昨年からSamsungは国内市場に力を入れ始めた印象で先日より発売されたGalaxy S25シリーズはオンラインショップ限定カラバリ全色扱っている上に全てのストレージオプションの取り扱いもあります。
また国内市場においてSamsung Payを開始するなど今後さらに力を入れる可能性があります。今回は本当にずっと欲しかったガジェットの一つであるGalaxy Ringを購入したので開封しつつ短期レビューをしてみたいと思います。
開封。
昨年のMWCで展示されていた時からずっと欲しかったガジェットの一つがGalaxy Ringです。なので自分の中で期待値がかなり高かったこともあり今回の記事はかなり辛口になっています。
その上で開封をしていきたいと思いますがGalaxy S25などと同じく黒を基調とした化粧箱です。
付属品を確認するとUSB-Cケーブルに充電ケースにGalaxy Ring本体のみと非常にシンプルです。ユーザーによっては電源アダプターを用意するくらいで別途特段アクセサリーも不要です。
専用ケースを確認。
そして充電ケースを確認していくと充電ケースはクリア基調となっており高級感を感じます。構造もシンプルで本体背面にUSB-Cがあるので有線でケース自体を充電することが可能です。
さらに底の部分に定格容量350mAhのバッテリーとワイヤレス充電用のコイルが内蔵されています。そのためケース自体の充電はユーザー次第で認証情報からもQi2の充電プロファイルに対応しているとの話です。
ケース自体にマグネットを内蔵していないためQi2に対応とは言えませんが最大15Wで充電可能です。何より充電ケースは収納ケースとなっておりGalaxy Ringを使わない時は入れておけばいいです。
ざっくりと初期設定。
次にざっくりと初期設定を確認していきたいと思いますが画面がオンの状態のGalaxyの近くでGalaxy Ringの充電ケースを開くとGalaxy本体にポップアップ表示が出るので簡単です。
あと画面表示に合わせてタップしていくだけなので非常にシンプルで正直迷うこともないです。
また紛失が怖い人はSamsung Findに登録することが出来るので位置情報を確認することができます。
ただSamsung Find全体で言えることですが位置情報の更新にタイムラグがあるので短期間で移動を繰り返している場合は位置情報がなかなか更新されないことがあることに加えGalaxy RingはAppleのAirTagのようにUWBを搭載していないので本当に細かな位置までは特定が出来ません。
何より初期設定は非常に簡単で開封から5分くらいで使い始めることが可能なので分かりやすいです。
サイズはしっかり試した方がいい。
そして最初に自分がバカだなと思ったことを短期間使ってかなり実感したので確認したいと思います。一つ目としてGalaxy Ringのサイズで自分はGalaxy S25シリーズのイベント会場でサイズを計測しました。
Samsungとしては人差し指に装着することを推奨しているので人差し指のみを計測しましたが自分の指の太さだと13が少しキツめで14が本当にちょっとだけ緩めというサイズ感でした。
そのため自分はGalaxy Ringを注文する際に迷わず14を選びましたがイベント会場で計測した時は体が少しむくんでいた可能性が高く日常的に使っていると緩いなと感じることがかなり多いです。
特にお風呂で装着したまま頭を洗っている時は指からすっぽ抜けそうになることが地味にあります。少なくともGalaxy Ringのサイズはアメリカがベースのため日本の一般的な指輪のサイズと違います。
そのためサイジングキットがほぼ必須ですがAmazonで1100円とかで買えるので絶対買った方がいいと思います。
自分のように中途半端なサイズに感じた人は最低でも2つのサイズでそれぞれ1日ずつ試した方がいいかなと思います。また購入前から人差し指に着けることを想定して購入しましたが着ける指もしっかり考えた方がいいと思います。
自分は左利きなのでアクセサリーを着ける上で邪魔にならないのは右手なのでスマートウォッチと合わせて右手に装着することを想定していましたが実際につけてみるとかなり邪魔に感じます。
その理由として自分は左利きでありながらスマホは右手で使うためGalaxy Ringとかなり接触します。スマホとGalaxy Ringが接触してお互いに傷がつくような心配は今のところがあまりないです。
ただ単純に邪魔になるので自分のようにチグハグな人は購入前にどっちの手に着けるかしっかり考えるべきです。今の自分の生活だとペンを持つタイミングがかなり少ない上に食事も基本1日1回なので人差し指に着けることを前提にするのであればまだ左手に着けた方がいいですが気分的にちょっと邪魔です。
Samsungが人差し指への装着を推奨している理由としてジェスチャー操作を使いやすくするためだと思います。人差し指と親指によるジェスチャーでアラームをとめたり写真や動画の撮影を開始したり出来ます。
ただジェスチャー操作に興味がないのであれば人差し指に捉われず邪魔になりにくい指を探すべきだと思います。ちなみにGalaxy Ringは3色展開ですが自分のように14であればブラックに限定されてしまいます。
ただ人差し指に拘らなければ他のカラバリを選べた感じで自分の生活だ利き手問わず薬指がいいかもしれません。次買う時はジェスチャーを使うことを想定していないので邪魔にならない指に合わせて購入したいところです。
ガチで使って感じたこと。
