先日には早くもGoogle Pixel 10シリーズのほぼ確定的なレンダリング画像がリークしました。デザインがリークしたタイミングを考えると昨年と同じく8月頃に正式発表される可能性があることになります。
今回は折畳式機種であるGoogle Pixel 10 Pro Foldのほぼ確定的なデザインが判明したのでまとめたいと思います。
ほぼ確定的なデザインがリーク。
Pixel 10シリーズは現行モデルの時と比較するとデザインがリークしたのは約2ヶ月遅かったです。またPixel 9 Pro Foldのデザインがリークしたのは昨年の2月中旬頃だったので後継機種のデザインがリークするのはもうちょい先になるかと思っていたら想定より早く公開されました。
まず本体上部を確認するとマイクが2つにスピーカーグリルにSIMトレイを搭載しています。現行モデルとの違いを確認すると一つ目としてはサブディスプレイ側にマイクが追加されたことです。
そして2つ目としてはSIMトレイが他のシリーズと同様に本体上部に移動していることです。最後にリーカーが入手したCADが非対応モデルだったのかもしれませんがミリ波用のアンテナを確認することが出来ず同氏が公開したレンダリング画像で見れば全てがミリ波非対応の可能性があります。
ちなみに先日正式発表されたPixel 9aはVerizonであってもミリ波対応モデルがないです。流石にアメリカの通信整備状況をみるとミリ波非対応とは正直考えにくいかなとは思います。
ただミリ波用のアンテナは非常に高価とも言われておりあるかないかで5000円から1万円程度のコスト差が発生するとも言われているのでコストカットのために非対応にしてもおかしくないです。
そして本体下部を確認するとスピーカーグリルが2つにマイクが2つにUSB-Cを搭載しています。おそらくPixel 10のように実際はマイクだけどデザインとのバランスをとるためにスピーカーグリルのデザインを採用しているみたいな感じではなくスピーカーを2つ搭載しているかもしれません。
そのため音のバランスは崩れるかもしれませんがスピーカー自体は底上げされている可能性があります。
そして本体左側面は何もなく本体右側面に音量ボタンと指紋認証が統合された電源ボタンを搭載しています。ざっくりといえばSIMトレイの位置が移動して下部スピーカーが強化された感じになります。
そして今回のレンダリング画像をみる限りサイドフレームはフラット形状でマット仕上げの可能性があります。
バックパネルを確認すると現行モデルと同じくフラット形状かつマット仕上げに見えます。
さらにカメラデザインは現行モデルと同じくスクエアデザインでカメラフレーム部分にマイクとLEDフラッシュを搭載しておりクワッドレンズカメラ構成に見えますが現行モデルと同じなら左上はカメラセンサーではなく各種センサーでトリプルレンズカメラを継続している可能性があります。
またサブディスプレイ部分をみるとパンチホールは一緒ですが現行モデルはサブディスプレイからヒンジにかけてちょっと太めのフレームがありますがPixel 10 Pro Foldはスリム化しています。
最後にメインディスプレイを確認するとちょっと太めのベゼルにパンチホールデザインとお馴染みです。少なくともぱっと見のデザインをみる限り現行モデルから大きな変更はないかなと思います。
ただ先に公開されたPixel 10のデザインなどからも十分に推測することが出来た感じです。
時代遅れのデザインに。
そして今回の情報によると本体を開いた時の本体サイズに言及しており縦幅は全く一緒です。ただ横幅は0.2mm増しており本体の厚みも0.2mm増していると現行モデルから僅かに大型化しています。
サイズ | Pixel 9 Pro Fold | Pixel 10 Pro Fold |
本体サイズ | 155.2×150.2×5.1mm | 155.2×150.4×5.3mm |
重さ | 257g | ? |
情報源によるとリーカーが作成したレンダリング画像は実際の製品スペックから0.1~0.3mm程度ずれていることがあるのでPixel 10 Pro Foldのサイズは現行モデルとほぼ一緒の可能性があると指摘していますがほとんど正確な時が多いので個人的に今回の指摘は微妙に感じます。
情報源が指摘するようにずれている可能性があるのかもしれませんがPixel 10とPixel 10 Proは現行モデル対比で本体の厚みが0.1mm増しているのでPixel 10 Pro Foldで増しても違和感ないです。
Googleにどのような狙いがあるのか不明ですが本体の厚みが増せばバッテリー容量を増やせます。さらに情報源はカメラ部分の大きさがほぼ変わらないように見えることからセンサーは刷新されていない可能性があると指摘していますが本体の厚みが増しているなら大型化しているかもしれません。
少なくともPixel 10シリーズでは安定性にフォーカスしていると言われており電池持ちを改善させるためにバッテリー容量を増やす流れにおかしくなっていてもおかしくないのかなと思います。
おそらく多くのユーザーは0.1mm厚みが増しても電池持ちが改善するのであれば許容出来ると思います。一方で他社と比較するとPixel 10 Pro Foldのデザインはちょっと周回遅れになる印象です。
散々遅れをとっていたSamsungですらGalaxy Z Fold 7では薄型化して開いた時の厚みは4.5mm程度になると予測されています。さらに本体を閉じた時の厚みはカメラバンプ込みで9.5mmとの話なのでPixelより全然薄いです。
