アメリカ政府は現地時間の4月9日より「相互関税」を開始することを明らかにしており、スマホメーカーでみるとAppleやGoogleは自社製品を海外で製造しているため自国で販売するにあたって相互関税の影響を強く受ける可能性があります。
今回韓国のメディアサイトがiPhone 16 Proの原価コストに言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
単純に見るとコストは爆増。
今回の情報によるとiPhone 16 Pro/256GBモデルが相互関税によって、どれだけ量産単価に影響を及ぼすかの試算結果が出たことに言及。上記の画像からもディスプレイからメモリにストレージなど全て含めて約$299の追加費用が加算されると報告しています。
iPhone 16 Proは128GBのストレージで始まりますが、この価格は256GBのアップグレードを反映しています。いくつかのコンポーネントは、異なる原産国からの複数のサプライヤーを持っています。
あくまでも試算であって実際の計算のベースになっているコンポーネントのコストが異なる可能性があります。あくまでも今回の試算はiFixitにおけるコンポーネントの価格をベースにしている見たいなのでAppleが実際に仕入れている価格はさらに安いと思います。
また素人目線でみるととアメリカ国内に輸入する際には完成した状態になっていると思います。そのためコンポーネントごとに追加費用を計算する必要があるのか個人的にはちょっと疑問という感じです。
全額ユーザー負担とは限らず。
相互関税の影響によって値上げを回避出来ないとしても、メーカーが追加コスト分全てをユーザー負担にするとは正直思えません。また相互関税はあくまでもアメリカが輸入する際に発生するコストであって単純に考えるとアメリカ人が負担することになります。
一方でトヨタで見ると相互関税による追加コストはアメリカで値上げをせずトヨタがもつとの話もあります。何より現時点でAppleがどのような判断をするのか不明で、仮に値上げになるとしてもいきなりではなく今後ジワジワと効果が出てくる可能性があるのかなと思います。