例年通りであれば今年の5月に正式発表される可能性があるXperia 1Ⅶですがリークがほぼないです。一応リーカーによると正式名称はXperia 1Ⅶは確定で発表日は不明でも来ることに違いないとしています。
直近の情報をみる限りXperiaには不安しかないからこそ今後の動向が非常に気になるところです。今回Sonyが2億画素のセンサーを開発しているとの噂が出てきたのでXperiaが搭載することがあるのか主観的にまとめたいと思います。
2億画素のセンサーを開発中。
中華系の情報に精通しているDigital Chat Station氏によるとSonyは2億画素の超大型センサーを開発中であることを指摘しています。またその2画素のセンサーはメインカメラ用としておりDimensity9500や次期Snapdragonを搭載する機種で採用される可能性があると指摘していますがメーカーや機種に関しては不明です。
少なくとも同氏が言及するのは中華スマホのことがほとんどなのでXperiaの可能性は低いです。またこの2億画素のセンサーに関して同氏によれば1/1.1インチ前後とかなり大きめになります。
現状のSony製センサーをみると多くのメーカーが使える1/1.3インチ前後の選択肢がないです。一応iPhone 16 Pro Maxが採用しているIMX903やvivo X200 ProのLYT-818などそのメーカーのために開発されたセミカスタムセンサーであれば選択肢がありますが他社では基本使えません。
結局Xperia 1Ⅵなどが採用しているIMX888の次が1/0.98インチのLYT-900になっちゃう感じです。ちなみにIMX888に関してもSonyは1/1.35インチとフラッグシップモデルの中では決して大きくないセンサーとも言えます。
なので多くのメーカーが使える1/1.3インチ前後のセンサーがあっても面白いと思いますが今回の情報をみる限りLYT-900に近いサイズ感の超高画素センサーが登場することになります。
だいぶ前からSonyは1億画素のカメラセンサーを開発しているとの噂はありましたが一気に2億画素にジャンプアップする感じで2億画素の望遠が流行っているから意識した可能性もあります。
現状だと2億画素のカメラセンサーをメインカメラとして採用しているのはGalaxyが分かりやすいと思います。ただGalaxy S25 Ultraが採用しているHP2は1/1.3インチなのでSony製の方がデカいです。
また今回は広角用とされていますがレンズ構成を変更すれば望遠用として採用できる可能性もあるかもしれません。なので今後の開発次第ですがSonyが2億画素のカメラセンサーを出すことで一番ダメージを受けるのはSamsungでGalaxy S26 Ultraなどはよりスペックで見劣りする可能性があります。
ちなみに一部情報通りであればGalaxy S26 Ultraは現行モデルと同じくHP2を採用と予測されています。少なくとも同氏が言及したことを考えると遠くない未来にSonyが正式発表すると思います。
2億画素のメリット。
また今回の情報によると一部メーカーはデュアル2億画素のカメラ構成をテスト中との話です。単純に考えるとメインカメラにSony製を採用して望遠にSamsung製を採用する可能性があります。
少なくとも中華系の最上位でみれば現時点LYT-900を搭載しているので2億画素のセンサーに変更した場合センサーサイズで見れば僅かに小型化するだけで超広角に影響が出にくいです。
また先ほど言っていることが違いますが1/1.1インチのセンサーをペリスコープで採用するのはちょっと現時点的ではないのでプリズム機構などの技術が発達しない限り当面は広角用になるのかもしれません。
実用性はともかく2つのセンサーが超大型+超高画素になったらオタクとしては興味深いです。
一方で2億画素のセンサーを搭載するメリットとしては高解像度だからこそディテールが潰れにくいことに加えピクセルビニングを使うとはいえ低倍率のズーム改善に期待できます。
そのため3倍程度までであれば広角カメラでもある程度画質を担保できる流れになります。そうなれば3倍などの中距離用望遠をカットして2つ目の望遠センサーを大型化したおり超広角を大型化するなど他の画角の画質改善にも期待できるのでメリットが多いのかなと思います。
一方でGalaxy S25 Ultraのように200MPモードでディテールが潰れにくいとか8K撮影のズーム画質が改善とかだけだとそこまで魅力に感じるユーザーはいないのかなとも思っちゃいます。
なので2億画素センサーを搭載したことによるメリットをどう上手くアピールできるかが重要です。
