直近の情報からもGoogle Pixel 9aの256GBモデルは現行モデル対比で値上げされる可能性があると予測されていますが128GBモデルに関しては価格が据え置きになると予測されています。
そのためユーザーが購入する際の心理的ハードルは変わらないことに。今回は発表されたばかりのiPhone 16eはPixel 9aの売り上げにあまり影響を及ぼさない可能性が高くなったので簡単にまとめたいと思います。
iPhone 16に競合する存在。
従来のiPhone SEであればPixel 9aのライバル機種になる可能性が高かったですが、Appleは「iPhone 16e」として正式発表しました。iPhone 16シリーズに統合したことからも単純にiPhone 16eはiPhone 16の廉価版と考えることができ分かりやすいです。
ただiPhone 16シリーズに統合するということは「値上げ」をしやすい環境になったともいえ、アメリカ現地価格でみると$599となっています。ちなみに第3世代のiPhone SEの発売当時の価格は$429だったので大幅値上げになったと考えることができます。
ちなみにiPhone 16eとiPhone 16の価格を確認すると以下のようになります。
iPhone 16e | iPhone 16 | |
128GB | 9万9800円 | 12万4800円 |
256GB | 11万4800円 | 13万9800円 |
512GB | 14万4800円 | 16万9800円 |
ざっくりスペックをみるとSoCなど基礎的な部分は一緒ですが、iPhone 16eはシングルレンズカメラ構成やMagSafeに非対応など分かりやすい差もあります。またスペック表記だけでみればiPhone 14と変わらない部分も多いことからもiPhone 14と比較しても進化していない部分が多い可能性があります。
Androidのミドルレンジと競合しにくい。
正式発表前でみればiPhone SEはAndroidのミドルレンジを脅かす存在になると思っていましたが価格差などを考えるとiPhone 16が最大のライバルと判断することができ、何よりこの価格になってしまうと「高い」と思います。
もちろん新品かつ最新のiPhoneがほしいと思うユーザーにとっては安いと思いますが、Androidと比較すればかなり高いので中価格帯の機種が欲しいと考えているユーザーの選択肢の中にiPhone 16eは加わりにくいことに違いはないのかなと思います。
Pixel 8a | iPhone 16e | |
現地価格 | $499 | $599 |
国内価格(直販版) | 7万2600円 | 9万9800円 |
価格優先のユーザーにとって約3万円の価格差はかなり大きいと思います。現時点でPixel 9aの国内価格は不明ですが現地価格は据え置きになることからも現行モデルからほとんど変わらないと推測することが出来ます。
何よりPixel 9aがiPhone 16eより強いということではなく、単純にiPhone 16eとPixel 9aは競合するような立ち位置ではないと考えた方が分かりやすいのかもしれません。
少なくともiPhone 16eはiPhone 16シリーズの中では廉価版ですが価格をみるとフラッグシップモデル扱いに近いとも言えます。なのでiPhone 16eが先に発表されたことでPixel 9aの売り上げに大きなダメージがあるかなと思いましたが、実際には購入する層がそこまで被らない可能性があるので影響が強くでる心配はないのかなと思います。