Galaxy Z Fold 7は大刷新?実質SEはプロトタイプ扱いに

Samsungの幹部によると折畳式機種の開発チームに対して薄型化を強化することを指示したことを明らかにしています。少なくともGalaxy Z Fold 6までで見ると中華メーカーと比較すると大きく遅れをとっています。

何より幹部の指示通りになればSamsungも薄型化を強化してくることになるのでデザイン性は今後一気に進化する可能性があります。今回は2025年に登場するGalaxy Z Fold 7の新たなが出てきたのでまとめたいと思います。

デザインは大きく変わらない可能性。

現時点で今年の下半期に登場するGalaxy Z Fold 7に関する詳細な情報はありません。

少なくともデザインに関しては2月頃にリーカーがレンダリング画像を公開するのを待つしかないです。ただただ今回ディスプレイ関連の情報に精通しているRoss Young氏によるとGalaxy Z Fold 7の筐体サイズはGalaxy Z Fold Special Editionに非常に似ている可能性があると指摘しています。

なのでざっくり言ってしまうとGalaxy Z Fold Special EditionはGalaxy Z Fold 7のプロトタイプという感じで海外サイトが指摘していた通り市場テストの側面が強い可能性が高いです。

今回の情報では残念なことに詳細なデザインには言及していませんがサイズ感だけでも分かればだいぶイメージしやすくなる感じでGalaxy Z Fold Special Editionと似たような特徴になると思います。

ただGalaxy Z Fold Special Editionで感じていたバランスの悪さが改善する可能性があるので完成度は高くなると思います。

一方でSamsungはGalaxy Z Fold Special Editionで薄型化する際にS-Pen用のデジタイザーをカットしたことでS-Penに非対応となっています。何よりGalaxy Z Fold 7で薄型化するにあたってデジタイザーの存在はやはりネックになる可能性があります。

ただ一部情報によるとSamsungは薄型化に影響しないようにS-Penの仕様を変更する可能性があると予測されています。従来は本体にデジタイザーを搭載することでペンの向きなどを正確に把握していましたが一部情報によるとApple pencilのようにスタイラスペン自体が電気を持つように変更するとの話です。

その結果本体自体にはデジタイザーが不要ですが今度はS-Pen自体にバッテリーが必要になります。

少なくとも薄型化のためにデジタイザーすらカットしていることを考えるとS-Penを充電するために本体に内蔵できるようにするとは考えにくくiPad Proのように外付けかつマグネットで充電するという流れになる可能性がありますが現時点で詳細は分かっていません。

またS-Penを充電する必要が出てくるのであれば電池持ちの改善はやはり必須になると思います。

ちなみに中華メーカーはシリコンカーボンバッテリーを搭載することでバッテリー容量を大幅増加しています。一方でSamsungも以前より自社で開発しているとの噂があれど実装される気配は全然ないです。

あくまでも噂にすぎませんがGalaxy S25 Ultraのバッテリー容量は5000mAhとの予測です。おそらくシリコンカーボンバッテリーを採用しておらずGalaxy Z Fold 7でいきなり採用の流れになるのか気になるところで薄型化によってスペックが犠牲になっても本末転倒に感じます。

Galaxy Z Fold Special Editionの存在はGalaxy Z Fold 6ユーザーを落胆させたとの指摘もありますが今度はGalaxy Z Fold 7の存在によってユーザーが落胆させられるかもしれません

ラインナップを強化する可能性も。

また気になる情報として正式名称か不明ですがGalaxy Z Fold 7 Special Editionは2024年と同時期に登場すると指摘しておりGalaxy Z Fold 7の派生モデルが出る可能性が高いです。

少なくともGalaxy Z Fold 7は例年通りであれば今年の7月頃に正式発表になる可能性があるので、Galaxy Z Fold 7とGalaxy Z Fold 7 Special Editionは例え同じシリーズ扱いになったとしても発表時期や発売時期にタイムラグがある可能性があることになります。

少なくとも直近の情報を見る限りGalaxy Z Fold 7 Special EditionはGalaxy Z Fold Special Editionの後継機種として登場する可能性は低いのかなと思います。ただ発表時期が違うことを考えるとGalaxy Z Fold 7対比で発売地域も違う可能性があります。

ちなみにSamsungは2024年第3四半期の決算発表の際に今後登場するGalaxy Z Foldはより薄型化/軽量化した上で強力なカメラ体験を提供することを目標にするとしています。

Samsungが示唆しているのはおそらくGalaxy Z Fold 7 Special Editionの可能性があります。何より正式名称すら分からないのでSamsungがなぜ発表時期を分けるのかも現時点で不明です。

Galaxy Z Fold 7はS-Penに対応しているけど全体的にコンパクトな折畳式機種としての立ち位置にしてGalaxy Z Fold 7 Special EditionはS-Penには非対応だけど大型でスペック重視のモデルの立ち位置にした場合分かりやすいのか分かりにくいのかも何ともという感じです。

