少なくともSonyはXperiaのカメラに求めることとしてαシリーズと同じ色味で撮影することを明らかにしています。ただ一眼カメラで求められていることとスマホカメラで求められていることで異なることからもギャップが発生してしまいます。
またSonyはXperiaのカメラを進化させるにあたって一眼ユーザーからのフィードバックを元にしているので、よく言えば差別化に成功していますが、悪く言えばスマホカメラとどんどん乖離している状態になっています。
今回RedditにおいてXperia 1Ⅵ含めたXperiaのカメラのダメな理由について投稿されていることが判明したのでまとめたいと思います。
Sonyが自己満足している。
今回の投稿者によるとXperiaというよりはSonyが悪い理由として大きく2つのことに言及しています。まず一つ目として以下のように投稿していることが判明しました。
ソニーは怠惰で貪欲になり、これはコンソール、ゲーム、スマートフォン、テレビ、カメラなど、ソニーがどのセグメントに反映されています。ソニーは非常に自己満足しており、せいぜい増分アップグレードしか提供していません。
少なくともSonyの過去の発言をみる限り「モバイル部門」を継続させる上で明確的な目的があります。その目的を達成させることが最優先で、マイナーアップデートに留まっている理由は、あくまでも主観ですが現状に満足しているのではなくコストカットの側面が強いと思います。
Sonyが最後にXperiaの販売台数を明らかにしていた時でさえ四半期での売上は50万台程度で、日本で売れなくなっていることを考えると今はもっと販売台数が減っている可能性があります。
販売台数が減れば製造台数も減るので今まで以上に規模の経済を活かしにいくくコストを抑制しにくいです。その中で値上げを出来るだけ避けつつ最大限の進化を重ねているという感じなのかもしれません。
なのでXperia 1Ⅵで見るとスペックで見れば前モデル対比で退化したように見えますが、電池持ちや発熱などユーザビリティの改善を主軸にしつつコストを抑制しているのかなと思います。
拘りに固執しすぎた。
そして2つ目の理由として以下のように投稿していることが判明しました。
ユーザーベースは標準のないエコーチャンバーであり、ソニーからリリースされたスロップは金のように扱われ、それを指摘すると人々は不条理に防御的になります。これにより、ソニーは自分たちのやり方が正しいと考え、スマートフォン市場でなぜ彼らがそれほどひどいことをしているのかを会社として混乱させました。MK5がひどく売れた当時、ソニーは外に出て、人々が何を望んでいるかを公に尋ねました。
SonyはXperia 1シリーズを発表した際も「One Sony」を大切にしており、Sonyの技術をXperiaに結集することで他社と差別化を試みた可能性があります。何よりSonyの強みを活かすことがXperiaを開発する上で一番効率的だったと判断することも出来ます。
また好きな人にとことん好きになってもらえるようにと、「オタク」向けのコンセプトを採用したことで、今回の投稿にあるように悪く言えばユーザーの声をしっかりと聞くのをやめたとも言えます。
ソニーのコミュニティがASUS Rog電話コミュニティと似ていた場合、ソニーはおそらくスマートフォンの世界でトップ1になり、ASUSとは異なり、ソニーは最終的にあなたが十分に大声で叫ぶと聞いてくれるので、最高の最高のものと直接競争します。
一方で今回の投稿者によるとコミュニティの声をしっかりひろっていれば世界最高クラスになっていた可能性があるとも指摘しています。とはいえSonyとしては現行シリーズのコンセプトととしてクリエイターと共にXperiaの開発を進めることには一貫しています。
どの範囲までの声をひろうかは非常に難しいところで、ユーザーの声を全部ひろうとおそらく全てが中途半端になります。これは当たり前で100人中100人が満足できるスマホなんて存在しないからです。
何より現状だとSonyはXperiaを継続することが優先になっている印象で、そのためXperia 1Ⅵでより多くのユーザーに手にとってもらえるように一般化した可能性があります。
ただ一方で今までのXperiaを支えてきたユーザーからすればマイナスに作用する可能性があるので今後どうするのか非常に難しいところです。