Honor Magic 7 RSR 開封レビュー。コラボ+容量構成を考えると安いのでは

中華メーカーを中心に最上位モデルは上半期に発表する傾向が強く3月にはXiaomi 15 UltraやOppo Find X8 Ultraが登場予定で4月にはvivo X200 Ultraが正式発表される可能性があります。

その中で一足早く最上位モデルを出したのがHonorで先日よりグローバル展開も開始しています。今回Honor Magic 7 RSRを購入したので開封レビューをしつつHonor Magic 7 Proと比較レビューをしたいと思います。

開封。

従来ポルシェとのコラボはHuaweiの特権というイメージですが昨年からHonorが積極的な印象を受けます。そして今回は前モデルの時からずっとほしいと思っていたポルシェデザインを初めて購入してみました。

まず開封してきたいと思いますが化粧箱はかなり大きめですが開封を楽しませてくれるデザインを採用しています。

今回購入したのは香港版になりますが付属品を確認すると100Wに対応した電源アダプターが2個。

次にUSB-Cケーブルが2本。

そしてSIMピンに説明書とHonor Magic 7 Proと比較するとちょっと豪華になった印象です。

また専用ケースも同梱されており今回購入したのがグレーなのでケースの色もグレーとなっています。

さらにケース自体にもコストをかけている印象でケース自体はレザーを採用しているように見えます。

またケースの内側部分は布のような質感となっておりクッション製は十分で高級感を感じます。

ただサイドフレーム部分は完全に開いているのでしっかり保護した人は別途購入した方がいいです。開封時点でスクリーンプロテクターも標準即着されているため最低限のアクセサリーは揃います。

何より高価な機種だからこそ開封を楽しませてほしいところで特にAppleには見習ってほしいです。

デザインを確認。

次にデザインを確認していきたいと思いますが個人的にはめちゃくちゃカッコいいと思います。まず本体上部を確認するとIRブラスターにマイクにスピーカーで本体左側面は特に何もないです。

そして本体右側面を確認すると音量ボタンに電源ボタンとAndroidではお馴染みの配置です。

最後に本体下部を確認するとスピーカーグリルにUSB-CにマイクにSIMトレイを搭載しています。サイドフレームはアルミを採用しておりフラット形状であることからより高級感を感じます。

そしてバックパネルを確認すると背面中央にピークラインがありスポーツカーのようなデザインとなっています。またデザイン性をより強調するためかバックパネルはサイドフレームにかけて僅かに湾曲しています。

Honor Magic 7 Proとの違い。

そしてベースとなるHonor Magic 7 Proとどのような違いがあるのか比較したいと思います。ぱっと見の印象としては全く違いますが面白いことに筐体サイズは一緒で本体の厚みも一緒です。

ただカメラ部分のデザインの違いからかHonor Magic 7 RSRの方が僅かに重くなっています。

実際に持った印象としてはサイズ感が一緒だからこそ単純にHonor Magic 7 RSRの方が重いです。

またサイドフレームにおいてフラット形状は一緒ですがHonor Magic 7 RSRは光沢仕上げを採用しています。高級感を演出するには光沢仕上げの方がいいと思いますがデメリットとしては指紋が目立つことです。

そしてデザインの印象が最も違う部分としてはカメラでHonor Magic 7 Proはサークル型を採用しています。一方でHonor Magic 7 RSRは六角形かつ左右対象のレンズ配置と車のヘッドライトを彷彿させます。

完全に好みが分かれるところですがHonor Magic 7 Proのカメラデザインはよく言えばスッキリしています。ただXiaomi 14 Ultraやvivo X200 Proと比較するとなんか小さくて中途半端に感じていました。

一方でHonor Magic 7 RSRはカメラ部分の威圧感がすごいこともあり中途半端さがないです。

またHonor Magic 7 Proもそうですがこんな見た目でありながらもテーブルにおいても左右にガタガタしない感じで持った時の重心もカメラ側にそこまで寄っている印象を受けません。

何より最大の特徴となるのがポルシェとコラボしたデザインでこのデザインに魅力を感じるかどうかです。逆に魅力を感じないのであればHonor Magic 7 Proを選んでおけば間違いないと思います。

