海外サイト指摘。Pixel 10は無印が爆売れでProが売れにくいかも

先日にGoogleは一部市場でPixel 9aを正式発表しましたが国内はなぜか同時に正式発表されませんでした。さらに今年の8月に正式発表が予測されているPixel 10シリーズのデザインもほぼ同時期にリークしています。

今回Android AuthorityがGoogle Pixel 10シリーズのラインナップに言及しているので簡単にまとめたいと思います。

Pixe 10 Proが売れにくくなる。

執筆時点でPixel 10 Pro Foldのデザインは不明ですがリークしたコードネームからも2025年モデルとして現時点で4モデル開発されていることが判明しており現行モデルのそれぞれの後継機種が登場する流れである可能性が高くストレートタイプは3モデル構成の可能性があります。

またPixel 9aを含めると2025年に登場するPixelのストレートタイプは全部で4モデルになる可能性があります。ただ今回海外サイトによると今年登場するPixelのラインナップは分かりにくいと指摘しています。

以前までは廉価版であるaシリーズのスペックが底上げされたことで無印との差別化が曖昧になっていました。そして公開されたレンダリング画像をみるとPixel 10がトリプルレンズカメラ構成に進化しています。

つまり今度はPixel 10とPixel 9aの差別化は出来てもPixel 10 Proとの差別化が難しいです。現時点で内部スペックに関する情報はほとんどないためどのような違いがあるのか不明です。

ただ現行モデルと同じような違いであればディスプレイサイズや最大120Hz表示は一緒でおそらくPixel 10 Proは表示解像度が2Kでディスプレイ輝度がより明るい可能性があります。

またRAMが差別化されている可能性がありストレージオプションも最大容量が異なる可能性があります。ただそれ以外だとカメラくらいしか明確な違いがなくあとはバックパネルが光沢かマットなど質感とカラバリの違いで分かりやすい差がないと本体価格が高い上位モデルの方が売れにくくなります。

現行モデルでみるとディスプレイ素材はM14でGorilla Glass Victus 2と共通でPixel 9は可変式に非対応とはいえ採用しているディスプレイを考えればソフトで制御している可能性が高いです。

またデザインからも筐体サイズは一緒で搭載しているバッテリー容量は一緒の可能性が高いです。

そしてAppleのように無印とProのように異なるSoCを用意している可能性は低くPixel 10はシリーズ共通でGoogle Tensor G5でTSMCに切り替わることで今までのようにaシリーズだけパッケージング方法を変更してコストカットするようなやり方は出来なくなると言われています。

そのためGoogleもPixel 10aでコストカットする方法を模索しているとの話でPixel 10はシリーズで何しからの方法で差別化されるとは考えにくく5Gモデムも共通してMediaTek製かもしれません。

またカメラに関しても現行モデルで見れば広角/超広角は一緒で違うのは望遠があるかないかです。Pixel 10でも同様の流れであれば望遠が追加されることから劇的な差ははないと思います。

なので海外サイトは僅かなRAMの違いやより強化されたストレージオプションや望遠のために現行モデルでみれば$200の価格差を許容することが出来るのかと疑問を投げかけている感じです。

もちろんフラグシップなので細かい拘りがある人が購入するので僅かな違いはかなり重要です。ただ現行世代では高いモデルにユーザーを誘導しやすかったのがPixel 10シリーズでは安いモデルに流れやすくなるのでGoogleにとってもちょっとマイナスになる可能性があります。

ラインナップの見直し。

少なくともPixel 10 Pro Foldは折畳式機種なのである意味絶対的な差別化が出来ています。ただそれ以外のラインナップに関してはどれかを強化するとどれかとの差別化が難しくなります。

またリーク通りであればの話になりますがPixel 9aにPixel 10にPixel 10 Proと筐体がほとんど一緒であることに加えディスプレイサイズも6.3インチでラインナップのほとんどが小型モデルとなっておりPixel 10 Pro Foldもサブディスプレイは6.3インチで一緒の可能性があります。

ディスプレイサイズが一緒のためある意味分かりやすいですが大型モデルが欲しいユーザーは必然的にPixel 10 Pro XLを選ぶしかなく実質選択肢がない状態なのもデメリットです。

なので海外サイトの主観ですがPixel 11シリーズでラインナップを見直すべきだと指摘しています。ざっくりいえばaシリーズはフラッグシップに統合した上で無印の大型モデルを追加する感じです。

まずPixel 11とPixel 11 XLを用意すべきとしており無印でサイズを選べるようにすると提案しています。こうすることでProのスペックはいらないけど大型モデルが欲しいユーザーのニーズを満たせます。

