vivoやPixel。今年買って良かった折畳式機種で一番良かったのはあの機種

2024年もどんどん終わりが近づいてきているとはいえ海外では新製品が地味に正式発表されています。一方で折畳式機種で見ると大方落ち着いてきた感じでグローバル展開される機種であれば来年の第1四半期に正式発表が予測されておりOppo Find N5やvivo X Fold 4シリーズになると思います。

今回はPixel 9 Pro Foldなど2024年に買って良かった折畳式機種ランキングを主観的にまとめたいと思います。

Galaxy Z Fold Special Edition

今年も主要メーカーが発表した折畳式機種の中で興味があるものは大体買ってきたと思います。その中で個人的に満足度が高い機種をランキングしたいと思いますが地味に悩ましいです。

その上で第4位としてはGalaxy Z Fold Special Editionで今年買った機種の中で最も高価で40万円弱でした。自分が歴代Galaxy Z Foldシリーズで感じていたハードの不満が一気に改善したモデルで特にサブディスプレイのアスペクト比の変更で視認性も操作性も大幅に改善した印象です。

さらに薄型化したことが大きいのかGalaxy Z Fold 6対比で大型化したのに軽量化されました。中華系の折畳式機種と比較すると2023年モデルのデザイン性にようやく追いついた印象です。

ただGalaxy Zシリーズには最強のソフトがあるからこそハードの改善で不満が一気に改善した印象を受けます。

少なくとも事前情報通りであればSamsungはGalaxy Z Fold 6やGalaxy Z Flip 6と合わせてだいぶ前から開発していたことが判明していますが開発が難航した可能性があります。

少なくともデザインが最終確定するのに時間がかかりすぎた影響なのかコンポーネントの最適化が不十分で例えば8.0インチのディスプレイを搭載している割に4400mAhは少ないです。

実際に使っていてもGalaxy Z Fold 6対比で明らかに電池持ちが悪化していることを実感できます。何よりストレートタイプのフラッグシップの電池持ちの改善が著しいこともあり今年使った機種の中では電池持ちがかなり悪い方と自分の使い方で寝る前の電池残量が40%前後と微妙です。

またメインカメラセンサーはようやく刷新されましたが超広角と望遠は刷新されていません。少なくとも現地価格で30万円もする機種が折畳式機種とはいえペリスコープすらないのは残念に感じてしまいます。

何よりコンテンツを消費するという自分が折畳式機種に最も求めていることに対してはハードの改善から大幅に満足度が高くなりましたがハードの荒さがちょっと目立つという印象です。

薄型化を優先するあまりにハードの最適化が不十分と感じてしまいスペックのバランスが良くないです。ただ後継機種にめちゃくちゃ期待できる機種で薄型化/軽量化よりスペックの底上げに注力してくれれば後継機種は全方位において隙がない端末に仕上がる可能性があります。

今まではハードが微妙だけどGalaxyはソフトだから仕方ないとソフトを言い訳にしていた感じに見えます。ただGalaxy Z Fold Special Editionではハードが底上げされたからこそソフトが際立った印象を受けます。

ソフトも十分に最適化されているとは言えませんがここで満足してはいけないと思い今回は4位に選びました。

Google Pixel 9 Pro Fold

次に第3位としてPixel 9 Pro Foldで手持ちが不良個体でなければ2位という感じでした。個人的にディスプレイの自動回転はオフにして使いたいので本体縦向きの状態でいかに快適に使えるかが重要でPixel 9 Pro Foldは横幅が150mmと他の折畳式機種と比較すると幅広です。

前モデルと比較すればタブレット表示出来なくなったアプリもありますが全体的に見れば表示を維持できているアプリがあるので縦向きのままある程度快適に使えるのが大きなポイントです。

またゲームをやらない自分からすればパフォーマンスの高さよりも発熱のしにくさが優先です。Pixel 9 Pro Foldでベンチマークで負荷をかけても内部温度も外部温度も大して上がらないのは自分にとって魅力です。

またGoogleがアプリの応答速度にウェブパフォーマンスが改善するようにGoogle Tensor G4のチューニングを強化しています。その結果Xなどを開いても変にガタガタしないのでベンチマークスコア以上の満足度があります。

そしてカメラに関してはPixelらしい写真が撮れる感じで気になるのはポートレート撮影時のブレくらいです。ただそれ以外の部分はPixel 9 Proと比較してもそこまで極端な差がないのが嬉しいところです。

とはいえハードに絶対的な物足りなさがあることに違いはないので後継機種での強化に期待です。ディスプレイ輝度は個人的に十分で前モデルのように高照度の環境でも十分に見やすいです。

一方で気になった部分として一つ目としては電池持ちで手持ちはハズレ個体なので正確な評価をすることは難しく海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にすると12時間弱となっています。

なので今回ランキングしている機種の中では2位と折畳式機種の中では平均的な電池持ちです。手持ちの個体は通信関連の不具合が原因なのかスクリーンオンタイムで2時間程度と厳しいです。

