前モデルであれば無印と同時にUltraも発表しましたがOppo Find X8シリーズではProが復活しました。さらにグローバル展開の兼ね合いもあったのか開発に時間を要したのか不明ですがUltraは他のシリーズと比較すると発表までだいぶタイムラグがあった印象です。
今回Oppo Find X8 Ultraが正式発表されたので気になる部分についてざっくりとまとめたいと思います。
デザインが良さげ。
個人的にはOppo Find X8にOppo Find X8 Proと触ってきてかなりお気に入りの機種です。一方でColorOS15からApple製品との連携性をより強化したことからも良くも悪くもiPhoneっぽいです。
ただ最近触ったAndroidの中で最も安定している印象でユーザビリティはかなり高いです。だからこそ最上位モデルとなるOppo Find X8 Ultraが正式発表されるのが非常に楽しみでした。
まずデザインを確認していくと本体サイズは163.09×76.8×8.78mmと一般的な大型モデルのサイズ感となっており本体の重さが226gなのでめちゃくちゃ重いというわけではありません。
普段大型モデルを触っている人からすれば取り回しはそこまで悪くないのかなと思います。
カラバリが3色展開となっており個人的にはシンプルですがホワイトが最も美しく感じます。サイドフレームはアルミでフラット形状を採用しておりバックパネルもフラット形状を採用しています。
また前モデルと異なり中途半端にフェイクレザーを使っていないからスッキリした印象を受けます。ただデメリットとしてはOppo Find X8シリーズにOppo Find X8sシリーズと全部同じに見えちゃうところです。
よく言えばデザインに統一性があることになりますがカメラ部分の大きさに違いがあれどほぼ同じ感じです。
一方で大きな特徴となっているのが中華系のUltraでは唯一フラットディスプレイを搭載していることです。Oppo Find X8のベゼルは1.45mmでしたがOppo Find X8 Ultraは1.4mmにスリム化しています。
従来はベゼルをスリムに見せるためにEdgeディスプレイを採用していたのか不明ですがフラットディスプレイでもベゼルをスリム化できるようになったからこそ採用した可能性があります。
正直ディスプレイが湾曲しているとアクセサリーとの相性が出るので個人的に好きではないです。ただ中華系の上位モデルは当たり前のようにディスプレイを湾曲させてくるのでフラットに変更されたことは大きな意味があると思っており今後の流れを変える可能性があるかなと思います。
また大きな特徴となるカメラですがOppo Find X8シリーズと同様にカメラバンプに配慮しています。どうしてもUltra系は搭載しているセンサー自体が大きいためカメラ部分が大きくなりがちです。
ただ現時点で未発表であるvivo X200 Ultraなどとの比較画像が公開されており最も薄いです。ちなみにOppoによるとカメラバンプ込みの厚みは13.99mmと各社Ultraの中で最も薄いとの話です。
実際に重心がどうなっているのかは触ってみないと分からないですがデザインに配慮しています。ただカメラに配慮した結果なのか本体の厚みも8.7mmなのでそこまで薄いという印象も受けないです。
Ultraモデルにしては遊び心がないデザインに感じますがシンプルだからこそ美しいデザインに感じます。またカメラボタンを搭載していることに加えiPhoneのようなアクションボタンも搭載しています。
カメラスマホでありながらカメラを強調しないからこそシンプルなデザインにまとまったのかもしれません。
安定性はちょっと不安。
次に気になる部分としてディスプレイでOppo Find X8シリーズ見てもとにかく明るいです。Oppo Find X8 Ultraは6.82インチなのでOppo Find X8 Proより僅かに大きい程度です。
表示解像度は2Kに強化されているとはいえ正直そこまで明確に違いを識別出来ない可能性があるかなと思います。ただ先ほどの話とも重複しますがOppo Find X8 Proと異なりフラットディスプレイを搭載しています。
また8T LTPO技術に対応しておりざっくり言ってしまえば可変式120Hz表示に対応です。ちなみにディスプレイ輝度を確認すると標準表示で最大で1600nitsでピークで4500nitsに対応なのでOppo Find X8 Proと同じディスプレイ輝度なので十分に期待できるかなと思います。
そしてディスプレイが底上げされているからこそ気になる部分としては安定性になります。
Oppo Find X8シリーズの中では唯一Snapdragon 8 Eliteを搭載していますが逆にネックに感じてしまいます。Oppo Find X8 Proを触っているとチューニングの影響も大きいと思いますが負荷をかけても全然発熱しないのにベンチマークでみれば200万点を超えてくるので抜群の安定性という感じです。
さらに海外サイトのバッテリーテストを確認するとOppo Find X8 Proは15時間オーバーで最近使ってきた中華系の機種の中で自分の使い方だと最も安定しているという機種です。