ちなみに以前リークしたロードマップからもGoogleは2025年は無印に大型モデルを追加との予測がありましたがリークしているコードネームをみる限りは追加されない可能性があります。

ただ以前Googleが計画していたことを考えると今後追加されてもおかしくないかなと思います。

そして次に同サイトが提案しているのがaシリーズの統合でAppleのように搭載SoCで差別化している可能性があります。Pixel 11とPixel 11 XLは型落ちになるGoogle Tensor G5でPixel 11 Proシリーズは最新となるGoogle Tensor G6を搭載することでパフォーマンスで差別化すべきとしています。

また同じトリプルレンズカメラ構成でもPixel 11とPixel 11 XLは光学3倍に対応してPixel 11 Proシリーズは光学5倍の望遠に対応するなどすれば差別化がわかりやすくなります。

ちなみに一部情報だとPixel 11シリーズでは100倍ズームに対応すると予測されており合わせて望遠が刷新されるとの話もあるのでPixel 11ではPixel 9 Proと同じ望遠もありです。

またPixel 11とPixel 11 ProでPixel 11 XLとPixel 11 Pro XLで同じ筐体サイズを採用することで無印のコストカットを優先するのもありで本体価格を出来るだけ下げるべきと指摘しています。

どこまで現実的なのか不明ですがPixel 11 XLは現状の無印と同じ$799もしくはそれ以下にしてPixel 11 Proシリーズは現行モデルと同じく$999からにすれば価格差もはっきりします。

Googleがどのような戦略を採用しているか不明ですがユーザーのニーズにより細かく応えられるラインナップにした方が人気も出る可能性が高く今後しっかり売れる可能性があります。

マイナーアップデートのターン。

結局のところ近年のaシリーズのスペックがかなり強くなり過ぎた結果分かりにくくなった感じに見えます。

そのためaシリーズと無印で競合してしまいPixel 9シリーズでは小型のProを追加したことで今度は無印が売れにくくなりPixel 10シリーズではaシリーズと無印を差別化したら次はPixel 10 Proが売れにくくなる可能性があるとラインナップのバランスが難しすぎる感じです。

またユーザーによっても分かりにくいことに違いはないので混乱を招くだけかなと思っちゃいます。現時点でGoogle Tensor G5の実力が不透明のため何ともですがデザインをみる限りPixel 9シリーズとPixel 10シリーズはそっくりなので今年はさらに混乱する可能性があります。

少なくともPixel 9aをみる限り安定性にフォーカスしつつ実使用にあまり影響が出ない部分でしっかりとコストカットしている感じでPixel 10シリーズも同様の流れの可能性があります。

以前海外サイトによるとGoogleはPixel 6シリーズから2年周期でメジャーアップデートを繰り返すティックトック戦略を採用しているとの話で本来であればPixel 10シリーズはメジャーアップデートのターンになりますが直近の情報をみる限りはマイナーアップデートになるかもしれません。

一方でPixel 11シリーズは先ほどの話とも重複しますが最大100倍ズームに対応する可能性があります。さらにGoogleは3D顔認証を開発しているとの話もあるのでハード面はそれなりに進化するかもしれません。

またリークしているGoogle Tensor G6のアーキテクチャをみるとDimensityのように超大型コアを一つ搭載した7コア構成でTSMCの3nmプロセスノードを採用すると予測されています。

ミドルコアを一つ減らすみたいですが超大型コアの搭載でパフォーマンスは確実に改善します。結局はGoogle Tensorの完成度次第になりますがPixel 11シリーズは楽しみな要素が多いです。

そうなるとPixel 10シリーズは下地を作るための準備期間と考えることもできアップデートがマイナーになっても仕方ないと思いますが何かしらのサプライズはちょっと欲しいかなと思います。

GoogleがGoogle AIに力を入れていることからもAIが主軸の進化になるのは仕方ないですただフラッグシップだからこそ安定性以外の部分で何か欲しいかなと思っちゃう感じです。

個人的にはPixel 10シリーズでSoC含めてSamsung離れが一気に進むのでメインカメラもそろそろSamsung製ではなくSony製にしてほしいですが1/1.3インチ前後の丁度いい選択肢がないです。

Google Tensor G5では初めてGoogleの完全独自ISPを搭載していると予測されているのでハードも合わせてSonyとPixelのためにカスタマイズしたセンサーを搭載してくれれば面白いところです。

まとめ

今回は海外サイトがPixelのラインナップについて言及していたので簡単にまとめたいと思います。少なくとも指摘通り自分のような大型モデルが好きな人にとっては物足りないかなと思います。

一方で個人的にはラインナップも重要ですがやはり折畳式機種の完成度がかなり気になります。

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