狂ったように安い。Xiaomi 15など上半期新製品の実機がめっちゃ良かった

先日にXiaomiはMWCのプレカンファレンスとしてXiaomi 15シリーズをグローバル発表しました。一方で国内市場においてXiaomiはフラッグシップモデルにも力を入れていることから今後の展開に期待がかかるところです。

今回はXiaomiの新製品発表会に参加してきたのでXiaomi 15やXiaomi Pad 7 Proなど実機レポをしてみたいと思います。

Xiaomi 15を確認。

自分はコスパモデルよりフラッグシップの方が好きなので今回の発表会は超楽しかったです。その上でまず想定以上に良かったと思うのがXiaomi 15で無印を触ったのは自分史上初です。

本体上部を確認するとアンテナスリットのみでマイクやIRブラスターもなく左側面も何もないです。

そして本体右側面を確認すると音量ボタンに電源ボタンとAndroidではお馴染みの配置です。

最後に本体下部を確認するとUSB-CにSIMトレイにスピーカーグリルとこれもお馴染みの感じです。

サイドフレームはアルミを採用しておりフラット形状でありながらも背面とディスプレイに向かって僅かに湾曲したマイクロカーブアルミニウムフレームを採用しており持ちやすさに配慮しています。

またマット仕上げを採用していることからも質感は高めで想定以上に高級感を感じます。

一方で中華系の無印はOppo Find X8のようにちょっとデカいイメージがありますがXiaomi 15は152.3×71.2×80.8mmとなっており縦幅が150mmを超えているとはいえ十分に持ちやすいサイズ感だと思います。

今後登場が予測されているOppoやHonorのminiモデルと同程度のサイズ感になるのかなと思います。ちなみに国内でみるとPixel 9やPixel 9 Proと比較して縦横はほぼ一緒でちょっと薄いという感じです。

ただGalaxy S25やiPhone 16のように縦幅が150mm以下の機種と比較するとちょっと大きいです。とはいえ個人的には十分に持ちやすいですが191gという重さは気になる人は気になるかもです。

そして限定色としてリキッドシルバーも用意されておりデザイン性は抜群なのかなと思います。3Dウェーブテクスチャーを採用しており光の反射具合によってデザインの見え方がかなり変わります。

他のカラバリに関してはバックパネルがガラスかつマット仕上げで洗練された印象を受けます。一方でリキッドシルバーは高級感を感じつつもデザインに遊び心が欲しいと思う人におすすめです。

ただ他のカラバリと比較して縦横は一緒ですが本体の厚みが僅かに増した上で重さも僅かに増します。

そしてフラットディスプレイを採用していますがXiaomiはベゼルのスリムさも意識している印象を受けます。Xiaomiによると3Dパッケージング技術を採用したことで下部ベゼルを最大20%削減することに成功したとしています。

その結果4面全てのベゼルは1.38mmと実機でみてみるとめちゃくちゃスリムであることを実感出来ます。こうなってくるとアクセサリーとの相性も出てきますがフィルムは標準装着なので安心です。

正直な話今まで無印をわざわざ海外から取り寄せて使いたいと思ったことがなかったので今回初めて触ってみましたが思っていたよりもコンパクトに収まっている上に質感も高めです。

6.3インチと視認性も最低限担保されておりコンパクトモデルが欲しい人におすすめという感じです。

Xiaomi 15 Ultraを確認。

次に最上位モデルとなるXiaomi 15 Ultraですが無印とは違った高級感を感じるデザインです。まず本体上部を確認するとアンテナスリットにマイクとシンプルで本体左側面は何もないです。

次に本体右側面を確認すると音量ボタンに電源ボタンと毎度お馴染みのボタン配置となっています。

最後に本体下部を確認するとUSB-CにスピーカーグリルにマイクにSIMトレイとお馴染みの配置です。

サイドフレームはアルミと無印と一緒ですがXiaomi 15 Ultraはラップアラウンドフレームを採用しています。ざっくり言えばサイドフレーム部分がちょっと飛び出ている感じで持ちやすさを意識している感じです。

ちなみにシルバーとホワイトに関してはサイドフレームがシルバーですがブラックのみブラックです。

一応本体サイズを確認するとカラバリによりますが161.3×75.3×9.35mmで重さは226gです。XiaomiのUltraは横幅を抑えてくれているのでぱっと見のデザインよりは全然持ちやすい印象です。

また2億画素のカメラを搭載する機種の多くは230g弱になりがちの中でXiaomi 15 Ultraはクワッドレンズカメラ構成を採用しながらも230g以下なので重さも意識したのかなと思います。

カラバリは3色展開となっておりホワイトとブラックに関しては従来のマット仕上げという感じです。ただ光の反射によってデザインの見え方がちょっと異なるという感じで個人的にはブラックが好きです。

そしてシルバーに関してはぱっと見カメラのように見えるデザインで一部がガラスで残りがレザー基調となっています。ちょっと人とは違うデザインのスマホを使いたい人にとってシルバーはもってこいという感じです。

個人的には実機をみた感じだとブラックがシンプルかつ高級感を感じるので一番のお気に入りです。

またカメラバンプは少しでも目立ちにくくするためなのか統合された3Dカメラデコを採用しています。そして耐久性の部分として巨大なカメラ部分はGorilla Glass 7iを採用したことで担保しており、さらに強化されたアルミフレームなど含めてXiaomiはXiaomi Guardian Structureと呼んでいます。

