ベンチマークで見ると過剰なインフレが発生している印象で、少なくとも日常使う上で100万点の機種と300万点の機種でベンチマークほどの差を実感することは厳しいと思います。
とはいえスマホ向けのSoCは年々進化しており、ユーザーがスマホの進化に追いつくことが出来ない状態になっていると判断することが出来ます。今回韓国のメディアサイトによるとAppleは何かしらの理由でA19チップに2nmプロセスを採用しなかったと報告しているのでまとめたいと思います。
3年周期を採用している可能性。
一部情報によるとAppleはiPhone 17シリーズが搭載するA19チップにおいて、モバイル向けとしては初となる2nmプロセスノードを採用する可能性があると予測されていましたが、直近の情報によるとキャンセルされた可能性があるとの予測です。
そして今回の情報によるとAppleは3年周期を採用した可能性があると指摘しています。少なくとも次期SoCに関して以前ほど前倒しで開発していないとしており、プロセスノードでみてもAppleはA17 Pro/A18/A19と3世代に渡って3nmプロセスノードを採用しています。
ちなみにAppleの場合は他のメーカーがほぼ採用しなかったN3BをA17 Proで採用したこともあり3世代に渡って採用していることにもなります。何よりA19チップにおいてはTSMCのN3Pを採用すると予測されていることからもプロセスノードによる進化はそこまで大きくないと思います。
2nmプロセスノードの開発。
また今回の情報によると2nmプロセスノードは2026年に登場するiPhone 18シリーズで採用される可能性があると予測されています。ただコストの問題からも全てのモデルで採用されるか不明で、単純に考えればiPhone 18 Proシリーズのみが採用する可能性もあります。
とはいえ重要になってくるのはTSMCの量産体制で、今回の情報によると今年の年末から2nmプロセスノードを採用した半導体の試験生産を開始するとの話。このことをからも来年の9月に発表されるiPhone 17シリーズには時間的にも間に合う可能性があることから、Appleは何かしらの理由でキャンセルしたと考えることが出来ます。
現状だとプロセスノードの進化によって電力効率の改善は嬉しいところですが、コスト増加がちょっとヤバい感じ。少なくともAppleはTSMCとの契約で値上げを飲む代わりに納期を優先しているみたいなので今後iPhone自体の値上げもあるのかもしれません。