最強の電池持ち実現?Pixel 9aを購入する前に絶対確認してほしいこと

先日にはアメリカやインドなどで正式発表されたPixel 9aですが現時点で発売日は不明です。当初3月26日と予測されていましたコンポーネントの品質問題で延期したことが判明しています。

一方で国内において発売は確定とも言えますが正式発表日や発売日に関しては現時点で不明です。今回はGoogle Pixel 9aを購入する前に絶対確認してほしいことについて主観的にまとめたいと思います。

デザインは売上にそこまで影響しない。

Pixel 9aはPixelのラインナップの中で廉価版扱いなのであまり細かいこと気にしても仕方ないと思います。とはいえ国内でみると前モデルが7万円オーバーと以前のような安さがなくなってきています。

なのでそれなりのレベルを求めている人も増えていると思うのでざっくりまとめたいと思います。まずデザインに関して先日の発表記事においても賛否両論ですが正直売上に大きな影響はないかなと思います。

Pixel 9aではカメラバンプがなくなってスッキリとしたデザインになったから売れるとの声が地味にありますが2024年第4四半期において国内で最も売れているAndroidがPixel 8aです。

このことを考えるとカメラデザインを気にしているのは正直オタクで結局全ては販促次第だと思います。

極端な言い方をすればどんなにデザインが素晴らしくても本体価格が20万円なら売上は限定的になると思います。一方でどんなにデザインがダサくても価格がかなり安ければそれなりの数が売れるかなと思います。

なのでPixel 9aが売れるかどうかはキャリア含めた今後の販促次第で決まるかなと思います。また太いベゼルに関してもPixel 8aがかなり売れたことを考えるとそこまで影響はないと思います。

Exynos5300を継続採用。

ちょっと話がずれましたがPixel 9aが一部市場で発表されたことで見えてきたこともあります。まず一つ目としては5Gモデムでやはり事前情報通りExynos5300を継続採用していることで確定です。

先行レビューですでに確認されていたことでもありますがGoogleも認めているので確定です。Pixel 9シリーズが搭載しているGoogle Tensor G4はExynos5400を統合しておりExynos5300と比較して電力効率が50%以上違うと言われておりさらに衛星通信に対応であることが大きな違いです。

一方でPixel 9aが搭載しているExynos5300はPixel 7シリーズの時から採用されているモデムで実際にどこまでの影響を及ぼしているのか不明ですが電力効率が悪いことからも発熱の原因になります。

さらに通信関連の不具合の原因になっているとも指摘されており安定した5Gモデムとは言えない状況にあります。

ユーザーの住環境にもよりますがPixel 8シリーズなど電波感度がちょっと悪いと指摘されることもあります。GoogleはPixel 6シリーズでの失敗を受けてPixel 7シリーズでは電波感度を大幅に強化したら今度は電池持ちと発熱にかなりの影響を与えるようになりPixel 8シリーズではおとなしめにした印象を受けます。

その結果電波感度がイマイチと感じるユーザーも多くPixel 9aでも同様の流れの可能性があります。少なくとも現在Pixel 7シリーズやPixel 8シリーズを使っているユーザーからすれば変わらないと思います。

ただQualcommの5Gモデムを採用している機種を使っている人からすれば弱くなった可能性があります。個人的にはPixel 9シリーズと同様にExynos5400を統合してソフトで衛星通信を無効化すれば良かったのにと思いますが単純にコストカットのためにExynos5300を選んだ可能性があります。

AIとアップデート。

次に2つ目としてRAMでターゲット層となっているライトユーザーには十分な8GBに対応しています。正直RAM8GBで足りない人は中華系やフラッグシップを買うべきでターゲット層ではないと思います。

一方でRAMが8GBしかないことから一番の影響を受けているのが一番力を入れているGoogle AIです。海外サイトによるとPixel 9aはPixel 8シリーズと同じくGemini Nano 1.0 XXSを統合しているとの話です。

Pixelに初めて統合されたGemini Nanoでバックグラウンドで継続的に実行されるのではなく必要に応じてRAMにロードされて使用する流れとなっておりテキスト入力のみ受け入れる感じです。

ちなみにPixel 9はRAM12GBでPixel 9 ProシリーズはRAM16GBでGemini Nano XSを統合しています。特にPixel 9 ProシリーズはRAM3GB分をロックした上でAI Coreを常駐させるなど仕様が完全にことなります。

また常駐させていることでAIの起動速度や処理速度が改善でAIのためにRAMを強化した感じです。つまりRAM8GBだけだとGoogleがやりたいと思うAIを十分に動作させることが出来ないことになります。

何よりPixel 9aはマルチモーダ機能が欠如していることからPixelスクリーンショットや通話メモに非対応となっておりGoogle AIの新機能が差別化というよりはハード的な制約で非対応です。

