結局Xperia 1Ⅵはどんなユーザーにおすすめしやすい機種なのか

少なくともXperia 1Ⅵでは「一般化」したことからも、コンセプトは従来とはずれていないとはいえターゲット層はちょっとよく分からくなった印象を受けます。「一般化」はよく言えば多くのユーザーが興味を持つ可能性がありますが、何か拘りを持つ人にとっては微妙に感じてしまうかもしれません。

今回はXperia 1Ⅵは結局どんなユーザーにおすすめしやすい機種なのか主観的にまとめたいと思います。

オーディオ性能に拘りたい人向け。

まず一つ目としては「オーディオ」性能で、特にスピーカーの音質を重視しているユーザーにおすすめです。正直20万円前後の機種を買う人はお気に入りのワイヤレスイヤホンを持っており、スマホ本体のスピーカーで音楽を聴いたりする頻度は低いのかもしれません。

だからこそか多くのメーカーはスピーカーの進化にあまり拘っている印象はなく、むしろ売上を拡大するために純正のワイヤレスイヤホンの開発に力を入れている印象を受けます。

一方でXperiaの場合モバイル部門自体は純正のワイヤレスイヤホンを出していません。あくまでもSonyグループで見れば選択肢がある感じで、だからこそかXperiaのスピーカーの進化に注力している印象を受けます。

他社と異なりサラウンド感を意識したスピーカーでXperiaを正面にして音楽を再生すると音の広がりは圧倒的です。また音量を上げても音のバランスが崩れやすいので多人数で楽しめるスピーカーという感じではありませんが、ユーザー自身が色んなシーンで楽しむには十分なスピーカーを搭載しています。

またイヤホンジャックを搭載していることからも有線イヤホン/ワイヤレスイヤホン/スピーカーとユーザーのニーズに合わせて楽しむことが出来ます。また360 Reality Audio非対応曲をアップコンバードする360 Upmixに対応などSonyらしい拘りが反映されています。

動体撮影の強さ。

そしてもう一つはカメラで、今のスマホカメラを見ると「作品」として美しい写真を撮れる方が重宝されている印象を受けます。一方でXperiaの場合は「記憶」に残すというべきか現実をより忠実に撮影するチューニングが採用されています。

なのでスマホカメラとしてみた場合は微妙に感じることが多いですが、その時のシーンを記憶として残したい場合にはピッタリです。正直自分はXperiaのカメラの良さに気がついたのは子供が産まれてからです。

子供を撮影するようになってスマホカメラは「加工感」が強すぎる。そのため違和感を感じるようになりXperiaの現実寄りのカメラを重宝するようになった。また子供が小さい時は親の都合で写真を撮らせてくれません。

そのため撮る方が撮りたいシーンを切り取るしかないという感じで、かなり重宝しているのがバースト撮影です。Xperia 1Ⅵでは30fpsのバースト撮影が可能で、撮り逃しを防ぐことが出来ます。

また動体を撮影するようになってありがたさを実感するの瞳フォーカスで、瞳にフォーカスが合っていると顔全体ばぶれにくくなる。なので写真の質が上がるという印象を受けます。

今やHuawei Pura70 UltraのようにAIで補正する機種もいますが、Xperiaは元祖という感じでバースト撮影は特に重宝しています。スマホにどんな拘りを持つかはユーザー次第ですが、Xperia 1Ⅵはオーディオ性能と動体撮影に拘りがある人にはおすすめしやすい機種です。

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