先日には国内でもXiaomi 15 Ultraが発売されましたが個人的にはOppo Find X8 Ultraや5月に正式発表が予測されているHuawei Pura80 Ultraなど各社Ultraモデルがかなり気になっています。
その中でも自分が好きなメーカーであるvivoの最上位モデルvivo X200 Ultraは超気になります。今回vivoがvivo X200 Ultraがいよいよ正式発表したのでざっくりとまとめたいと思います。
ぶっ飛んだデザイン。
まずデザインを確認していきたいと思いますが現状中華系のUltraの中では最も薄い8.69mmとなっています。さらに本体の重さも229gとカメラ部分がかなり大型化した割には重くならなかったのがデカいと思います。
また76.76mmと横幅ががそこまで嵩張っていないのもポイントで取り回しは悪くなさそうです。サイズ感に関してはvivo X200 Proをベースにしていると思ったので心配はほぼなかったです。
一方でvivo X200 Proとどのようにデザインを差別化するのか心配していましたがしっかりと差別化してきており大きな特徴となっているのはカメラバンプで現状最も厚みがある可能性があります。
Xiaomi 15 Ultraはカメラバンプが目立たないようなデザインを採用しているのに対してOppo Find X8 Ultraはデュアルプリズムレンズの採用などカメラ部分を出来るだけ薄型化しています。
その中でvivo X200 Ultraに関してはカメラバンプをあえて強調するようなデザインを採用しています。
だからこそかフルサイズのカメラのような雰囲気を出しており中途半端じゃなくて良いです。ちなみにカメラバンプ込みで最も分厚いのはやはりvivo X200 Ultraですが見た目の割にはXiaomi 15 Ultraとほとんど一緒なので本体が薄いからこそ余計に目立つという感じです。
とはいえここまでカメラバンプがあるとケースをつけても目立つことに違いはなく実際に持ってみないと分からないですが重心はカメラ側にかなり寄っている可能性があるかなと思います。
そしてバックパネルを確認するとvivo X200 Proのようにサイドフレームにかけて僅かに湾曲しています。カラバリは3色展開となっており個人的にはレッドとシルバーでめちゃくちゃ悩んでいます。
ヒーローカラーであるシルバーに関しては2トーンデザインでカメラ部分より下側は縦のスリットが入っており一時期RIMOWAとコラボするという噂があったのも納得という感じです。
そしてブラックに関してはプレス画像だと確認しきれませんが表面は何かしらの加工がされています。最後にレッドに関してはシンプルにガラスを採用している感じで三者三様の特徴がある感じです。
個人的に質感で見ればシルバーが気になりますがカラーで見ればレッドがかなり気になっています。自分がvivoにハマった理由がvivo X Fold+とvivo X90 Pro+のレッドだったことに加え今回久しぶりにレッドが復活したからこそシンプルにレッドを選ぶべきなのか非常に悩みの種です。
ちなみに3色ともサイドフレームはフラット形状かつマット仕上げを採用しているのでスッキリしています。カメラバンプが派手すぎるため評価が分かれるところですが振り切っていて個人的にはありです。
むしろカメラにかなり気合を入れている機種なんだと一般ユーザーであっても分かると思います。
よりカメラライクに使える。
そしてvivo X200 Ultraはより専用機材の方向性に進化しており一つ目にカメラボタンを搭載しています。iPhone 16シリーズでカメラコントロールが搭載されたことで意識したのかまでは不明です。
ただiPhone 16シリーズと異なりvivo X200 Ultraのカメラボタンは本体横持ちを想定した位置に搭載しています。そしてカメラボタンの表面をスライドさせることでズームを調整することができ長押しでバースト撮影が可能です。
さらに半押しでフォーカスを固定する上にダブルクリックでカメラを起動することも可能です。中華系の大陸版は今までカメラ特化型なのにカメラにすぐにアクセスする方法がありませんでした。
vivoでみればオプションで音量ボタンをカメラの起動に割り当てることも出来ましたが音楽や動画を再生中など本来の使い方をしている時は無効化されるので汎用性は高くなかったです。
ただカメラボタンが搭載されたことでカメラにアクセスしやすくなる上に搭載位置がかなりいいです。
カメラキットが登場。
そして2つ目としてXiaomi 15 UltraのようなPhotographer Kitが用意されていることです。前モデルの時はSmallRigと共同開発した物がありましたが十分に最適化されていませんでした。
ただPhotographer Kitは十分に最適化されており従来のBluetoothからUSB-Cに変更されています。単純に撮影時のタイムラグが発生しにくくなる可能性が2300mAhのバッテリーを搭載と撮影時間の拡張にも貢献します。
またグリップ部分にはストラップホールにシャッターボタンにビデオ専用ボタンも搭載しています。さらにPhotographer Kitを装着している状態でも本体のカメラボタンと音量ボタンに干渉しないのが魅力です。
またグリップ部分を外した状態だとケース下部の方にスタンドが搭載していることも確認できます。ただ本体下部はかなり広く開いていることからもスマホショルダーなどは使えないのが残念です。
一方で本体のカラバリに合わせて純正のレザーケースも用意されているのでユーザーの好み次第かなと思います。
外付けレンズを用意。
そして3つ目としてMWCで他社においてはコンセプトモデルがありましたがvivo X200 Ultraは一足先に外付けレンズを発売する流れとなっており大きな望遠をより強化することが可能です。
ちなみにPhotographer kitにアダプターを装着することで外付けレンズを装着することが可能です。
