毎年上半期と言えば中華メーカーを中心にUltraモデルを発表する時期となっておりスマホにカメラ性能を求めるユーザーにとっては堪らなく個人的にも超楽しみな時期となっています。
今回Xiaomi 15 Ultraが中国で正式発表されたので絶対欲しくなる理由について主観的にまとめたいと思います。
デザインがカッコいい。
まず前提として今回の記事は中国向けの発表を元に作成しているので予めご了承ください。おそらく国内展開に関しては現地時間の3月2日に行われるグローバル発表で分かると思います。
何より上半期に登場する機種の中で楽しみにしていた機種の一つでめちゃくちゃほしいです。その理由の一つ目としてデザインで現行モデルからだいぶ洗練さた印象を受けカッコいいです。
本体サイズを確認すると前モデル対比で縦横は一緒ですが本体の厚みはちょっとだけ増しました。ちなみにカラバリによって異なりツートンカラーであるLegendのみが9.48mmで他の2色は9.35mmとなっていることからほとんど変わらないですがあくまでもカメラバンプ以外の数字になります。
なのでカメラバンプ含めての厚みにどの程度の違いがあるのかは実機で計測する必要があります。また重さに関してLegendのみ229gで他のカラバリに関しては226gとちょっとだけ違います。
何よりLegendでなければ前モデルと比較しても取り回しにそこまでの差がない可能性があります。少なくとも大型モデルを購入する人にとってサイズ感はそこまで重要じゃないのかもしれません。
ただ自分は手首の状態を考えると本体の横幅と重さは長く快適に使えるかで非常に重要です。少なくとも大型望遠センサーを搭載しているのにもか関わらずそこまで重くなくて良かったです。
そして前モデルの時に自分がデザインで最も嫌だった部分がバックパネルのデザインです。
コストカットのためかフラット部分のみをレザーでカバーしており湾曲している部分はアルミになっています。そのため中途半端に背面の材質が変わってなんかデザインに統一性がないと思っていました。
ただXiaomi 15 Ultraではサイドフレームギリギリまでバックパネルが同じ材質でカバーしています。特にブラックとホワイトに関してはガラスを採用していることもありますがスッキリした印象です。
他社と比較すれば特徴がないと言えるかもしれませんが個人的には統一感があった方がいいです。またカメラ部分においてXiaomi 15 Ultraはアピールしつつもデザインに調和するように配慮されている印象を受けます。
そのため前モデルを改めて確認するといかに中途半端なデザインだったかと実感させられます。何より本体のカラバリは予約が開始するまでにしっかりと決めたいかなと思っています。
望遠の実力を試してみたい。
次に2つ目の理由としてやはり最大の特徴とも言えるカメラで早く試してみたい気持ちが強いです。メインカメラセンサーは前モデルと同様に1/0.98インチのLYT-900を継続採用しています。
ただ前モデルと異なる部分としては可変絞りがカットされたことですがアルゴリズムの強化でカバーしているとの話です。
個人的にはオート撮影がメインで可変絞りはオート撮影だとUIがひどくて切り替えがしにくくほぼオートにしていたこともあり恩恵をほとんど受けていなかったのでアルゴリズムの強化で自動で最適化してくれるようになるのであれば個人的にはむしろありがたいと思っちゃいます。
ちなみに画角について広角は23mm/35mm/46mmとざっくり光学2倍までをカバーしています。
そして大きな特徴となるのが望遠で一つ目は前モデルと同じく光学3倍に対応したIMX858を採用しています。
Xiaomiによると最短撮影距離が10cmのテレマクロに対応と取り回しの良さは相変わらずです。次に2つ目が大刷新となっておりvivo X200 Proと同じく1/1.4インチのHP9を搭載しています。
ちなみにvivo X200 Proとはレンズ構成が異なりXiaomi 15 Ultraは光学4.3倍に対応しています。少なくとも望遠でみると一つ目が70mmで2つ目が100mmの画角に対応しておりHP9はロスレスズームとして200mmと400mmに対応と超広角と合わせれば8つの画角に対応していることになります。
またXiaomiによると新たに採用したHP9に対して夜神とアピールしており低照度でも優れた撮影をするためにF/2.6と明るいことに加えライカと共同開発した超低反射のレンズを搭載しています。
24層の低反射コーティングが採用されたことで反射率は1.5%までに抑制されており大型望遠が特に低照度の撮影でいきるように調整したからこそ夜神として差別化した印象を受けます。
あくまでもvivo X200 Proの望遠をみると光学3.7倍から実質光学20倍まで対応した上にマクロ撮影も最大20倍まで対応と大型センサーを最大限活かしている印象を受けますがXiaomi 15 Ultraの場合は望遠を2つ搭載しているからこそ役割を明確化している印象です。
そのため同じHP9でもvivoはオールラウンダーに対してXiaomiはエキスパートのように見えます。
また公開されているサンプル画像を見ると光学4.3倍でも動体撮影に地味に強そうに見えます。前モデルの時は少なくともオート撮影だと動体撮影にそこまで強いという印象を受けませんでした。
ただXiaomi 15 Ultraでは改善されている可能性があり個人的には超重視する部分なので気になります。
正直毎年のように各メーカーが動体撮影アピールするとはいえ実際に使うと満足いくものがないです。ただvivo X200 Proでは補正も強化した結果なのか動体撮影が歴代でも最高レベルになりました。