またOppo Find N5で見れば開いた時が4.2mmで閉じた時は8.9mmと現時点では世界で最も薄い折畳式機種です。ただ今後登場するHonorやvivoの折畳式機種はOppoよりさらに薄くなる可能性があるかなと思います。
中華メーカーに遅れをとるのは仕方ないとしてもSamsungに大きく遅れをとるのは印象が悪いです。一方で開いた時の本体サイズが現行モデルとほぼ一緒のためメインディスプレイのサイズは変わらない可能性があります。
ベゼルは僅かにスリム化されている可能性がありますがスペックでは一緒になる可能性があります。
一方でサブディスプレイはヒンジギリギリまでサブディスプレイが伸びているので大型化の可能性があります。ただ縦幅は一緒なのでインチ表示だとディスプレイサイズはほぼ変わらずアスペクト比が変わるかもしれません。
またベゼルもスリム化されているように見えるので実使用では地味に変わってくるかもしれません。歴代Galaxyでみるとサブディスプレイをヒンジギリギリまで伸ばして本体の横幅をスリム化させたことがあったので個人的にはPixel 10 Pro Foldでも同様のの流れになるかなと推測していました。
ただ横幅は変えずサブディスプレイを大型化したように見え本体の重さもあまり変わらない可能性があります。あくまでもレンダリング画像と本体サイズを見ると重くなる要素はあっても軽くなる要素はないです。
あとは現時点で全く情報がないですが現行モデル対比でメインディスプレイは最新世代のUTGを採用するなどして耐久性を強化しつつ折目が目立たないように改善してくるのかなと思います。
安くなる可能性。
残念なことに今回の情報で言及しているスペックは開いた時の本体サイズのみという感じです。なのでディスプレイサイズすら現時点では分からない状態で何よりPixel 10 Proシリーズのスペックすらほとんどリークしていないので表示解像度なども推測出来ても確定的な情報はないです。
ほぼ確実といえるのはGoogle Tensor G5を搭載していることで安定性をより強化する可能性があることです。Google Tensor G5で電力効率を改善した上でバッテリー容量を現行モデルより増加させれば電池持ちが改善する可能性があり逆にディスプレイ輝度などはそこまで強化しなくていい感じです。
初代と比較すればかなり改善したとはいえPixel 9 Pro Foldの電池持ちは折畳式機種の中で平均よりちょっと優秀な程度で電池持ちが良いと言われる機種と比較すると電池持ちは悪いです。
またPixel 9シリーズでみるとPixel 9 Pro Foldのみがスーパーバッテリーセーバー状態で最大100時間の電池持ちを実現しておらずPixel 10 Pro Foldではかなり頑張ってほしいところでもあります。
今年登場する中華系の折畳式機種はシリコンカーボンバッテリーを搭載するとはいえ現行モデルと比較してばかみたくバッテリー容量が増加しないと言われており電池持ちの劇的な進化は多分ないです。
現にOppo Find N5も前モデル対比で大幅な進化をしていますがスペックの割には平凡な電池持ちなのである意味安定性を強化するには今年がチャンスで他社とも差別化しやすいのかなと思います。
また今回の情報通り本体の厚みが増すのであれば充電コイルの位置はしっかりと考えてほしいところです。現行モデルは充電コイルの位置が低過ぎて純正のPixel Stand 2ですら非対応となっています。
また充電速度もワイヤレスは7.5Wでフラッグシップモデルと考えるとあまりにも遅いと思います。
ちなみにGoogleはAndroid16で本体の開閉を判断しているホールセンサーにマグネットに対応したアクセサリーを使っても影響を出にくいようにするためのオプションを追加する可能性があります。
個人的にはQi2対応もしくはQi2 Ready対応への伏線かと期待していますが実際にどうなるか不明ですとにかく安定性と充電周りはしっかり底上げしてくれないとちょっと問題があるかなと思います。
一方で今回の情報源とは別の情報源の話になりますがPixel 10 Pro Foldは安くなるとの話です。ただ実際にどの程度安くなるのか不明で最低でも$100近くは値下げしてないとインパクトがないです。
アメリカでは$1799でGalaxy Z Fold 6は$1899でOnePlus Openが$1699となっています。仮にPixel 10 Pro Foldで$1599まで安くすることが出来ればだいぶ印象が変わると思います。
ただGoogle Tensor G5の採用でコストがかなり増加しそうな中で値下げが可能なのか疑問です。
個人的にはPixel 9aのようにベースモデルのみ価格が据え置きで上位モデルが値上げであってもおかしくないかなと思っており何より今までリークを調べていてPixel 10 Pro Foldで値下げをするとの情報は聞いたことがなかったので今回の情報を鵜呑みにするのはちょっと厳しい感じです。
まとめ。
今回はPixel 10 Pro Foldのほぼ確定的なデザインがリークしたのでまとめてみました。個人的には電池持ちの改善と充電周りの強化に加えカメラは少しでも進化してほしいところです。
また通信関連の不具合でPixel 9 Pro Foldは2回買い直しているので後継機種では改善に期待したいところです。とりあえず発売されたらスペックや価格関係なく絶対欲しい機種であることに違いはないです。