そして今回短期間使ってきた中でスマホであれば下取りや売却を想定していることが多いため割と慎重に使っていることが多いですがGalaxy Ringはマジで遠慮なく使ってきた感じになります。
まずGalaxy RingはIP68に対応しており公式サイトを確認すると淡水かつ水深1.5mで30分間に耐えられるものとなっており言い換えれば淡水以外はNGになる可能性が高くなってきます。
ただこれはGalaxy Ringに限った話ではなく多くのIP68に対応しているスマホも一緒になります。その上で手元に届いてから約1週間ですが基本指からすっぽ抜けた以外ははずしていません。
なのでお風呂で湯船に浸かったりシャンプーで頭を洗ったり洗剤で洗い物をしたり遠慮なく使ってきました。
ちょっと安っぽく感じる。
ここまでの使い方をして万が一壊れた場合に保証がきくのか不明ですが壊れてもいいと思って使ってきたので後悔はなくとりあえずここ1週間では壊れる気配はちょっとないという印象を受けます。
また人差し指につけていることからもドアノブ一つとっても接触する感じになりますが傷はないです。しっかり調べれば傷はついているのかもしれませんが目視だと確認出来ないという感じです。
ちなみに購入前はマット仕上げであるブラックが一番カッコいいと思っていましたが常に着けていると安物のリングをつけている感じにも見えるので光沢仕上げの方が所有欲を満たしてくれるかもしれないです。
これは個人的にスマホと真逆の価値観で実際に使ってみないと光沢仕上げの良さが分からなかったです。ちなみに本体表面にはランプやセンサーなどは一切なく電池残量を確認するにはアプリが必須です。
そして本体内側部分にセンサーが搭載されておりタイミングですがセンサー部分がピカピカします。そのため夜寝ている時だとはっきり分かる感じで超最低限のライト代わりに使っている感じです。
とりあえず耐久性という部分で全く遠慮なしで使いましたが短期間使った限りでは問題なかったです。
センサーの精度が低い。
そして実使用の部分に関して個人的にはちょっと疑問に思う部分が地味にあるかなと思います。例えば自分がスマートウォッチを使う時に気にする機能の一つとして歩数計機能ですがおかしいです。
今回はスマートウォッチと一緒に使っていませんが平日の場合多くても1000歩くらいの時があります。ざっくり言ってしまえば家の中をうろちょろするくらいで唯一外に出るのは娘を迎えに行く時くらいという感じです。
ただGalaxy Ringだと4000歩から7000歩くらいまで歩数を重ねていることがあり多分ですがタイピングなど指を動かしている時に誤って歩いていると認識されカウントが増えている可能性があります。
これは今後Galaxy Watchなどと併用して確認する必要がありますが現時点だと微妙な感じです。
またSamsungによると睡眠計測を中心に使ってほしいとの話ですが確かに寝ている時に邪魔にならないです。一方で知識がなくて申し訳ないですが寝ているか寝ていないかをどうやって判断しているか気になります。
例えば先日子供が朝4時くらいに起きてしまって20分くらい起きて寝かしつけをしましたがその時も眠りが浅い扱いで結局その日の睡眠時間をみると朝まで快適に寝た扱いとなっておりちょと疑問です。
今までスマートウォッチで睡眠計測をほとんど使ってこなかったのでスマートウォッチだとどのような計測になるのか不明ですがちょっと本当に正確にデータ収集しているのか疑問に感じます。
あくまでも補助的な存在と割り切るべきなのかもしれませんが自分はスマートウォッチを1日中つけているのが嫌だからこそGalaxy Ringに期待していたので現状だとちょっと残念に感じます。
電池持ちはそこそこ。
また電池持ちに関して一切エクササイズをしていない状態での結果でほぼ丸5日間という感じです。電池残量が少なくなるととアプリ経由で通知がきますが本体で確認する術はないので厳密に言うと電源が完全に落ちたタイミングは不明ですがSamsungの発表ほどは自分の使い方だと持たないです。
充電時間 | 電池残量 |
10分 | 16% |
20分 | 35% |
30分 | 47% |
40分 | 60% |
50分 | 72% |
60分 | 86% |
70分 | 98% |
また充電に関して電池残量が50%近くまで回復させるのに30分くらいでフル充電に76分です。バッテリー容量を考慮すると決して速いとはいえませんが1時間半かからず充電は終わります。
充電中か分かりにくい。
一方で個人的に気になった部分として専用ケースで充電中に蓋を閉じていると充電中かどうか確認する方法がないので最初は本当に充電されているのかちょっと不安になった感じです。
充電中に蓋をあけるとライトの光具合でGalaxy Ringの電池残量を確認することができるとはいえ個人的にはイヤホンのように充電中がどうか外から確認できるようにしてほしかったと思います。
まとめ
今回はめっちゃ欲しかったGalaxy Ringを購入したので開封しつつ短期レビューをしてみました。本体価格がSamsungストアで6万円オーバーと考えると現状の精度ではかなり割高に感じてしまいます。
これだったらFelicaを搭載しているGalaxy Watch 7の方がおすすめしやすいかなと思います。ただ個人的にはかなり楽しみしていたガジェットなので今後も使っていきたいかなと思います。
っていうか現時点だとサイジングキットの在庫が復活次第違う指用にサイズを計り直したいです。