正直記事では伝わりにくいかもですがHonor Magic 7 RSRはプレス画像よりもカッコいいです。

ディスプレイの違い。

そしてスペック部分に関してほとんど一緒のため気になる部分のみ確認していきたいと思います。ちなみに詳細は以前公開したHonor Magic 7 Proのレビューを見て頂けると幸いです。

まずディスプレイにおいてHonor Magic 7 ProはHonorナノクリスタルシールドを採用しています。一方でHonor Magic 7 RSRはHonorアンチスクラッチナノクリスタルシールドを採用しています。

そもそも耐衝撃性を強化するためにHonorが独自開発したナノクリスタガラスを採用していますがHonor Magic 7 RSRはさらに耐摩耗性や耐スクラッチ性も強化してきたことになります。

そしてディスプレイ輝度に関してメーカーの発表値でみると全く一緒ですが海外サイトのディスプレイテスト結果を参考にするとHonor Magic 7 Proは自動調節で1521nitsに対してHonor Magic 7 RSRは1510nitsとなっていることからも本当に僅かですが暗くなっています。

ただ実際に屋内で比較してみると違いは全く分からない感じで誤差の範囲なのかなと思います。

ディスプレイスペックに関しては文句なしという感じで他社と比較すればユーザーの目への配慮がより強化されている印象を受けます。

パフォーマンスの違いを確認。

次に容量構成を確認していくと個人的にはRAM24GBに対応している機種を初めて使いました。ただゲームをあまりやらない自分からすると違いを実感出来ないので完全にオーバースペックです。

そしてストレージに関してHonor Magic 7 Proは販売地域によりますが1TBモデルも用意されています。とりあえず筐体サイズが一緒とはいえデザインやRAMが違うのでベンチマークを回してみました。

Honor Magic 7 RSRは開封初日に計測したこともありトップスコアはちょっと低めです。ただ最終的にはほぼ一緒になっており結局のところRANの差がスコアの差になっていないです。

次に計測終了ごとに外部温度を計測してみましたがHonor Magic 7 Proは32.0/33.6/32.1度でHonor Magic 7 RSRは32.1/33.1/33.1度なのでほとんど一緒と考えてもいいです。

むしろHonor Magic 7 RSRは最適化が進めばもうちょい発熱が抑制される可能性もあります。何より見た目と容量構成が全然違うのでスコア差が生まれると思いきやほとんど一緒という感じです。

バッテリー関連を確認。

そしてバッテリー関連に関して手持ちの香港版で見れば同じく5850mAhのバッテリーを搭載しています。ただHonor Magic 7 Proのヨーロッパモデルは5270mAhに制限されるので販売地域で違います。

ちなみにHonor Magic 7 RSRはヨーロッパ向けであっても5850mAhと制限されません。あくまでもXiaomiの話になりますがグローバル市場でライバルになるGalaxyやiPhoneがそこまでの大容量バッテリーを搭載していないことからもコストカットのために変更との話です。

ただこれはXiaomiに限った話ではなく今回のHonor Magic 7 Proやvivo X200シリーズもヨーロッパ向けモデルはバッテリー容量が減らされているのでユーザーからすれば最悪です。

そのためバッテリーテストの結果にも大きな差がありこれは当たり前と言えば当たり前です。

つまり同じバッテリー容量になればスコアもほとんど一緒になると考えることもできます。ちなみに手持ちのHonor Magic 7 Proは香港版で5850mAhとなっていますが短期間の印象だと15時間以上のスコアを獲得している機種としてみればそこまで電池持ちが良いという印象はないです。

自分の使い方だと寝る前の電池残量は60%以下のことがほとんどで自分の使い方なら1日は十分に持ちます。ただほぼ同じスコアであるOppo Find X8 Proに及ばない感じでGalaxy S25 Ultraと同程度という印象を受けます。

今後Honor Magic 7 RSRを使って体感で違いがあるのかちょっと試していきたいかなと思います。ちなみに前モデルの時にはHonor Magic 6 RSRの方が本当に僅かに優秀という感じでした。

