よく言われるけど。Xperiaは今後安くするだけで事業存続は厳しいと思うよ

直近で有力なリークがないことからも断言は出来ませんが、例年通りであれば2025年上半期にはXperia 1シリーズとXperia 10シリーズからそれぞれ最新機種を発表する可能性があります。

また下半期には噂通りであれば初の外部委託となったXperia 5シリーズからも最新機種が発表される可能性があります。何より現状でみるとSonyはモバイル部門を継続させるだけでも綱渡りの状態になっているように見えてしまいます。

今回はXperiaを今後存続させるために重要なのは「価格」なのか主観的にまとめたいと思います。

何で利益を稼いでいるのか。

スマートフォンメーカーごとに利益を稼ぐ方法が異なります。例えばAppleやGoogleに関しては本体からも利益を確保していると思いますが自社サービスを使ってもらうことが大きな目標の一つとなっています。

そのためAppleは明言していますが毎年ユーザーに買い替えてほしいとは思っておらず一つの端末を大事に使って欲しい。ただ裏を返せばAppleのサービスにはしっかり課金して下さいねという話だと思います。

一方でSonyの場合はどのように利益率を確保しているかと言えば端末が主軸だと思います。少なくともGoogleやAppleのような優れたサブスクリプションを提供しているわけではないです。

なので端末を売ることで利益率をしっかり確保できるような価格設定になっている可能性が高いです。Sonyがよく生き残るために必要はなにかとの答えに対して「価格」としている人が多いです。

実際のところは分からないとはいえ端末で利益を確保して収益構造であれば、本体価格を安くして利益率を落としてしまうと存続がより厳しくなる可能性があります。

規模の経済が効かない。

以前Sonyは決算時にモバイル部門の出荷台数を明らかにしていましたが現時点では非公開となっています。公開されていた時の最後の方は年間で300万台前後だったと思うので非常に厳しい状況だったことに違いはないです。

少なくとも端末価格を安くする上には「規模の経済」が非常に重要になります。先ほどの300万台もXperia 1シリーズとXperia 5シリーズの構成費がどの程度あるのか不明で、おそらくXperia 10シリーズの方が圧倒的に多い可能性があります。

一方でAppleでみればフラッグシップしかない状況で年間2億台近く出荷しており、SamsungでみるとGalaxy Sシリーズだけで年間2000万台以上出荷していることが多いです。このことを考えると生産台数が全く違うので同価格帯にすることすら難しいと判断することができます。

そのためXperia 1Ⅵの直販版が国内でみるとiPhone 16 Pro MaxやGalaxy S24 Ultraと同程度になっているだけでも相当な企業努力をしている可能性があります。一方で規模の経済をより有効的に活かすためにシェアを拡大すればいいとの声もあるかもしれません。

ただ今のSonyに「薄利多売」の戦略をとる余裕はなく、それこそ中華スマホに勝てないです。なので値上げを回避しつつ価格じゃない部分で今後戦っていく必要性があります。

その中でXperia 1Ⅵでは一般化したことからもどう差別化していくのかちょっと気になるところです。

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