総務省による改正。Pixelが高くなった理由はGoogleの販売方法が原因?

直近の情報通りであればGoogleは3月にPixel 9aを正式発表すると予測されており、現地において価格は据え置きになる可能性があります。一方で国内においては為替の影響をどこまで受けるか次第ですがそこまで高くならないのでは?と思います。

今回国内のキャリアにおいてPixelが高いのはPixelの販売方法が原因になっている可能性があるので簡単にまとめたいと思います。

Pixelの下取り額?

昨年末にガイドラインが改正されたことで大手キャリアは従来と比較して「下取り価格」が制限されています。従来は法令の範囲であればキャリアが自由に設定することが出来ましたが、今後はリユースモバイルジャパンが算出した下取り予定価格を基準にしなければいけません。

少なくとも下取り額の幅が狭まったことで、ざっくり言えば市場価値がそこまで高くない機種は安く売ることが難しくなったと判断することができます。つまりキャリア側としてはユーザーが魅力に感じる価格設定を出来るのは「下取り想定額」がそもそも高い機種が中心になります。

つまりガイドラインの改正に伴って影響を受けにくいのはiPhoneということになります。一方でガイドラインの改正後に安売りが消えたのはPixelという感じで、従来のような実質1円のような施策はなくなりました。

特にSoftBankがガイドライン改正後に値上げしたということはリユースモバイルジャンパンが算出した下取り想定価格に対してSoftBankはだいぶ高めの下取り額を設定していたと考えることも出来ます。

少なくとも大手キャリアが今後Pixelを安売りするにはPixelの下取り額が重要になります。

市場価格を下げている原因?

従来Pixelは今ほど人気はありませんでしたが中古市場の価値はそれなりに高かったです。ただ国内で人気が出るにつれて市場価値が下がっている印象で、その原因として「ストアクレジット」との指摘もあります。

ストアクレジットを使って安く購入したPixelをそのまま売却しているユーザーも地味にいる印象でPixel 9 Pro XLは発売直後に一気に市場価値が落ちて話題になりました。

市場価値が落ちるということは「下取り想定額」を下がる可能性があります。ただ個人的にはストアクレジットがそこまで影響しているのか疑問もあります。そもそもキャリアとGoogleが新型Pixelを発売するのは同日で、新型Pixelが発売される前に下取り想定額は決定している可能性があります。

またSoftBankの幹部によるとGalaxy S25シリーズを安くできた理由としてメーカーとの協力に加えGalaxyが世界中で売れていること市場価値がそもそも高いことに言及しています。

このことを考えると下取り想定額を決定する際に、国内市場の動向だけで決定していない可能性が高いです。つまりPixelの下取り想定額が低いのは「ストアクレジット」など販売方法の影響もなくはないと思いますが、単純にスマホ市場でそこまで人気がないからとも言えます。

国内だとPixelの認知度はかなり高くなった印象を受けますが、世界で見ればシェアは3%もないと言われており認知度も低ければ人気もそこであるわけではない。

何よりガイドライン改正後に初めて登場する新型PixelがPixel 9aになるので、SoftBankを中心にどのような価格設定をしてくるのか非常に気になるところです。これで安くなっていれば下取り想定額はそこまで低くないのかもしれません。

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