日本は成功事例。Pixel 10でGoogleはあの市場にさらに力を入れるかも

GoogleはAndroidのシェアを回復させるためにGoogle自らハード部門にもかなり力を入れていると言われています。なので「Pixel」を売ることを目標を達成するための一つの手段という感じで、Pixelを売ること自体が目標というわけではありません。

今回Android Authorityがインド市場におけるGoogle Pixelの展望に言及しているので簡単にまとめたいと思います。

第2の日本を目指す?

今回同サイトがMWC2025の傍らにおいてGoogleのAPACデバイス&サービスビジネス担当バイスプレジデントであるMike Abary氏にインタビューする機会を得たとしています。

昨年Googleは今後インドにおいてもGoogle Pixelの製造を開始することを明らかにしています。

インドへのコミットメントを深めると発表したとき、私たちは製造業へのコミットメントでそうしました。そして、それはすべてを変えました。私たちは、これが世界最大のプレミアムスマートフォン市場になると大きな信念を持っていましたが、急速にそれに変わりつつあります。

インドが人口規模で見ても巨大市場であることに違いはなくインド市場でのシェア拡大はグローバル市場でのシェア拡大にも繋がります。ただ一方でインドは関税が高いことからも輸入製品は非常に高価です。

このことからも現地価格を抑えるためにインドでの製造を開始したと思っていましたが状況が変わってきたみたいです。GoogleがPixel 9シリーズを正式発表した際にAndroidシェア回復のためにプレミアムモデルの拡充が重要であったことを明らかにしています。

一方で今回の情報によるとインドにおいてプレミアム部門の市場シェアが急激に拡大しており、Googleの今後の方針とも一致しています。このことからもGoogleとして今後インド市場にさらに力を入れていきたいみたいです。

認知度が圧倒的に足りない。

一方でGoogleの現在の問題点として「認知度」に言及しています。インド市場においてvivoやXiaominなどはエントリーモデルからフラッグシップモデルまで幅広いラインナップを提供するだけではなく、多くの小売店で広く販売されています。

また世界でも有名ならSamsungやAppleの製品は高いとはいえ、強いブランドロイヤリティと型落ちモデルに一定のニーズがあることから安定したニーズが発生しているとの話です。

何よりSamsungやAppleの場合はブランド力があるので強いです。一方でPixelの場合販路は大幅に限定されています。

ピクセルが存在することさえ認識しています。私たちはそれが私たちの最大の課題の1つであることを知っています。だからこそ、より深く、さらに、より一貫して投資しなければならないことを知っています

またインドのユーザーが現在のPixelに不満を感じている部分の一つとして専用機能の欠如です。ただこれはインドに限った話ではなくアメリカ以外の市場で制限されていることは地味にあります。

あとはRedditなどを見ていると外気温の高さから安定した充電が出来ないなど「発熱」も大きな問題かもしれません。何よりGoogleは今後インド市場でシェアを確保するためにもかなり力を入れる可能性があります。

全く同じ方法とはいかないと思いますがGoogleは日本においてシェアを拡大できたという成功体験があるからこそ、インドでもマーケティングにもかなり力を入れていくのかもしれません。

今年の夏に発表される可能性があるPixel 10シリーズではさらにインド市場で力をいれる可能性があり、インドでの製造も今後どんどん拡大していくのかもしれません。

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