また実際に試してみたい部分として外付けレンズをつけても広角と超広角部分はカバーされていません。そのため外付けレンズをつけた状態でも広角や超広角でもある程度撮影ができる可能性もあります。
そして外付けレンズは本体基準で光学8.7倍に対応しており最大70倍のハイブリットズームに対応しています。またvivoの幹部によると35倍相当の撮影はかなり使いやすいと絶賛しているので非常に楽しみです。
もちろん本体だけでも十分に楽しめるカメラを搭載していますがアクセサリーがかなり充実してきた印象を受けます。なので今まで以上にカメラをしっかり楽しめる機種に仕上げてきた印象で早く使ってみたいです。
アクセサリーなしでもかなり強いカメラ。
そして周辺アクセサリーが充実しているだけではなく本体のカメラもかなり強化されています。中華系のUltraは広角に1インチのLYT-900を搭載する流れでしたがvivo X200 UltraはSonyと共同開発した1/1.28インチのLYT-818を搭載とvivo X200 Proと同じセンサーです。
ただ標準画角を35mmに変更しておりカメラバンプが派手な理由が画角の変更による影響との話です。そして初のGLC2.0の超低反射コーティングと強化されており手ぶれ補正が強力なのは前モデルから踏襲されています。
次に他社は望遠センサーを強化するために超広角を犠牲にしがちですがvivo X200 Ultraは1/1.28インチのLYT-818と広角と超広角は全く同じセンサーで現状トップクラスの大きさです。
ちなみにvivoによると超広角は前モデル対比で入光量が181%も改善しているので明るくなります。また広角と同様に超強力な光学手ぶれ補正に対応しているとの話で撮り方が変わるかもしれません。
そして望遠に関しては前モデルと同じ1/1.4インチのHP9でXiaomi 15 Ultraとも一緒です。ただ業界初の超光プリズム技術を採用したことで同じペリスコープでもユニット自体は強化されています。
また前モデル対比で入光量が38%も改善していることに加え手ぶれ補正は前モデル対比で41%改善しています。カメラセンサー自体は一緒ですがカメラユニットを進化させたことで望遠性能がより強化されたとしています。
一方でXiaomiやOppoのUltraは望遠センサーを2つ搭載していますがvivo X200 Ultraは一つとなっており望遠センサーは最大100倍ズームからテレマクロ撮影と汎用性が高いです。
Xiaomi 15 Ultraでみると大型望遠を活かすには4.3倍以降と限定的ですがテレマクロから使えるのでvivo X200 Proの時点で明白でしたが大型望遠の恩恵を受けられる機会が多いです。
また望遠は一つしか搭載していませんが全画角で大型センサーを搭載しているので分かりやすくなったと思います。特に大型センサーを搭載したことを最大限活かしている感じでフルフォーカスの4K/120fps撮影にフルフォーカスの4K/60fps 10bit Log撮影にフルフォーカスの4Kタイムラブス撮影に対応しています。
さらに従来は画像処理チップであるVチップを搭載してきましたがvivo X200 UltraではV3+を搭載しています。中位モデルと一緒です分かりやすく言うとVチップは撮影後の写真や動画を処理するチップです。
一方でvivo X200 Ultraは撮影前に処理する画像処理チップとしてVS1チップを新たに搭載しています。そのため写真を撮る前から最大限の写真が撮れるように画像処理チップが強化された感じです。
あとはカメラUIがどうなっているのか気になるところでプレスをみると0.4/1/3.5/5/6.7倍に対応していますがこれはあくまでも35mm換算だと思うので他社と比較する場合は注意が必要です。
何よりカメラ自体が世界トップクラスに加え専用の撮影キットが用意されているので強いです。
価格も安い。
またスマホとしてみた場合のスペックも申し分ない感じでSnapdragon 8 Eliteを搭載しています。現時点でvivo X Fold 4が出てないことからもvivoのフラッグシップで初めての搭載です。
そしてバッテリー容量は6000mAhとvivo X200 Proと一緒であることからも電池持ちはおそらくDimensity9400より消費電力が多いと思うので地味に悪化する可能性があるかなと思います。
また充電速度は有線の場合は90Wでワイヤレス充電に関しては僅かに改善して40Wに対応しています。その他超音波式画面内指紋センサーに加え2K対応ディスプレイの搭載と文句なしの状態です。
一方であくまでも現時点での情報になりますがグローバルでの展開はないとされています。ただあまり期待出来なかったvivo X Fold 3 Proがグローバル展開されたことに加えインドでグローバル展開されるとの噂があったりなかったりと情報が錯綜しているので期待したくなります。
インドとインドネシアなど販売地域はかなり限定的でもいいのでグローバル展開してほしいところです。
そして中国における価格を確認するとRAM12GBのベースモデルは6499元なので約13万円です。512GBモデルでも14万円弱となっており個人輸入をするとなっても16万円くらい見ておけばいいです。
また外付けレンズやPhotographer Kitを単体で購入するとそれなりの金額になりますが1TBモデル専用として全て同梱された特別セットが用意されており9699元で税抜約19万円と高くないです。
自分には1TBはオーバースペックですが全て同梱されている方が楽なので欲しくなっちゃいます。
まとめ。
今回は中国においてvivo X200 Ultraがついに正式発表されたのでざっくりとまとめてみました。歴代含めて超広角にあまり感銘を受けることがなかったので今まで使う頻度は少なかったですが超大型センサーを搭載したことでvivo X200 Ultraでは撮り方の幅が広がりそうで楽しみです。
今回もまめこさんのところにお願いする予定で本体価格関係なく絶対欲しいと思う機種です。