総務省に負けるな。今後国内で生き残れるのはPixelなど3つのメーカーに

あくまでも主観ですが総務省が横槍を入れれば入れるほど端末の割引規制が強化され、フラッグシップを中心に売れにくい環境になっている印象。総務省としては「中古」市場を強化したいみたいですが、そもそも新品が売れなければ中古市場に端末が流れないので中古市場が活性化するはずがありません。

何より昨年末のガイドライン改正からも今後はよりiPhoneが売れやすい環境になったと思います。今回は総務省の横槍を受けながらも今後国内市場で生き残ることができるメーカーについて主観的にまとめたいと思います。

大手キャリアの取り扱いが重要。

あくまでも自分の周りでみると「直販版」を購入しているユーザーの割合が増えた印象ですが、ちょっと前の統計をみると直販版を購入するユーザーは全体の8%程度です。

ちなみに直販版においてシェアの半分はiPhoneと言われているので、Androidの直販版を購入する人は全体の僅か4%程度しかいないことになります。少なくとも以前よりは直販版を購入しやすい環境が構築されてきたとはいえ、やはりほとんどの人はキャリアで購入することになります。

つまりキャリアにしっかり取り扱いをしてもらえるかが非常に重要になります。その中で国内における状況をざっくりとまとめると以下のようになります。

キャリアの取り扱い
Apple
SHARP
Google
Xiaomi
Samsung
Sony

少なくともAppleやGoogleに関しては最新モデルで見れば全てのモデルを大手3キャリアで共通で取り扱いをしてくれています。一方でSonyに関してもは基本は取り扱いをしてくれていますが、Xperia 5シリーズなどは一部キャリアで取り扱いがなかったりオンラインショップ限定になるなど、正直ドコモ以外は徐々に消極的になってきた印象を受けます。

一方で破竹の勢いでシェアを拡大しているXiaomiですがネックになっているのが「docomo」の取り扱いがないこと。docomoはHuaweiの一件があってから中華系の機種の取り扱いに消極的で今後様子見をする必要があります。

やはり国内で最もユーザーが多いキャリアだからこそ、docomoに取り扱ってもらえるかが重要に。一方でSamsungに関してはGalaxy S25シリーズからついにSoftBankの取り扱いも開始するとの予測です。

なので現状だとApple/SHARP/Google/Samsungは割と見通しがよく、一方でXiaomiとSonyは何とも言えない感じです。

販促の強化とフラッグシップモデルの販売。

また生き残るために重要になってくる要素として「フラッグシップモデル」がしっかり売れるかどうか。Appleに関してはフラッグシップモデルがしっかり売れるので全く問題ない感じで、先ほどの4メーカーの中で一番微妙なのが「SHARP」に感じます。

SHARPはどのように利益を確保しているのか不明ですが、単純に考えると利益率の高いフラッグシップで利益と売上を確保して、価格の安い廉価モデルでシェアを拡大するメーカーが多いです。

その中でSHARPはフラッグシップモデルの販売力が弱いイメージで、廉価版のみがしっかり売れている感じ。なので今後フラッグシップモデルが全然売れないとなるとジリ貧にならないのかちょっと失敗です。

逆にSamsungに関してはGalaxy A50シリーズよりもGalaxy SシリーズやGalaxy Zシリーズの方が売れている感じなのでそこまで心配はない感じです。少なくともメーカーからすればフラッグシップが売れない市場は旨みがないため継続する意味を見出すことが難しい。

そして生き残りに必要な2つ目としてキャリアに販売を優遇してもらえるかどうかです。現状だとAppleとGoogleが圧倒的に優遇してもらっている感じで当面は安泰なのかなと思います。

何より今後生き残りやすいメーカーとして現時点でみればiPhoneは間違いない。一方でAndroidでみるとGoogleとSamsungがかたい感じでXiaomiに関しては国内で大手キャリアに扱ってもらった上でフラッグシップモデルをどれだけ売れる環境を構築できるか次第だと思います。

少なくとも現状だとApple/Google/Samsungあたりに収束する可能性があるのかなと思います。

 

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