一方でSnapdragon 8 Elite搭載機種は負荷をかけると圧倒的に発熱しやすい印象を受けます。また発熱時は消費電力がかなり多いので電池持ちも意外と安定しないと思うことが多いです。
そのため個人的にはトップスコアが低くてもDimensity9400+を搭載してくれた方が良かったように感じます。
一方で7コアバージョンとはいえOppo Find N5はSnapdragon 8 Eliteを搭載しておりベンチマークスコアはそこまで高くないはとはいえ発熱はかなり制御されている印象を受けます。
そのため過度に心配をする必要はないのかもしれません安定性の部分がどうなるのかちょい心配です。一方でOppo Find X8 Proと比較するバッテリー容量は6100mAhと僅かに増加しています。
また有線における充電速度も最大100Wになっていることから単純に充電時間は短くなります。おそらくフラットディスプレイを採用したことでディスプレイの視認性はOppo Find X8 Proと比較しても見やすくなっている可能性がありあとは安定性が踏襲されているのであれば文句なしです。
ポートレートをより強化。
そして何よりの特徴となるのがカメラでメインカメラセンサーは1/0.98インチのLYT-900を搭載しています。Oppoによると赤外線カット率81%の超結晶ブルーガラスを新たなレンズ素材に採用しています。
単純にLYT-900+Snapdragon 8 ELite+マスターモードでどんな写真が撮れるのか楽しみです。また超広角に関してはXiaomi 15 Ultraと同じく1/2.76インチのJN5を搭載しています。
一方で望遠は刷新されており光学3倍に対応した一つ目のセンサーは1/1.56インチのLYT-700を搭載しています。Oppo Find X8でみるとメインカメラセンサーとして採用しており無印の広角レベルという感じです。
Xiaomiやvivoの1/1.4インチのHP9と比較すれば小さいですがAQUOS R9 Proレベルという感じになります。またOppo Find X8シリーズでみると光学3倍にLYT-600を採用した結果最短撮影距離が長めになっています。
実際に使ってみないと分からない部分でもありますが最短撮影距離が改善なら使いやすくなります。
ちなみにペリスコープ構造を採用していますがフローティングレンズのグループ化によりテレマクロを最短撮影距離が10cmとなっており集光量は前モデル対比で150%向上しています。
一方でOppo Find X8 Ultraは2つ目の望遠に1/1.95インチのLYT-600を搭載しています。
光学3倍と異なりデュアルプリズムレンズを採用したことでユニット自体は小型化しつつも絞りが改善した上で集光量は前モデル対比で250%向上と望遠が全体的に明るく撮れる感じです。
そして先日Oppoが発表した画像処理エンジンに加えマルチスペクトルセンサーを搭載しています。
ゾーンを分割して色温度を感知することにより低照度かつ複数の光源化においても肌の色合いを復元することができるとしており特に低照度の環境においてより正確な描写をすることが可能になったとの話です。
発表会をみる限り薄暗い環境においてポートレートでどれだけ正確な色表現ができるかどうかを中心にアピールしている感じで高照度の環境含めてどれだけの写真が撮れるのか非常に楽しみです。
アクセサリーが充実。
最後に地味に重要な部分として中華系の中でも純正アクセサリーに力を入れてくれている印象を受けます。例えばXiaomi 15 Ultraは購入特典として期間限定ですがフォトグラフィーキットが貰えます。
常にキットを使いたい人にはいいかもしれませんがスマホとしてみた場合はちょっと嵩張ります。また本体にカメラボタンを搭載していないものちょっと残念でスマホとして使っている時に撮影体験を出来るだけ最大化するという感じではなくあくまでもキットありきという感じです。
また国内で見ればキット以外の純正ケースが発売されていないのはでマイナスに感じます。一方でOppoはマグネットに対応した純正アクセサリーにもかなり力を入れている印象を受けます。
やはり純正ケースがしっかりしているかどうかで日常使いにおいて満足度は大きく変わります。
Oppoの公式サイトを確認するとOppo Find X8 Ultra用としては2種類のラインナップあり個人的には光沢感のあるケースには基本的に興味がないことに加えデザインが好みではないです。
なのでアラミド繊維タイプのケースがほしくデザインはOppo Find X8 Pro用とほぼ一緒です。マグネットがいかにも内蔵されてますみたいなデザインじゃないからこそ物欲が刺激されます。
またワイヤレス充電は最大50WなのでOppo Find X8で使っていたマグネット充電器でも使えます。ちなみに中国現地だと予約特典としてアクセサリーギフトボックスももらえるみたいで魅力です。
まとめ。
今回はOppo Find X8 Ultraが正式発表されたのでざっくりと気になる部分をまとめてみました。中国においてRAM16GB/ROM512GBモデルで6999元なので現時点での為替で計算すると約14万円です。
この価格は税抜きなので税込で15万5000円前後なので個人輸入したとしても18万円以下の可能性があります。そうなるとめちゃくちゃ安いと感じてしまい今回もまめこさんにお願いする予定です。