直近の情報からも2025年3月に正式発表が予測されている「iPhone SE」ではApple初の独自5Gモデムを搭載する可能性があると予測されています。Appleとしては独自5Gモデムをいきなりフラッグシップモデルに搭載するのはリスクがあることからiPhone SEで先に搭載することで市場データを集めたいこと。
また単純にコストカットの狙いがあると言われています。そして今回Phone ArenaによるとAppleの5GモデムはSnapdragon対比でダウンロード速度が大幅に遅くなると報告しているのでまとめたいと思います。
ダウンロード速度が遅くなる。
一時期AppleはIntelと5Gモデムを開発していたと言われていますが、Qualcomm製には大きく劣っていたとの話。なので結果的にAppleはQualcommに対して特許の侵害料と複数年のライセンス料を払うことでiPhone 16シリーズでもQualcomm製を採用しています。
一方で先日の情報からもApple独自の5GモデムはiPhone SEに加えiPhone 17 Slimにも搭載されるとの話。少なくともiPhone 17 SimでAppleが目指している薄型化を達成するために5Gモデムの薄型化重要と言われており、Appleの5Gモデムは非常に重要な存在になると考えることが出来ます。
ただ今回の情報によるとAppleの5Gモデムはダウンロード速度が最大「4Gbps」までしか対応していないとの話です。ちなみにiPhone 16シリーズが搭載しているQualcommの5Gモデムは最大で「10Gbps」なのでAppleの5Gモデムは半分以下のスピードになるとの話です。
通信速度が遅くなる理由。
また今回の情報によるとAppleの5Gモデムが遅くなる理由について以下のようにコメントしています。
コードネームSinopeのAppleの5Gモデムは、Verizonの超高速mmWaveネットワークをサポートせず、4キャリアアグリゲーションのみを提供します。これは、Qualcommモデムを搭載したiPhoneと比較して、最大60%のピークダウンロード速度が不足する理由を説明しています。
とはいえ日本で発売されているiPhoneはそもそもミリ波非対応なので気にする必要はないのかなと思います。何よりQualcommは5Gモデムに関して莫大なノウハウを有しておりAppleを持ってしても同等の5Gモデムを開発するのは非常に厳しいと判断することが出来ます。
ちなみに今回の情報によるとAppleは今後3年かけて独自5Gモデムに切り替えていくとの話があります。またAppleの5Gモデムの話が出てきてから、Vision ProやMacBookもセルラーモデルが追加されるとの話がでてきたので独自モデムの開発を頑張ってほしいところです。