現時点でみると最新機種の登場に合わせて追加された新機能は既存機種に遡及する可能性は低いです。例えばPixel 9シリーズで追加された一緒に写るが今後Pixel 8などに追加される可能性は低いです。

ただPixel 9aは最大7年のアップデートサポート期間に対応していることを考えると早々に最新機種や同世代の既存機種と比較して置いてきぼりにかなる可能性があるので注意が必要です。

こればかりは今後どうなるかはGoogleのみぞ知ることですが過度の期待はしない方がいいです。一方でクロスデバイス機能や通知の同期などGoogle Play Serviceのアップデートで追加された新機能は今後も随時対応していく可能性がありあくまでも影響が出るのはAI関連機能かなと思います。

電池持ちは過去最高の可能性。

ちょっとネガティブなことについて見てきましたが気になるならフラッグシップを買うべきです。またAIに関してはフラッグシップと比較すれば見劣りしますが他社の同価格帯の機種と比較すると圧倒的に豊富な機能に対応しており最大7年のアップデートサポートも大きな特徴になります。

そして5Gモデムの懸念点に関しては実際に使わないと不明ですがバッテリー容量の増加でカバーしている可能性があります。Googleの公式ホームページをみるとPixel 9 Proなどは24時間以上のバッテリー駆動時間と表記されています。

一方でPixel 9aに関しては30時間以上のバッテリー駆動時間に対応と電池持ちが底上げされています。ただPixel 9 ProもPixel 9 Pro XLもPixel 9 Pro Foldも24時間以上と同じ括りで実際に使っていても同じ電池持ちではないので過信は出来ないですがGoogle的には過去最高クラスを実現したことになります。

もちろん中華系のシリコンカーボンバッテリーと比較すると少ないとはいえ5100mAhと大幅増加しています。さらにGoogle Tensor G4を搭載したことで前モデルよりは電力効率が優れている可能性が高いです。

なのでよほどやらかしていない限り電池持ちはしっかり底上げされている可能性が高いと思います。現時点では電池持ちに関する情報がないため今後の情報を待つ必要がありますが安定性が改善すればよりライトユーザーにとっておすすめしやすい機種になる可能性があり非常に気になるところです。

ちなみに比較される可能性が高いiPhone 16eですが海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にすると11時間53分とPixel 9が13時間5分であることを考えると遠く及ばない感じです。

ちなみに海外サイトによるとiPhone 16eの電池持ちが悪い理由としては前時代のディスプレイを搭載していることに加え通話時間のスコアが悪いことからC1の電力効率が悪い可能性があると指摘しています。

単純に考えるとPixel 9aはPixel 9のスコアを超える可能性があるのでiPhone 16eのスコアを大きく上回る可能性があると思っておりあとはどこまでスコアが伸びるかが重要だと思います。

これで14時間近くまでスコアを伸ばすことが出来ればPixelの電池持ちの印象が大きく変わります。

あとは価格次第。

最後に価格ですが残念なことに動画撮影時点で国内においては不明ですがアメリカでは据え置きです。ちなみにアメリカでは128GBモデルが据え置きで256GBモデルが$50の値上げとなっています。

おそらく256GBモデルを値上げすることで利益率を担保している可能性がありますが国内のようにもともと256GBモデルの扱いがなかった地域がどうなるのか不明で国内でも256GBが展開されるのか。

ちなみに執筆撮影時点での為替で計算すると128GBモデルは約7万5000円ですがこれは税抜きです。なので仮に1ドル=150円の為替が採用される場合国内価格は128GBでも8万円を超えてきます。

ただアメリカの現地価格が据え置きになっている中で1万円近くの値上げはちょっと考えにくいです。なのでPixel 8aの時と同じく1ドル=140円くらいで7万5000円前後に収めてほしいかなと思います。

とはいえアメリカのように256GBモデルがないなら利益率を確保するためにもっと高い可能性もありえます。また現時点で発売日が確定していないこともあり予約すら開始しておらず予約特典も分かっていないです。

ただおそらく国内だとストアクレジットと下取りの強化でストアクレジットは良くても2万円程度です。そして下取りは最大4万円くらいにすることで実質2万円弱くらいに抑えてくるのかなと思います。

キャリアに関してもSoftBankあたりは1年後の返却で実質毎月3円くらいのプランにしてくるかもしれません。おそらくですがPixel 8aの時と同程度の実質負担金になるというイメージでいるのがいいかもしれません。

まとめ。

今回hPixel 9aについて購入前に知っておいてほしいことについてざっくりとまとめてみました。カメラやスピーカーに関しては実機で試してみないと分からないところで重要なのは何より安定性だと思います。

これで安定性がかなり改善しているなら長い期間安心して使える良機種になるかなと思います。

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