ただ同じシリーズでS-Penに対応しているかしていないかで分かれていると分かりにくい可能性もあります。

また今回の情報では言及していませんが今年にSamsungは3つ折りタイプの折畳式機種をGalaxy Zシリーズから発表すると予測されておりラインナップの見直しを行うためなのか仮に事前情報通りGalaxy Z Foldシリーズから3種類の機種が登場するならベースとなるGalaxy Z Fold 7は標準モデルかつ廉価モデルという立ち位置にする可能性もあります。

コストカットを優先するとなればマイナーアップデートになってもおかしくないと思います。

一方でGalaxy Z Fold 7 Special Editionはハードに拘った折畳式機種が欲しいと思うユーザーにとってベストだけどその分本体価格が高く上位モデルとなれば個人的には分かりやすいと思います。

そして三つ折りタイプを使ってみたいと思うスマホにしっかりと投資をしたい人にとって三つ折りタイプは最上位モデルと区分をはっきりすれば個人的にいいのかなと思います。

何より上位モデルを追加するという考えであればGalaxy Z Fold 7で大刷新する必要はないと思います。

以前リーカーが指摘していた通りGalaxy S24やGalaxy S24+は今は後継機種が存在しないGalaxy A80シリーズやGalaxy A90シリーズに近い立ち位置になっておりフラッグシップだけどミドルハイレンジに近い価格優先のバランス型という感じになっておりGalaxy ZシリーズでもGalaxy Z Fold 7シリーズでラインナップが強化されるなら標準モデルは価格優先になってもおかしくないです。

ディスプレイとヒンジのコストが高い。

何より多くのユーザーにとって折畳式機種の耐久性もネックの一つだと思いますがそれよりも本体価格の高さがネックで市場シェアもアナリストの想定通り成長を遂げていない可能性があります。

折畳式機種の中でも比較的購入しやすいフリップ型はブック型と比較するとディスプレイに縦線が入りやすい印象を受け安いモデルも徐々に出てきていますが今度は耐久性が懸念事項になっています。

折畳式機種においてコストが高いのはヒンジとメインディスプレイで逆にこの2つをコストカットすれば安くすることは可能だと思いますがハード品質は下がると思います。

ちなみにPixel 9 Pro Foldのコンポーネント料金をみるとメインディスプレイだけで$1199です。これは修理用に一般ユーザーが購入できるようになっているため実際のコストはもっと安いと思います。

またヒンジとフレーム部分で$899となっており仮にディスプレイとヒンジが故障した場合は個別に修理するよりも本体を新品で購入した方が安く済むという逆転現象になっています。

何よりメーカーとしても本体価格を下げたくてもディスプレイやヒンジのコストが下がらないんだと思います。そのため価格を下げにくい状況でSamsungでみればアメリカでついに値上げになっています。

フレキシブルディスプレイだとSamsungが圧倒的なシェアと言われておりUTGまで絡んでくると現状ではSamsung製を選んだ方がいいという流れになっており今後BOEがどれだけ頑張れるのかが重要になるかもしれません。

ただSamsungとBOEで競走が発生したとしても極端にコストが下がることはないのかなと思います。

一方でSamsungはUTGからUFGに切り替えることでコストカットに努めていますがどの程度のコスト差があるのか不明でヒンジに関しては薄型化/軽量化する上でかなり重要な要素になります。

そのため開発費用に加え耐久性を担保するためにチタンやカーボンを採用するなどむしろコストが増加している可能性がありブック型に関しては進化が落ち着くまではコストが下がらない可能性もあります。

不要だと感じる人が多いと思いますが三つ折りタイプの技術が少しずつ成熟すれば薄型化や軽量化に必要な技術も安定してくるので結果的にコストが下がってくる可能性があるかもです。

個人的にはvivo X Fold 3シリーズのようにデザインと価格を重視したvivo X Fold 3とスペックを重視したvivo X Fold 3 Proと立ち位置を明確に分けるのが現状では最適解に感じます。

少なくともSamsungやXiaomiのように1機種のみで進化もコストカットもとなると難しいと思います。こうなってくるとGalaxy Z Fold 7シリーズでラインナップを強化する可能性があるのはありで何より無理に下げる必要もないという感じでユーザーのニーズに応えてファンを増やした方がいいと思います。

まとめ。

今回はGalaxy Z Fold 7に関する噂が出てきたので簡単にまとめてみましたがラインナップを強化することからもGalaxy Z Fold 7での進化が最低限になるのであれば個人的にありです。

ただGalaxy Z Fold 7で大刷新になりそうなので上位モデルがどうなるのか本当によく分からずです。何より個人的にはSamsungが三つ折りタイプを本当に発表してくれるのであれば非常に楽しみです。

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