Xperia 1Ⅶのほぼ確定的デザイン判明。これはカメラに期待するしかない

Sonyの発表によるとモバイル部門は収益性も悪ければ成長もあまり見込めないことに言及しています。ただ事業を継続するにあたって今後利益率をより改善していく必要があることにも言及しています。

なのですぐに終わることはなくても今のXperiaはかなり厳しい状況にあることに違いはないと思います。今回OneLeaks氏がXperia 1Ⅶのほぼ確定的なデザインを公開していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。

本体デザインを確認。

デザイン関連の情報に精通しているリーカーXperia 1Ⅶのレンダリング画像をついに公開しました。ちなみに同氏の過去の実績を考慮すると今回公開されたレンダリング画像はほぼ確定的とも言えます。

その上で本体上部にはイヤホンジャックにマイクにアンテナスリットを確認することが出来ます。ちなみに現行モデルと比較するとマイクの搭載位置が中心に移動しているので僅かな違いがあります。

そして本体下部はSIMピンが不要なSIMトレイにUSB-Cにマイクを搭載していることを確認することが出来ます。おそらくSDカードスロットも継続採用している可能性がありファンには嬉しいところだと思います。

そして本体左側面は特段何もなく本体右側面を確認すると音量ボタンに電源ボタンにカメラキーを搭載しています。あくまでも今回のレンダリング画像をみる限りカメラキー表面の質感は現行モデルと同じで電源ボタンの形状も一緒であることから指紋認証が統合されている可能性があるかなと思います。

サイドフレームは現行モデルと同じくフラット形状で撮影時の指の捩れ防止とグリップ力を担保するためにスリット形状を採用しているよう見え特段変更点はないように見えます。

そしてフロント部分はデュアルフロントスピーカーを搭載しておりその影響で上下ベゼルは太めです。バックパネルに関してはフラット形状ですがレンダリング画像だけでは現行モデルのように光の乱反射を防ぐための独自コーティングを採用しているかまではちょっと確認出来ない感じです。

少なくともぱっと見のデザインは現行モデルからほとんど変更がないので新鮮味はないです。

ただGalaxyやiPhoneのようにXperiaはXperia 1IIの頃から大きなデザイン変更がなくXperia 1Ⅵでアスペクト比の変更とある意味刷新されたばかりなのでXperia 1Ⅶで大きなデザイン変更がなくても不思議ではなく十分に推測出来た範囲なのかなと思います。

良く言えばデザインがすでに完成されていることになりますが個人的にはちょっとつまらないです。

本体サイズを確認。

そして本体サイズを確認すると161.9×74.5×8.5mmとXperia 1Ⅵと比較すると縦幅が一緒でも横幅が増した上で本体の厚みがかなり増したように見えますがここは要注意という感じです。

デザイン Xperia 1Ⅵ Xperia 1Ⅶ
本体サイズ 162x74x8.2mm 161.9×74.5×8.5mm
重さ 192g ?

自分が愛用しているalumaniaの記事をみるとXperia 1Ⅵのカタログスペックと実測値にズレがあることを指摘しています。例えば本体の横幅は実測値だと74.5mmで単純に四捨五入すると75mmですがスペックだと74mmの表記になっています。

また本体の厚みは実測値だと8.4mmに対してスペックだと8.2mmとなっておりかなりずれていることを指摘しています。横幅に関してはよく分からないですが本体の厚みに関してはサイドフレームが僅かにスリム化しています。

なので最も薄いところで計測した結果8.4mmではなく8.2mmとスペック表記している可能性があります。

他のメーカーも薄く見せるためにサイドフレームをスリム化させることで誤魔化すことがあります。そのためSonyだけの問題ではありませんがユーザーからすればちょっと分かりにくいところです。

デザイン(レンダリング画像) Xperia 1Ⅵ Xperia 1Ⅶ
本体サイズ 161.9×74.5×8.4mm 161.9×74.5×8.5mm
重さ 192g ?

そして昨年リークしたXperia 1Ⅵのレンダリング画像における本体サイズを見ると縦横は一緒です。ただ本体の厚みに関してはXperia 1Ⅶの方が1mmだけ増していることを確認することが出来ます。

なのでスペック表記になった場合Xperia 1Ⅶの方が1mm分厚い程度の感じになると思います。ここはかなりややこしい部分でXperia 1Ⅵのカタログスペックをベースに考えない方がいいです。

そして今回の情報によるとカメラバンプ込みで本体の厚みは11mmまで増えると指摘しています。

ただ手持ちのXperia 1Ⅵでディスプレイにガラスフィルムを装着した状態で計測すると10.8mmです。そのためほとんどトータルの厚みは変わってないと考えておくのが一番なのかなと思います。

一方で今回のレンダリング画像でみるとカメラバンプ自体は現行モデルと比較すると悪化しているように見えます。カメラバンプ込みの本体の厚みがほぼ一緒でXperia 1Ⅶの方がカメラバンプなしで厚みが1mm増していることを考えるとむしろカメラバンプは目立ちにくくなる可能性があります。

ただ今回のレンダリング画像だとカメラバンプがより目立つのでちょっとよく分からない感じです。単純に細かい部分の数字は抜きで考えればカメラはより強化されている可能性があることになります。

ざっくりですがXperia 1ⅦとXperia 1Ⅵのレンダリング画像のカメラ部分を比較してみるとXperia 1Ⅶのカメラ部分の方が縦に僅かに伸びてサイドフレームにかけて横幅も増しているように見えます。