一方で充電速度に関して充電開始30分で73%でフル充電に要した時間は45分なので十分に速いです。

カメラを確認。

最後にカメラに関してメインカメラは1/1.3インチのOV50Hで超広角は1/2.88インチのOV50Dを搭載しています。そして望遠は1/1.4インチのHP3を搭載しておりHonor Magic 7 Proとセンサーは全く一緒です。

ただ微妙に違いがあり望遠がF/1.88と明るくなっていることと動画性能を改善するためにLiDARセンサーを搭載していることでテレマクロ非対応などほとんどの部分で変わらないです。

望遠の違いを確認。

そしてHonor Magic 7 Proのレビューの時にご紹介出来なかったのがAIズームです。ズーム倍率が30倍以上の時限定ですがオンライン接続することでズーム性能を底上げします。

AIズームをオンにして撮影すると加工前と加工後のそれぞれが保存される形になります。まずはAIズーム関係なくHonor Magic 7 Proとズーム性能に差があるのか撮影してきました。

今回のサンプルはHonor Magic 7 Pro/Honor Magic 7 RSRの順番となっており最初に3倍で撮影してみました。

次に6倍で撮影してみましたがHonor Magic 7 RSRの方が僅かに色潰れが抑制されている印象を受けます。

次に10倍で撮影してみました。

そして20倍で撮影してみましたがHonor Magic 7 RSRはちょっと手ブレが発生しています。

30倍で撮影してみましたがHonor Magic 7 RSRの方がノイズが多い印象を受けます。

50倍で撮影してみました。

最後に100倍で撮影してみましたが全体的にHonor Magic 7 Proの方が安定している印象を受けます。少なくともF値が変更されたことで明るく撮れるようになったのかもしれませんが低倍率の時に恩恵を受ける感じで高倍率になるとむしろマイナスに作用している可能性も。

ちょっと知識がなくて申し訳ないですが単純に今回のサンプルをみると劣化したように見えます。

そして次に30倍からAIズームが使えるのでHonor Magic 7 RSRでサンプルを撮影してみました。ちなみに一枚目が加工前で2枚目が加工後のサンプルになっています。

次に50倍で撮ったサンプルになります。

最後に100倍で撮影してみましたがAIによる補正でまだマシになっているのは確認できます。何よりオンライン接続というのが面倒で今回のサンプルを撮影する際もわざわざテザリングで繋いでいます。

3倍で接写。

次に光学となる3倍で接写してみました。

画質どうこうよりも単純にHonor Magic 7 RSRの方がフォーカスが合わせやすい印象を受けます。

次にちょっと遠目を撮影してみました。

なんかフォーカスしやすくなった印象ですが遠目になると手ブレがしやすいというかフォーカスがずれやすいという印象で、正直近くを撮りたいか遠くを撮りたいかで印象が変わるカメラという感じです。

AIポートレートで撮影。

そして2つ目にアップデートで追加された機能としてAIポートレート機能です。これはおそらくオフラインでも問題ないのかなと思っていますがサンプルを撮影してきました

今回のサンプルは通常のポートレート/AIポートレートで撮影しているので予めご了承下さい。

まずは1倍で撮影したサンプルですが自分の目だとほとんど違いが分からないです。

次に2倍で撮影してみました。

若干色味が濃くなっているようにも見えます。

そして3倍で撮影してみました。

3倍になるとノイズがちょっと減っている印象ですが、これはもっと条件が悪いシーンで人を撮らないと違いが分かりにくいかもしれません。

まとめ

今回はHonor Magic 7 RSRを購入したので開封しつつHonor Magic 7 Proからどう変わったのか気になる部分をざっくりと比較してみましたがデザインの違いが中心です。

繰り返しになりますがこのデザインに魅力を感じるかで評価が大きく変わってくると思います。

今回もお馴染みのまめこさんのところで購入しており約25万円とめっちゃ高いわけではないです。ちなみにHonor Magic 7 Proは18万円くらいだったので価格差はかなりありますがポルシェというコラボデザインであることに加え1TBモデルが25万円と考えるとはそこまで高くないです。

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