巨大なサークル型のカメラデザインは好みが出ると思いますが個人的には全然ありだと思っています。前モデルと異なりレザーじゃなくガラスのバージョンが用意されたことでより物欲が刺激されました。

そしてディスプレイ部分を確認すると中華系トレンドのマイクロクワッドカーブディスプレイを採用しています。ざっくりとベゼル部分のみが湾曲しているからこそかベゼルは地味にスリムに見えるという印象です。

何より6.7インチの機種であることを考えると持ちやすさに配慮したデザインかなと思います。もともとめちゃくちゃ欲しかった機種ですが実機をみてさらに欲しくなったという感じです。

Xiaomi Buds 5 Pro

次にワイヤレスイヤホンとなるXiaomi Buds 5 Proでケース自体のデザインは現行モデルとほぼ変わらないです。イヤホン自体の形状はAirPods Proのようなデザインでケースからの取り出しも非常にしやすい印象を受けます。

ちなみに10分の充電で最大4.5時間の使用が可能で1回の充電で最大8時間の使用が可能との話です実際に使ってみないと分からないですがオーディオのみでどれだけの持続時間があるのか気になるところです。

また面白い機能として内蔵オーディオ録音でコンパクトなボイスレコーダーとして使えます。最低一つのイヤホンをケースに入れた状態にしておく必要がありますが最大4時間の録音が可能です。

ちなみに充電ケースの電池残量が10%以上でイヤホン自体の電池残量が15%以上である必要があります。設定次第ですがケースのボタンをトリプルクリックすることで録音を開始することも可能でイヤホン本体から録音も可能でマイク性能次第ですが別途ボイスレコーダーが不要になる可能性もあります。

ただ当たり前の話ですが録音するにしても相手のプライバシーには十分に配慮する必要があります。そしてもう一つは現時点でXiaomi 15 Ultra限定ですがイヤホン本体で録音している情報を翻訳しつつ文字起こしが可能になるなどGalaxyで便利に感じた機能が実装されることになります。

音質に関しては詳細な知識を持ち合わせていないためスペックだけ見ても正直ピンとこないです。なので実際に試してみないと分からないですがイヤホンとAIを組み合わせるのはやはり面白いです。

また正式発表された時は正直ピンときませんでしたがWi-Fiモデルも別途用意されています。現時点ではXiaomi 15 Ultra限定機能になりますがスマホとイヤホンがWi-Fiに接続した状態で本体の音源情報をイヤホンにWi-Fiで伝送することでより安定した接続の環境を提供します。

ただ当たり前の話ですが接続しているWi-Fiの環境によってはそこまで安定しない可能性もあります。ちなみにWi-Fiに接続されていない場合は通常版と同じくBluetoothでデータが伝送されます。

またWi-FiモデルのメリットとしてQualcomm®XPAN技術による真のロスレスオーディオ伝送と組み合わせることでイヤホンはオーディオの詳細とダイナミックレンジをよりよく保持し純粋で豊かな音質を保証するとしており音質により拘りたい人向けのバージョンになりそうです。

またBluetoothより電力効率が優秀なのか1回の充電で最大10時間の再生が可能との話です。

Xiaomi Pad 7 Pro

何より今回のイベントで発表された新製品は非常に多く正直ここまでくると情報を追いきれないです。逆にこれだけの新製品を開発しているXiaomiはスマホメーカーというよりは総合家電メーカーに見えます。

また今回のイベントで正式発表された新製品の中で個人的に気になったのがXiaomi Pad 7 Proです。昨年末にGalaxy Tab S10 Ultraを購入しましたがリラックス用にタブレットが欲しかったところです。

ディスプレイサイズは11.2インチとちょっと小ぶりなのが気になった理由の一つで寝室でも使えそうです。また表示解像度は3Kで画素密度で見ると345ppiとタブレットであることを考えると十分です。

そしてディスプレイ輝度は最大で800nitsですが屋内で使うことを想定しているので全く問題ないです。また気になった理由の2つ目としてはディスプレイのアスペクト比が3:2であることでコンテンツを楽しむには丁度いいと言われるアスペクト比で今までこのアスペクト比を使ったことがないので楽しみです。

そしてイベント会場で感動したのがマットガラスバージョンででディスプレイの反射率が大幅カットされています。容量構成が512GBでカラバリがグレーに限定されますがそれでも欲しくなるくらいの魅力がありました。

イベント会場では十分に触っている時間がなかったので手元に届いたらしっかりと試したいと思います。

まとめ。

最後に価格を確認していきたいと思いますがXiaomi 15は256GBモデルが12万3000円から購入可能でリキッドシルバーに関しては512GBモデルのみかつ販路限定ですが他のカラバリと同様に13万8000円と価格差がありません。

そしてXiaomi 15 Ultraは512GBモデルが17万9800円で購入可能とめちゃくちゃ安いと思います。ちなみに4月15日までに購入することで約2万円のPhotography Kitが購入特典として貰うことが可能です。

3月18日より公式ストアやAmazonなど各種ECサイトで販売と発表から発売までのタイムラグがないのも魅力です。おサイフケータイに非対応かつdocomoのB21に非対応なのはデメリットですがだからこその価格かなと思います。

さらにグローバルモデルと同じく最大6年のセキュリティアップデートに対応できたのも大きいです。何より今回のイベントで発表された新製品は本当に価格が安いので利益がどうなっているのか気になるところです。

取材協力: Xiaomi Japan

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