おそらくですがカメラ部分をこれ以上本体右側に拡大することも本体下側に伸ばすことも内部スペースの問題から難しいと判断して本体上部と本体左側に対して僅かに拡大した可能性があります。

さらにカメラバンプが目立っていることを考えるとカメラ部分はほぼ間違いなく大型化していると判断することが出来ます。少なくともデザインの違いとして分かりやすい部分があるとすればカメラ部分なのかなと思います。

推測できるスペック。

また今回ほぼ確定的なデザインがリークしたことで推測出来るスペックも増えたことになります。まずディスプレイに関しては本体の縦横がレンダリング画像ベースでみると一緒なので6.5インチでアスペクト比は19.5:9と一部噂にあった16:9を採用するようなことはないことが確定になりました。

一方で一部噂によると4Kが復活するとの話もありますがデザインからは推測することは出来ないです。そしてレガシー機能となっていますがSDカードスロットやイヤホンジャックはおそらく継続されていると思います。

次に基礎スペックの部分で見れば容量構成は現行モデルから変更していない可能性が高いと思います。おそらくSDカードスロットを搭載している以上ストレージオプションに1TBが追加される可能性はかなり低いかなと思っており一方でSnapdragon 8 Eliteを搭載している可能性が高いと思います。

筐体サイズをレンダリング画像ベースで比較すると本体の厚みが1mm増しているので内部スペースで何かしらの変更がされている可能性が高いですが現状だとどのような変更があるのか不明です。

中華メーカーのシリコンカーボンバッテリーほどではないにしろSonyもバッテリーセルの密度を強化することでバッテリーサイズを徐々に小型化させているのでXperia 1Ⅶでは容量が増加している可能性もありますが増えたとしても中華メーカーのような増え方はしないと思います。

またカメラ部分が大型化しているということはカメラセンサーが大型化している可能性があります。

つまりカメラ部分の消費電力が増える可能性がありSnapdragon 8 Eliteの搭載で処理性能が向上する一方で発熱をした場合の温度上昇は地味にすごいと思うので本体上部の熱を本体下部に逃すために現行モデルよりさらに大型のベイパーチャンバーを搭載する可能性があるかなと思います。

その他充電コイルが強化されたりマグネットを内蔵してQi2への対応など何かしらの推測をすることは可能ですが現時点で本体の厚みが増した理由が分からないので正直何ともという感じです。

現時点でディスプレイ輝度や表示解像度は不明ですが電池持ちは出来るだけ維持してほしいところです。

なぜかiPhoneの方が電池持ちがいいと思い込んでいる人が多いですがXperia 1Ⅵの電池持ちは海外サイトのバッテリーテストにおいてiPhone 16 Pro Max以上とフラッグシップの中ではトップクラスとなっておりXperia 1Ⅶで改善してほしいところですが維持だけでも大変だと思います。

なので個人的には維持することが出来ただけでも十分に競争力がある電池持ちかなと思います。

カメラの進化。

一方でデザインからもカメラ部分は地味に変更れており現行モデルは超広角と広角の間にマイクとLEDフラッシュを搭載していましたがXperia 1Ⅶは同じ場所に何か不明ですが搭載しています。

そしてLEDフラッシュは広角と望遠の間に移動しておりおそらくですがマイクは2つに増強されています。そしてLEDフラッシュの隣に何かセンサーが追加されてカールツァイスのロゴがなくなっています。

まずこの新しく追加されたセンサーが気になるところでレーザーオートフォーカスであれば嬉しいところです。

歴代Xperia 1シリーズではTOFセンサーを搭載していましたがXperia 1ⅤではAIでより被写体を正確に認識することが可能になったことからも廃止になりましたがXperia 1Ⅵのポートレートを使ってみると最短撮影距離が他社と比較するとかなり長めで使い勝手が悪いです。

レーザーオートフォーカスを搭載しているGalaxy S25 UltraやPixel 9 Proシリーズは被写体の大きさに関係なくポートレートモードでもしっかり寄って撮影できるので取り回しが良いです。

なので個人的にはこの追加されたセンサーらしきものがレーザーオートフォーカスであってほしいところです。ちなみに以前Xperiaでも搭載していたことがあったので復活してもおかしくないのかなと思っています。

一方でカメラデザインの変更が影響しただけなのかカールツァイスのロゴが消えたのは気になるところです。単純にロゴをプリントする場所がなくなっただけなのかカールツァイスのレンズの採用をやめたのか、ちょっと現時点で不明ですがSonyが自社開発したレンズを採用してもおかしくはないと思います。

またやはり一番気になる部分としてはカメラセンサー自体で一部情報通りであればの話ですがメインカメラセンサーはIMX888が継続採用で超広角と望遠は刷新される可能性があるとの噂です。

センサーサイズが1/2.3インチ程度まで大型化するとの噂もあれば全画角でExmorTセンサーを採用するとの噂もあり実際のところは不明ですが物足りなかった超広角と望遠の刷新なら大歓迎です。

とはいえカメラセンサーに関する有力な情報はないので現時点で判断できることはカメラ部分が大型化していることからも現行モデルと違うセンサーに刷新されている可能性が高いことです。

まとめ。

今回はXperia 1Ⅶのほぼ確定的なデザインがリークしたので簡単にまとめてみました。デザインの大きな変更がないのは寂しくカメラ部分が大型化していることに加え本体の厚みが増していることを考えると現行モデル対比で重くなって取り回しが悪化している可能性もあります。

ただそれでもカメラがしっかりと底上げされているのであれば個人的には全然気にならないです。

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