なのでXiaomi 15 Ultraに関しても同様に進化しているのであれば超楽しみな存在になります。
カメラキットがカッコ良すぎる。
そして3つ目の理由としてはPhotography Kitがあまりにも好みすぎてこれだけでも欲しいと思っちゃいます。構造的には前モデルのPhotography Kitと一緒で専用ケースとグリップの組み合わせです。
ただ前モデルと異なる部分として全体的にブラックですがところどころレッドを使われています。ざっくりとブラック部分はカメラのシボ加工を彷彿させる感じでレッド部分はメタル素材している感じ。
赤と黒の組み合わせってありそうでないからこそこれだけでもめっちゃカッコよく感じます。
また前モデルのPhotography Kitから進化している部分としてはシャッターボタンが交換可能になったとの話です。さらに内蔵バッテリーも2000mAhと増量していることから大陸版であれば実質8000mAhになります。
またPhotography Kit自体がIP54に対応したことで耐久性自体もより進化している感じです。日本で発売されていない海外スマホを購入する人はきっと共感してくれるかなと思いますがマジで専用アクセサリーの選択肢がなくて機種によっては純正ケース以外の選択肢がほぼないです。
アリエクなどを見ても自分が欲しいと思えるアクセサリーがないということはざらにああります。ただXiaomi 15 UltraはPhotography Kitだけでも十分に欲しいと思えるデザイン性です。
自分はマニュアル撮影をあまりしないので自分の使い方であればXiaomi 15 Ultraのみで普通のケースとの組み合わせの方が相性がいいかもしれませんがPhotography Kitがここまでカッコいいとなると単純にケースとして使いたいくらいで普段はグリップをはずせばいいだけです。
またvivo X100 UltraのSmallRigを使った時に思いましたがストラップホールが欲しいです。ストラップホールがあればスマホショルダーと合わせて使うことが可能になるのでさらに嬉しいです。
iPhoneと比較して選択肢が減るとはいえ国内で発売されているGalaxyやPixelなどは国内で発売されていない機種と比較するとめちゃくちゃ幸せという感じでアクセサリーは本当に重要だと思います。
その中で正直ここまでPhotography Kitがカッコよくなると思っていなかったのでかなりびっくりです。
不安な部分も。
一方でほしい気持ちが決して揺るぐことはないですが気になる部分もちょっとあります。まず一つ目としては電池持ちで大陸版に関しては6000mAhと個人的には十分な容量に感じます。
ただ現時点だとリークに過ぎませんがグローバル版は5410mAhになると予測されています。これは前モデルの時と一緒でXiaomiによるとグローバル展開する際のコストを考慮との話です。
噂通りであればヨーロッパなどで価格は据え置きになると予測されていますがグローバル展開は大陸版と比較してコストが増加することからも何かしらの方法でコストカットする必要があります。
スペックを変えず値上げをすれば分かりやすいのかもしれませんがユーザーの印象が良くないです。何よりSamsungやAppleにPixelなどグローバル展開されている機種は多くても5000mAh前後です。
なのでXiaomiとしてはバッテリー容量をそこまで増やさずともいいと判断している可能性があります。
ただ単純に考えれば大陸版と比較してバッテリー容量が少ないので電池持ちは悪化する可能性があります。何より最適化の問題なのかXiaomiの機種は電池持ちがバッテリー容量の割には良くないです。
スペックが違うとはいえPOCO X7 Proが6000mAhの大容量バッテリーでも海外サイトのバッテリーテスト結果において12時間ちょいで微妙なことを考えると消費電力が多いハイエンドでバッテリー容量が少ないことから前モデルよりは電池持ちが改善してもライバルと比較すると電池持ちが優秀とは言えない状況になる可能性があり電池持ちはあまり期待出来る状況ではないです。
なのであとはPhotography Kitでどれだけカバー出来るかが重要になってくるかなと思います。
ローカライズにコスト。
そしてもう一つはローカライズで少なくとも国内で発売される可能性は非常に高いと思います。グローバル発表後により詳細が明らかになるのかもしれませんが現時点だとローカライズがどうなっているか不明です。
個人的にはおサイフケータイに対応することで本体価格が高くなりアップデートの配信頻度や期間が制限される可能性が出てくるのであればグローバルモデル+技適で十分に感じます。
またローカライズで発売時期がグローバルより遅くなるなら国内モデルにさらに興味が薄れます。正直20万円前後の機種を購入できる人はおサイフケータイに非対応だとしても別途用意できると思います。
何がなんでも一台持ちにしたいという強い拘りがなければサブ機を2万円くらいで用意すればいいと思っちゃいます。前モデルの時もそうでしたがおサイフケータイを筆頭に買わない理由を探しているだけに見えます。
対応していれば便利であることに違いはないですが過去のXiaomiのポストをみる限りだとローカライズされて得られるメリットよりもデメリットの方が多いと個人的に思っちゃいます。
まとめ。
今回は中国においてXiaomi 15 Ultraが正式発表されたので欲しくなる理由について主観的にまとめてみましたが国内では3月に正式発表予定の可能性が高いので非常に楽しみです。
あまりグローバル版とタイムラグがないなら国内版を購入してしっかり応援したいところです。何より今年国内で登場する機種の中でカメラは最強の可能性が高いので絶対欲しいところです。