超厳し目の評価。Xperia 1Ⅵのカメラは中華と比較して最悪の品質に

SonyはXperiaをαシリーズの入門機的扱いにしたこともありαシリーズの色味を再現することに注力してきた。またαシリーズは「現実をより忠実に撮影する」というコンセプトを採用していることもありXperiaも同様のコンセプトを採用しています。

ただ「現実をより忠実に描写する」という部分が賛否両論に。今回RedditにおいてXperia 1Ⅵのカメラは中華メーカーと比較して品質が最悪だと投稿されていることが判明したので簡単にまとめたいと思います。

方向性の違い。

今回話題となっているのが上記の動画でXperia 1Ⅵに対して厳し目の評価となっています。そして今回あるユーザーが以下のように投稿しています。

私のxperiaは、実際にかなりリアルな色を捉えることができると思います。特に、ホワイトバランスと設定をダイヤルする時間を与えると、非常にリアルな色をキャプチャすることができました。だから私はビデオとコメントに同意しません。

そして、複数のフィルターがあり、デフォルトのフィルターは実際にはリアルな色をキャプチャすることを意図していませんが、そのためのフィルターがあります

中華スマホは何方かと言えばスマホのカメラに求められることに全開という感じで、簡単に言ってしまえばかなり加工します。一部メーカーの機種は現実よりになってきているとはいえ以前と比較すればの話で加工感が強いことに違いはありません。

またXiaomiでみるとカメラメーカーであるライカと共同開発していますが、だからといってXperiaのように現実に忠実な写真が撮れるわけではありません。あくまでもライカの理想とする世界観をXiaomiのスマホでも撮れるようになるだけ。

またOppoが共同開発しているハッセルブラッドに関しても同様です。何より今はSNSで映える写真を撮れるかが重要となっており、その中でスマホのカメラに求められることは現実により忠実な写真よりも、どんなユーザーであっても一目ですごいと分かりやすい写真が撮れるかどうかです。

なので言ってしまえばSonyと中華メーカーで自社製品のカメラに求めていることが全く違うように見えます。

Xperiaに欠如していること。

ただXperiaのカメラが今のままで良いかと言えば別の話になります。自分は「現実をより忠実に描写する」というコンセプトは好きですが、ハードの弱さなのかカメラソフトの問題なのか広角はまだしも超広角や望遠はすぐに白飛びやフレアが発生します。

こうなってくると「現実をより忠実に描写」というコンセプトを実現できているとは思えません。少なくともXperia 1Ⅵより前はマニュアル撮影が主軸だったため調整すればいいとの話でしたがXperia 1Ⅵでは一般化しています。

つまり誰が撮っても「現実をより忠実に撮影する」というコンセプトを実現する必要があり、Sonyは今まで以上にオート撮影の強化を求められます。あるユーザーによるとハードの弱さが起因とも言われていますが実際のところは不明です。

ただ何より現状のままでは自分たちの拘りをしっかり実現できていないことに違いはありません。結局今まではクリエイターのツールという側面があったので、上手い人がシーンを選んで撮影すればXperiaのカメラであってもすごい写真が撮れた感じです。

一方でこれからは素人でもある程度簡単に綺麗に撮れるカメラが必要であり、Xperiaが存続するためにもかなり重要なことなのかなと思います。

 

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