稿していることが判明しました。
来年、アップル/クアルコム/メディアテックは2nmの発売が確定し、コストが大幅に増加すると予想され、新機はさらに値上げされる可能性がある。
一部情報によるとTSMC自体は今年の後半から2nmプロセスノードを採用した半導体の大量生産が可能だとされています。一方でAppleやQualcommなどは2nmプロセスノードを採用した半導体のコストが非常に高いことからも見送ったと言われています。
ただ今回の情報通りであれば2026年の後半に登場するフラッグシップ向けのSoCは2nmプロセスノードを採用している可能性が高いことになり、コストはかなり増加することになります。
またTSMCはアメリカ政府からも目をつけられていることからも今後の関税次第ではさらにコストが増加する可能性もあります。Snapdragon 8 Eliteの時点でコストは$200とも言われていますが、これ以上値上げになるとメーカーも価格を維持するのはかなり厳しいのかなと思います。
一方でSnapdragon 8 Elite 2の時点でベンチマークが350万点にも及ぶと言われている中でSnapdragon 8 Elite 3になると400万点とかいく可能性があり、ここまでの性能が本当に必要なのか疑問にも感じてしまいます。
Googleだけは回避?
一方で以前リークしたドキュメント通りであればGoogle Tensor G6は3nmプロセスノードを採用しているとの話です。そのためパフォーマンスは劣る可能性が高いですがコストは他社より安くすることが可能かもしれません。
正直ここまでSoCのコストが高くなってくると独自SoCを採用しているメーカーの機種の方が値上げは回避しやすいのかもしれません。となるとSamsungやAppleにGoogleは今後価格で差別化しやすくなるかもしれません。
ベンチマークスコアに拘らないというGoogleの方針は今後SoCの高価格化が進む可能性が高い中でジワジワと共感を持つユーザーが増え、結果評価が逆転する時がくるのかもしれません。