現時点でXperia 1Ⅶでどのような進化を遂げるのか不明ですが、コストのことを考えるとハードを大幅に強化してくるとは考えにくいです。またXperia 1Ⅵでみえる方向性からも「使いやすさ」をより重視してくる可能性があります。
今回YouTubeにおいてXperiaのカメラセンサーと中華メーカーについてコメントを頂いたので簡単にまとめたいと思います。
vivoが体現している。
今回以下のようなコメントを頂きました。
センサー、カメラを作ってるソニーが中華に負けてどうする? 超広角、広角、望遠全て1.3インチセンサー、5,000万画素など統一された画質、色味が担保されたスマホを出すくらいの意気込みを見せて欲しい
まずこのコメントを最初に見た時に思ったのは「vivo」じゃんってことです。一部噂によるとvivo X200 Ultraは1/1.28インチのLYT-818を2つ搭載している上で、1/1.4インチのHP9を搭載するとの話です。
また画素数でみると50MP+50MP+200MPなので頂いたコメントの内容に一番近い機種になるのかなと思います。あくまでも主観ですがXperiaの上位互換がvivoなのかなと思っており、共通部分としてはカールツァイスのレンズを採用していること。
ただvivo X100 Ultraで見ると実際に撮影した写真や動画をより忠実に再生できるようにディスプレイも合わせてチューニングしています。またXperia 1が発表された時に「3つのシングルレンズカメラを搭載した」というコンセプトを採用していることを明らかにしていますがvivoの場合はそれぞれのセンサーが独立して強いこと。
またvivoはSonyのようにデジカメなどは開発していませんが、独自の画像処理チップを開発した上でカメラの底上げを強化しています。Xperia 1Ⅶでどうなるのか不明ですが、現行シリーズでSonyが目指していたカメラを見事体現しているのがvivoという感じに見えます。
Samsungだってある意味似ている。
また今回のコメントにあるようにSonyはカメラセンサーを開発しているメーカーなのにXperiaのカメラは弱いとよく言われます。ただこの状況はSamsungも一緒だと思っており、Galaxy S25 Ultraで見ればそもそも全てのカメラセンサーにSamsung製を採用していないです。
逆に言えば自社のセンサーが最適だと考えていないと判断することができ、コストとのバランスをみてセンサーを選んでいると判断することが出来ます。つまりXperiaは全てSony製のカメラセンサーを選べばいいという単純な話ではなく、Xperia 1Ⅵで見れば現状最適化だと思うセンサーがSony製にあったと考えた方がいいと思います。
また中華メーカーは薄利多売方式を採用しており端末自体の利益を低いです。その中でUltraモデルがあの価格になるということは単純に本体のコストがかなり高いです。一方でSonyは利益重視のためコストが高いコンポーネントを採用されば本体価格はさらに高くなります。
何より大型センサーや高画素のセンサーを搭載すれば良いカメラになるわけではありません。とはいえXperia 1Ⅵでは超広角も望遠も弱いのも事実です。もうラインナップを増やす余裕はないのかもしれませんが、個人的にはXperia PORシリーズからカメラに拘った端末を復活させてほしいように感じます。
本体を価格を考えず、Sonyが理想とするカメラを実現したXperiaを出してほしいと思っちゃいます。