正直現時点でどの機種が搭載するのか検討もつかない感じでおそらくセンサーサイズを考えればコストも高いと思うのでフラッグシップの中位モデルもしくは最上位モデルに限定されるかもしれません。
中位モデルで採用しそうなのがHonor Magic 8 Proあたりで逆にvivoはLYT-818をSonyと共同開発していることから当面使うのかなと思っており可能性があるとしても来年のUltraです。
代わりの選択肢がなかったからXiaomiやOppoはLYT-900を継続採用しているのか現時点で不明です。ただ直近の流れをみると1インチのセンサーに固執する必要はないように見えるので刷新される可能性があるのかなと思います。
Xperiaが搭載することはあるのか。
そしてXperiaが好きな自分からすればこの2億画素のセンサーを搭載することがあるのか気になるところです。個人的には可能性が低いと思っており少なくともXperia 1Ⅶで採用される可能性はほぼないと思います。
ちなみに噂通りであればXperia 1Ⅶまでメインカメラセンサーの刷新はないと予測されています。なのでメインカメラセンサーの刷新があるとしても来年登場する次期Xperiaの可能性があります。
少なくともXperia 1Ⅵをみる限りメインカメラはまだしも超広角と望遠はスペック不足です。以前SonyによるとXperia 1で3つのシングルレンズカメラを搭載することで腑に落ちたことを明らかにしていますが残念なことに現状だと広角に対して望遠と超広角は差がありすぎです。
そのため広角を刷新するのであれば先に超広角と望遠を刷新してしっかり底上げしてほしいところです。その上で来年に広角が刷新されるという流れになるのであれば個人的には全然ありだと思います。
とはいえ2億画素のセンサーを来年以降搭載する可能性があるかと言われればちょっと微妙です。
コストが爆増する可能性。
その理由の一つ目としては単純にコストの問題でカメラセンサー自体のコストが増加する上にアルゴリズムも見直す必要があるのでカメラソフト関連のコストも地味に増してくると思います。
少なくともSonyは8Kがもっとユーザーの日常にならない限り8K撮影に対応させないことを明らかにしています。現状だと正直8Kが日常に根付いたかと言われると微妙で8K撮影にも対応しないのに超高画素のセンサーを搭載して何か明確な付加価値を提供することが出来るのか個人的には微妙に感じます。
先ほどの話とも重複しますが広角で3倍近くまでのズーム性能を担保した上で望遠は大型化して5倍前後をしっかり撮れるようになれば印象が変わると思いますがSonyが光学シームレスズームにめちゃくちゃ拘っていることを考えるとあくまでも望遠センサーを主軸に強化してくるかなと思います。
デザインとのバランス。
そして2つ目の理由としてはデザインとのバランスでスタイリッシュさが優先だとしています。少なくとも中華メーカーのようにカメラ部分を大型化させた上でカメラバンプがひどくてもよければカメラセンサーの大型化は出来るみたいですがSonyはデザインとのバランスが優先しているとの話です。
なので2億画素のカメラセンサーが1/1.1インチ前後であればカメラとのバランスが難しくなります。むしろデザインとのバランスをとるために広角が大型化してそれ以外が小型化したら笑えないです。
また大型センサーを搭載するということは消費電力も増えるので電池持ちや発熱にも影響します。Sonyはスマホメーカーの中で唯一カメラを開発しているメーカーだからこそかαシリーズと明確に区別するためにXperiaはスマホらしくスタイリッシュであるべきと拘っているかもしれません。
カメラを優先してあまりにもXperiaがでかくなるなら専用機を使うべきだと思っているかもです。今後Sonyもシリコンカーボンバッテリーの技術を積極的に採用するのであればカメラ部分を大型化しやすい環境にあると思いますが現状だとあまり期待出来ない状況にあると思います。
一方でカメラを開発しているSonyだからこそXperiaにはXiaomi 15 Ultraのように専用のカメラキットを用意したりvivo X200 Ultraのように3眼とも大型センサーを採用して独自の画像チップの搭載で画像処理をしっかり強化するようなことをやってほしかった印象です。
結局Xperia PRO-Iで1インチのセンサーを搭載しただけで終わっちゃったように見えます。なので可能性は低いと思いますが個人的には次期Xperiaで大型化に期待したいところです。
まとめ。
今回はSonyが2億画素のカメラセンサーを開発しているとの噂が出てきたのでまとめてみました。Xperiaのカメラは光学品質が優先されていると言われているからこそハードの強化に期待したいところです。
きっと余力はないかもしれませんがカメラ特化型のモデルをまた出してほしいところです。