一部情報によるとSnapdragon 8 EliteはTSMCへの需要過多の現状からもSnapdragon 8 Gen 3対比でコストが増加していると言われています。また今後3nmプロセスルールを採用したSoCが主流になることからもコストはどんどん増加していく可能性。
またGoogleに関しても独自SoCを採用しているとはいえ、Google Tensor G5ではTSMC製に移行することからコストは爆増するとも言われています。今回Phone ArenaによるとPixelやGalaxyがこのまま値上げが続くと売れなくなる可能性を指摘しているのでまとめたいと思います。
キャリアの策略。
いくら成長が鈍化しているとはいえスマホは毎年のように進化を重ねています。さらに世界的なインフレの影響からも最新世代では「値上げ」されてもおかしくはないと思います。
ただメーカーの努力もあって価格が据え置きになっています。とはいえExynos2500の問題からからもSamsungはGalaxy S25シリーズで値上げする可能性があると予測されています。
つまりSamsungはiPhone 17シリーズでAppleが値上げしてくる可能性があると予測していることにもなります。結局どんどん最新世代を出せば出すほど高くなる要因が強くなりますが、それでもユーザーは買い続けているのが実情です。
逆に端末が高価格化しても多くのユーザーが端末を購入できる理由として、日本と似ていますが、キャリアの施策と下取りと指摘しています。
新しい携帯電話を購入する米国のほとんどの消費者は、実際には価格タグに記載されている全額をフォークして購入しません。代わりに、彼らは運送会社と契約を結び、数年にわたって延長できる毎月の分割払いを段階的に分割します。これは、彼らがこの電話を買う余裕があるという錯覚を彼らに与えますが、多くの人は彼らが支払う追加費用に気づいていません。
日本では料金と端末のバンドル割引は禁止されていますがアメリカでは禁止されていません。またここに下取りを組み合わせることで多くのユーザーは新しい端末に買い換えやすい環境が構築されています。
なので言ってしまえば「定価」よりも「実質価格」が優先的で、キャリアにより多くのお金を巻き上げられていることを、端末を安くすることで上手くカモフラージュされていることになります。
メーカーは高価格化を狙っている。
GoogleによるとAndroidのシェアを拡大するためにはiPhoneにより対抗する必要があることに言及。そのためPixel 9シリーズではProモデルのラインナップを充実させた上で前モデル対比で値上げも行なっています。
そのためアメリカにおいても以前のような安さはなく、少なくともGoogleも安さで勝負する気はないのかもしれません。またAppleでみるとiPhone 17 Slimのような付加価値が高い端末を出すと予測されていますが価格もかなり高くなる可能性。
さらにSamsungでは折畳式機種に注力するなど、利益率が高いことも影響していると思いますが、メーカーは高いモデルのオプションを充実させて、少しでもユーザーに高いモデルを買ってもらおうと注力していると指摘しています。
スマートフォンは、毎年100ドルほど追加し続けることはできません。それは持続不可能であり、すでに消費者が現代の携帯電話は高価すぎて毎年のアップグレードする価値があると宣言しています。
この慣行はまた、運送業者と契約を締結したくない顧客を締め出しました。
何よりこの状況はいつまでも継続することは出来ないと指摘しており、これが続くようであれば売上に大きく影響を与える可能性があります。だからこそどメーカーはソフトの改善と最新機種の投入間隔を見直すべき時がきたのかもしれないと指摘しています。
何より2025年に登場する機種は噂通り高価格化が進むのか非常に気になるところです。