超主観。GoogleがPixel Flipを2025年に発表する必要性を感じられない

以前リークしたロードマップからもGoogleは2025年にフラッグシップモデルのラインナップをさらに強化すると予測されており、現行モデルと同じ命名規則が採用されるのであれば「Pixel 10 XL」が追加される可能性。

さらにPixel FoldやPixel 9 Pro Foldの売れ行きが好調であれば「Pixel 10 Pro Flip」を追加する可能性もあります。今回Googleはフリップ型の折畳式機種を出す必要はないと感じてしまうので主観的にまとめたいと思います。

Googleの目的。

まずGoogleがハード部門を強化している理由として大きく2つの理由があると思います。

ハード部門を強化する目的
iPhoneからシェアを奪還してAndroidのシェアを拡大すること
Androidのエコシステムを強化すること

もちろん自社製品を出している以上、自社製品がより魅力的になるように仕上げていると思いますが、最終的な目的としては「Android」のためです。GoogleとしてはAndroidユーザーを増やすことでGoogleのサービスを使ってもらうことが重要。

例えばGoogle Oneを契約してもらえばサブスクリプションからの収益が増える一方で、Chromeを使ってもらえれば主軸の広告事業における収益が改善する可能性があります。

また赤字にならないようにはしていると思いますがGoogleがラインナップを強化している理由としてAndroidの最適化及び強化をするための可能性もあります。そのためPixel自体がリファレンス機の立ち位置に近い可能性もあります。

何よりAndroidを魅力的にすることでPixel含めたAndroidユーザーを増やすことが最大の目的と判断することが出来ます。

フリップ型にメリットを感じない。

世界で最も売れているフリップ型といえばGalaxy Z Flipシリーズですが、SamsungによるとGalaxy Zシリーズが同社にとって主力であることを明らかにしています。

またGalaxy Zシリーズの売り上げを伸ばすためにも「Galaxy Z Flip」シリーズは非常に重要な立ち位置になっています。一方でGoogleの場合はフリップ型を出す目的があまり見えてことないです。

フリップ型を出すことによってPixelの売り上げが拡大するかもしれませんが、結局のところはiPhoneユーザーの買い替えを促進することができるかどうかです。またフリップ型のUIは何方かと言えばストレートタイプに近いです。

このことを考えるとAndroidを進化させるという面でみると微妙な感じになってくるので、Googleはわざわざコストをかけてまで出す必要があるのかなと思います。

より多くのユーザーに使ってもらうにはラインナップを細分化するのは重要ですがGoogleにそこまで余裕があるのか。個人的にはラインナップを増やすよりも販売台数を増やして規模の経済を活かしやすいようにした上で価格を据え置きにしつつスペックを底上げしてほしいように感じます。

またPixel 9 Pro Foldを見る限りUIは明らかに他社より遅れているのでしっかり底上げしてほしい。現状だとフリップ型のコードネームすら判明していないので噂通り発表されるのかも不明です。

ただ個人的にはフリップ型を出すより優先してほしいことがあります。

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