少なくともSonyはモバイル部門を継続させるためにも「利益率」を改善させることが重要であることを明らかにしてます。つまり今すぐにモバイル部門を撤退させることはないと判断することが出来ますが、一部噂通りであれば今年はさらにラインナップが削減される可能性があります。
今回Sonyは最低でもあと数年はXperiaを継続する可能性が高いと思うので主観的にまとめたい思います。
Qualcommとの契約。
一部噂によるとSonyは売れ行きを期待出来ないことからも昨年末に複数のXperiaの開発をキャンセルしたと言われています。また別の噂によると今年登場する新型Xperiaは1モデルのみになるとも予測されています。
このことを考えると今年登場する新型XperiaはXperia 1Ⅶのみになる可能性がありますが、数年前のラインナップと比較すれば非常に寂しいです。またプレミアムモデルのみであれば販売台数もあまり期待出来ないので存続自体がより厳しくなってしまうのでは?と思っちゃいます。
少なくとも噂に過ぎませんがXperiaがあとどれくらい継続することが出来るのか。下手したらすぐにでも終わってしまうのでは?と思うかもしれませんがQualcommと長期契約を結んでいることからもすぐに市場から撤退になる可能性は低いです。
ちなみにミドルレンジモデルとハイエンドモデルにおいて複数年にわたって契約しているので噂と異なりXperia 10シリーズも継続するのでは?と思っています。
ちなみにQualcommと長期契約を結んだのは2023年6月なので今年はおそらく大丈夫なのかなと思います。「複数年」という表記であることからも最低2年以上になりますが来年はどうなるのか不明。
とりあえず今年はXperia 1ⅦとXperia 10Ⅶの登場に期待したいところです。
Snapdragonに縛れる。
GalaxyやXiaomiのように豊富なラインナップを持っているなら一部機種で他社のSoCを採用することが可能なのかもしれませんが、Xperiaの場合はラインナップが限定されており、契約内容からもXperia 1シリーズもXperia 10シリーズもQualocommに縛られると判断することが出来ます。
なのでコストが爆増していると言われているSnapdragon 8シリーズをXperia 1シリーズは採用する必要があり、Xperia 10シリーズに関してはコストとのバランスがいいSoCの選択肢がなく結果的にコスト優先でSnapdragon 6シリーズに限定されてしまうのかもしれません。
今後Qualcommとの提携をどうするのか不明ですが、仮に終了したとしてSoCも5GモデムもMediaTek製に切り替えるだけでコストを抑制できる可能性があります。とはいえMediaTekがSonyと取引してくれるかどうかは別の話になります。
仮にコストカットのためにMediaTek製を選ぶとしても足元を見られる可能性があります。何より現状でみるとQualcommと長期契約をしているからこそモバイル部門がすぐに終わることがないですが、逆に長期契約がネックでコストカットがしにくい状況にあるのかもしれません。
個人的にはモバイル部門には頑張って継続してほしいです。少なくとも購入してくれる層を少しでも増やすためにXperia 1Ⅵで一般化したのかなと思いますが、逆に他社との差別化は難しくなるのでどう勝負してくるのか非常に気になるところです。