ここ近年でみるとQualcommやMediaTekは売上を少しでも確保するために新型SoCの発表時期を徐々に前倒ししている印象を受けます。以前Qualcommでみれば12月の初旬にイベントを開催する流れでしたが今では10月下旬に前倒し。
さらにMediaTekに関してはQualcommを意識したのか10月中旬に発表。今回Phone ArenaによるとSnapdragon 8 Elite 2ではパフォーマンスが大幅に向上する可能性があると報告しているので簡単にまとめたいと思います。
パフォーマンスが大幅に向上。
今回Digital Chat Station氏がweiboに以下のように投稿していることが判明したとしています。
GPU独立キャッシュは12MBから16MBに上昇し、初期設定性能は30%±向上し、第二世代の自社開発CPUアーキテクチャは25%±向上し、新世代の高速LPDDR5X/LPDDR6をサポートし、新しいフォルダが作成され、IDの方向が確定し、果果に発砲します!
ちなみにLPDDR6はLPDDR5とLPDDR5Xに代わる次世代RAM規格です。LPDDR5X RAMの上位8.533GbpsからLPDDR6規格では10.667Gbpsから14.4Gbpsまでとデータ転送速度が増加すると言われています。
また一部噂によるとAnTuTuにおいてベンチマークスコアは350万点を超えるとの話もあり、ここまでくるとインフレしすぎですよね。
大幅値上げは回避。
また今回の情報によるとSnapdragon 8 Elite 2はTSMCの第3世代3nmプロセスノードを採用していると言われています。ちなみにQualcommはTSMCの2nmプロセスノードを採用することも可能だったみたいですがコストが大幅に増加することからも回避したとの話です。
現時点でTSMCは需要過多の状態でコストが増加しているためSnapdragon 8 Elite対比でコストが増加することはあっても極端な値上げはされない可能性があります。
またSnapdragon 8 Elite 2搭載機種としておそらく最初に発表される可能性があるのはXiaomi 16シリーズで、その後にHonor Magic 8シリーズが続くのかなと思います。
また来年の初頭にはGalaxy S26シリーズなども搭載など各社最上位を中心に採用する可能性があると思います。