期待しかない。Pixel 10シリーズは電池持ちがめちゃくちゃ良くなりそう

事前情報通りであればGoogleは2025年の夏頃に正式発表が予測されているGoogle Pixel 10シリーズですが初のTSMC製となるGoogle Tensor G5を搭載する可能性があるとの話。

少なくともSamsung製と比較するとコストは爆増する可能性がありますが、SoCの品質自体は大幅に改善される可能性があります。今回Google Pixel 10シリーズでは電池持ちが大幅に改善する可能性があるので簡単にまとめたいと思います。

Pixel 9aの存在。

先日リークしたGoogle Tensor G5とGoogle Tensor G6のドキュメントから、現在GoogleがPixelを開発する上で最優先事項となっているのは「電池持ちの改善」と「発熱抑制」であることが判明しています。

また現行モデルは「24時間以上持つ電池持ち」と表現されていますが、Googleとしては「72時間」に強化することが目的との話です。だからこそPixel 10シリーズでは安定性の改善に期待したくなるところで、早速GoogleのポリシーがPixel 9aに反映されている可能性があります。

事前情報通りであればPixel 9aは5100mAhのバッテリーを搭載しているとの予測。現状でみると歴代最大容量のバッテリーをとなっています。一方でPixel 9aは現行モデル対比で大型化しているとはいえPixel 9 Pro XLなどと比較すれば小さいです。

つまりPixel 10シリーズでは現行モデル対比でバッテリー容量が増加してもおかしくない状況にあります。現時点だと中華メーカーのようにシリコンカーボンバッテリーを搭載するか不明ですが、バッテリー容量の増加に期待できる状況に。

バッテリー容量が増えれば単純に電池持ちは改善する可能性があります。

Google Tensor G5のチューニング。

もちろんバッテリー容量が増えただけで電池持ちが改善するとは限りません。ただGoogleの場合は電池持ちを少しでも改善するようにGoogle Tensor G5をチューニングしている可能性があります。

アーキテクチャ Tensor G3 Tensor G4 Tensor G5
メインコア Cortex-X3 x1 Cortex-X4 x1(3.1GHz) Cortex-X4 x1(3.40GHz)
ミドルコア Cortex-A715 x4 Cortex-A720 x3(2.60GHz) Cortex-A725 x5(2.66GHz)
高効率コア Cortex-A510 x4 Cortex-A520 x4(1.92GHz) Cortex-A520 x2(2.2GHz)

リークしているGoogle Tensor G5のアーキテクチャをみるとほとんどGoogle Tensor G4から変更はありません。ざっくり言えばミドルコアが増えて高効率コアが減った上でクロック数は全体的に上げているという感じです。

またGoogle Tensor G5はTSMCの3nmプロセスノードを採用している可能性があり、パッケージング技術も最新になる可能性。少なくともクロック数が上がったことで増加した消費電力は3nmプロセスノードへの進化で十分にカバーできるか、もしくはお釣りがくるくらいの可能性もあります。

少なくともリーク通りであればGoogle Tensor G5は着実にパフォーマンスが改善する一方で消費電力はそこまで増えないことで電力効率が改善する可能性。そしてバッテリー容量が増加の流れになれば電池持ちは大幅に改善する可能性があります。

さらに5Gモデムも電力効率が悪いと言われているSamsung製をやめMediaTek製に切り替えることで電力効率の改善や発熱の抑制に大きく貢献してくれる可能性があります。

Googleとしてもベンチマーク競争に参加することがユーザビリティの改善に直結するとは思っていない。だからこそ目下深刻なデメリットである安定性の改善に注力している可能性があり、Pixel 9aで電池持ちがかなり安定しているのであればPixel 10シリーズは化け物になるかもしれません。

 

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