この2時間の間にゲームをやったりカメラを使っていないので電池持ちが相当厳しいと評価するしかありません。なので手持ちの個体が不良個体でなければおそらくランキングは2位だったかなと思います。

少なくともビルド品質は大幅に改善したのであとはソフトを頑張って欲しいところです。例えばフレックスモードにおけるオプションを搭載していないのはPixel 9 Pro Foldくらいでフレックスモードに最適化されているアプリなんてほぼないので結局使い勝手が悪くなります。

Googleはあくまでもアプリの最適化を待つスタンスなのかオプションが少なすぎる印象です。ただ今後アップデートで改善されていく可能性があるので今後もしっかりと使っていきたいです。

Honor Magic V3

そして第2位としてHonor Magic V3で今年購入した機種の中で一番予想を裏切った存在です。正直前モデルまで薄くて軽いだけでグローバル展開してくれている折畳式機種というイメージでした。

さらに薄型化の影響だったのかワイヤレス充電や防水に非対応などハードの物足りなさもありました。またソフトは全然でダメで中華系の中でもHonorは特に開発が遅れている印象でした。

ただHonor Magic V3ではGalaxy Zシリーズほどではないですが個人的に折畳式機種で最低限必要と感じるオプションが一気に拡充されておりフレックスモードのオプションにも対応しています。

またタスクバーなど他社では当たり前と言えば当たり前の機能に対応したことで足並みが揃った感じです。一方でワイヤレス充電やIPX8に対応しつつも本体は前モデル対比でしっかり薄型化しています。

現状だとグローバル展開されている折畳式機種の中で最も薄くカラバリによりますが閉じた時の本体の厚みは10mm以下と頭一つ抜けた存在で薄型化でパフォーマンスが犠牲になっていないのも魅力でベンチマークテストを基本最後までやり遂げることができると前モデルから進化しています。

ちなみにXiaomi Mix Fold 4はストレステストが発熱が原因で完走することが出来ません。そしてカメラですが卒なく撮れる印象でズームに関してはスペックだけという印象を受けます。

ただ前モデルの時は低照度の環境でフレアだらけだったのが一気に改善したのは魅力です。何より今までは薄くて軽いだけだったのがスペックもソフトも他社とようやく並んだ感じです。

Galaxy Z Fold Special Editionはハードの強化でソフトを上手く活かすことが出来たのに対してHonor Magic V3はハードの強化によってデザインを上手く活かすことが出来た感じです。

あとはあまり知られていませんがスタイラスペンに対応しているのもポイントかもしれません。何よりめちゃくちゃ使いやすくなっておりいい意味で期待を裏切ってくれたので第2位です。

vivo X Fold 3 Pro

最後に第1位としてvivo X Fold 3 Proで自分の中で圧倒的な1位という感じになります。そもそもスペックだけでかなりインパクトがある存在で5700mAhの大容量バッテリーを搭載しています。

海外サイトのバッテリーテストを参考にすると13時間以上とPixel 9シリーズと同程度です。少なくともストレートタイプでもっと電池持ちがいい機種は存在しますが折畳式機種の中では圧倒的という感じで安定性が欠如しやすい折畳式機種の中では大きな魅力の一つだと思います。

また折畳式機種で妥協しなければいけないと思われがちな部分としてカメラがあります。

ただvivo X Fold 3 Proは妥協を感じずvivoのフラッグシップのカメラが強過ぎという面もあるかもしれませんが折畳式機種では最大クラスとなる1/1.3インチを広角に採用しており望遠に関してはペリスコープ構造に加え100倍ズームにテレマクロと汎用性が非常に高いです。

さらにSnapdragon 8 Gen 3とV3チップの搭載で画像処理もしっかり底上げしています。少なくともvivo X200 Proには及びませんがvivo X100 Proに近いカメラを搭載しています。

もちろんフラッグシップと比較すれば物足りないですが折畳式機種の中では最強クラスです。またvivo X Fold 3 Proはスペック強化型のためデザイン性はそこまで優先されていません。

ただその中でも本体を閉じた時の厚みは11.2mmで重さは236gと取り回しは悪くないです。もちろんデザイン全体でみれば好みがありますがスペックを強化したからといってデザインをかなり妥協したという感じではなく現状自分が購入した折畳式機種の中で最も理想に近いです。

少なくともグローバル展開されなければ1位を獲得することはなかったですが2カ国限定とはいえグローバル展開してくれたこともプラスで個人的には待ちに待った存在という感じでした。

まとめ。

今回は今年買って良かった折畳式機種を主観的にランキングしてみましたが来年早々にはOppoやvivoが折畳式機種を発表する可能性があるので今から非常に楽しみという感じです。

特にvivo X Fold 4 Proはデザインに妥協が全くないとの話なので凄く楽しみです。

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