Google Tensor G5やGoogle Tensor G6のリークしたドキュメントからもGoogleはブランドロイヤリティの改善にフォーカスしている可能性があります。そしてブランドロイヤリティを改善するための一つの手段として電池持ちの改善や発熱対策にフォーカスしている可能性。
何よりPixelを購入したユーザーの満足度を高くすれば、次もPixelを選んでくれる可能性が高くなります。今回9To5GoogleによるとYouTube premium加入者に対してクーポンを配布していることが判明したと報告しているのでまとめたいと思います。
クーポンが配布。
今回の情報によるとYouTubeがYouTube premiumに加入しているユーザーに対してGoogle Pixel 9シリーズが$100オフになるクーポンを配布していることが判明したとしています。
また米Googleは現在セールを行なっており今回のクーポンと併用することが可能だとしています。
- $250 off Pixel 9: $549
- $250 off Pixel 9 Pro: $749
- $250 off Pixel 9 Pro XL: $849
- $400 off Pixel 9 Pro Fold: $1,399
あくまでもクーポンとセールを合わせた価格になりますが、割とインパクトのある価格設定に感じます。特にPixel 9 Pro Foldは折畳式機種であることを考えるとこの価格なら全然ありに感じます。
ちなみに同様の施策は国内においても昨年行われていました。ただYouTube premiumに加入しているユーザーに一律で配信されていた感じではなく、情報を提供してもらったのでクーポンの存在は知っていましたが実際に自分には配信されませんでした。
優良顧客の獲得に注力。
昨年末にはGoogle Play Storeにおけるランクに基づいて限定クーポンを配布するなど、今回のクーポンと合わせてGoogleは「優良顧客」の獲得に努めている可能性があります。
少なくともYouTube premiumに課金してくれているユーザーや、Google Play Storeで課金してくれるユーザーはGoogleにとって優良顧客です。またブランドロイヤリティを改善するには優良顧客を少しでも囲い込むのが一番手っ取り早いです。
言い方が悪いかもしれませんが、少しでもGoogleにとって質のいいユーザーを囲い込むして収益性を改善しておきたいのかもしれません。何より「安さ」にしか興味がなくGoogleのサービスに課金してくれないユーザーよりはGoogleのサービスに課金してくれているユーザーを囲い込んだ方がGoogleの目指す長期利益の改善に繋がります。
今後開催されるGoogle Storeでのセールにおいても従来と同様に既存ユーザーの買い替えを促進しつつ、Googleのサービスに課金してくれているユーザーに少しでもPixelに興味をもってもらえるように販促を強化してくるかもしれません。
