中途半端が一番良くない。2025年に登場するXperiaに期待したいこと

個人的にXperiaが大好きなので今年のXperiaは驚きがあった一方で寂しさも感じました。少なくともモバイル部門が非常に厳しい立場にあることからもあまり多くのことを望めないのかもしれません。

今回は2025年に登場するXperia 1Ⅶなど次期Xperiaに期待したいことについて主観的にまとめたいと思います。

安定性を重視したチューニング。

個人的には安いモデルにはあまり興味がなくXperiaで見てもXperia 10シリーズに興味はないです。なのでやはり気になるのはXperia 1Ⅶでフラッグシップモデルの完成度に期待したくなります。

その上で一つ目としては現行モデルと同じ電池持ち/発熱抑制のチューニングを採用してほしいと思います。すでにDimensity9400やSnapdragon 8 Elite搭載機種のベンチマークが明らかになっています。

少なくともメーカーは300万点をアピールしていますが実計測で260万点前後が目安の印象です。何よりベンチマークがインフレしすぎていて正直参考にならないレベルまできた印象を受けます。

たまにベンチマークでハイスコアを出すために冷却剤で冷やした状態での計測とかみますが冷却剤を使用しながらスマホを使う人なんてほぼいない上に故障の原因になるだけだと思います。

少なくともベンチマークでハイスコアを獲得できるかは自己満足の世界で実用性はないです。

またネットの情報を見ているとアプリ自体が最新SoCに最適化されていないことからも最適化されているSnapdragon 8 Gen 3の方がハイパフォーマンスで遊べるなど逆転現象が発生しています。

何よりベンチマークスコアが高ければ全てのアプリが快適に動作するという訳ではないです。自分含めて多くのユーザーは最新機種に買い替えたからといって使い方が大きく変わらずです。

極端な言い方をすると今まではベンチマークが200万点でだったから200万点に合わせた使い方をしていたけど今度からは300万点の使い方で楽しむことができるみたいな使い方をしている人を見たことがないです。

少なくともSoCのパフォーマンスが高くなれば負荷の高いタスクが今までより余裕が出来るので結果的に快適になると思いますがここ2年前後の機種を使っている人はそこまでの恩恵を受けないと思います。

何よりトップパフォーマンスを維持するチューニングを採用するのであればソフトで制御して現行モデルのように発熱抑制や電池持ちの改善にフォーカスしてくれた方が恩恵を受けやすいです。

現時点でXperia 1ⅦがSnapdragon 8 Eliteを採用するという確定的な情報はありません。ただSnapdragon 8 Eliteを採用しても余裕を持たせたチューニングにした方がいいと思います。

また海外サイトによるとデータ不足としながらもSnapdragon 8 Eliteは発熱しやすいと指摘しています。これは当たり前の話ですがパフォーマンスが高くなれば消費電力も増える可能性が高いです。

いくら電力効率が改善しているとはいえSnapdragon 8 Gen 3対比で消費電力が多くなるなら結果的に発熱しやすくなるのは妥当でXperiaは発熱対策に懸念があるからこそ慎重になるべきだと思います。

何より本体がどんなに発熱してもパフォーマンスの持続性を重視するチューニングであれば多くのユーザーにとってスマホを持っていること自体が単純に辛くなるだけだと思います。

Xperia 1Ⅶでも下手に欲を出さすずに安定性を重視したチューニングを採用してほしいところです。

特化型モデルの復活。

そして2つ目としてはカメラ特化モデルを可能であれば復活させてほしいと思っちゃいます。少なくともXperia 1シリーズでそれをやろうとするとコスト上昇の結果本体価格が高くなると思います。

そのため現行モデル対比でも売れ行きが悪くなる可能性があるので別途用意した方がいいです。個人的にXperia PROシリーズが継続しなかった理由は販路を拡大させすぎたことだと思います。

何より高単価のモデルは根強いファンがいる地域じゃないとある程度売れないと思います。なのでSonyにとってXperiaの売れ行きがいい地域を2つくらい選んで台数限定で特化モデルを販売するのはありだと思っておりSonyの本気のカメラスマホを見せてほしいと思っています。

これならαシリーズユーザーも存分にカメラを楽しめると思えるくらいの機種を出して欲しいです。結局コストやスマホとしてのバランスを求めると日本メーカーということもあるのか無難にまとまりがちですがSHARPに関してはFoxconnに買収されてから流れが変わった印象です。

良くも悪くも中華メーカーや台湾メーカーがやる製品設計という感じで割り切っていて面白いです。

特にAQUOS R9 proの存在はスマホのカメラに拘るユーザーにとっては待望の存在だと思います。そもそもSonyは1インチのカメラセンサーを搭載した機種を開発していたがSHARPに先を越された感じになってしまいSonyはXperia PRO-Iを継続することすら出来なかった感じです。

一方でSHARPはAQUOS Rシリーズで独自路線を貫いた上でAQUOS R9 proで一気に進化させた印象を受けます。かなり言い方が悪いかもしれませんがXperiaとAQUOSはフラッグシップモデルで見れば売上に大差ないと思っておりSHARPに出来るならSonyにもやってほしいと思ってしまいます。

何よりSony自身がXperia 1Ⅵで今まで築き上げてきたことを壊し始めたようにも見えます。一方で継続したいのであればXperia 1シリーズで継続すればいいだけなのかなと思います。

何より別ラインを用意することで今までとは違うXperiaのカメラを見せるのもありだと思います。正直全画角での4K/120fps撮影やバースト撮影に拘る必要もないのかなと思っています。

少なくともSonyによると全画角での対応が大きな拘りだったみたいですが望遠センサーはかなり小さくどんなに望遠機構を強化したとしても画質には正直限界があると思います。

何よりXperia 1Ⅵの光学7.1倍とvivo X200 Proのデジタル7.1倍ズームであれば後者の方が画質が良く汎用性も高いので今まであった拘りをやめるならはっきりやめた方がわかりやすいです。

AQUOS R9 proで大型望遠センサーを搭載した理由はユーザーのニーズに合わせた可能性もあります。24mmや50mm前後は多くの機種で高画質で撮れることが多いですが60mm以上になると難しいです。

ただ3倍程度の倍率って意外と使う機会が多く割り切って光学2.8倍にフォーカスした可能性があります。あくまでも光学2.8倍にフォーカスしているからこそ最大ズーム倍率は20倍程度にしたのかもしれません。

何より以前よりXperiaは3つのシングルレンズカメラを搭載しているというコンセプトでした。なので現状できる最強の広角/望遠/超広角センサーをそれぞれ採用した特化モデルが欲しいです。

コストが爆増して本体価格が高くなったとしても拘りを貫いているなら欲しい人は買います。

方向性を明確化。

そして3つ目としては一般化するのか拘りもある程度継続するのかはっきりして欲しいところです。少なくともXperia 1Ⅶでこれ以上一般化するのであれば命名規則は変更するべきだと思います。

Sonyの発言通り今やクリエイターと言っても様々なタイプの人がいるのかなと思います。従来通り専用機材をしっかり使う人もいればスマホで簡単にすませる人もいると思います。

一方でスマホで済ませる人まで含めてくると逆にいえばSonyである必要もなくなってきます。何よりXperia 1Ⅵで大きな方針転換があったばかり次にSonyがどのような方向性を計画しているのかはXperia 1Ⅶを見れば明確になると思いますが中途半端が一番良くないです。

少なくとも現行モデルもXperiaにスマホらしさを求めていた人にとっては嬉しいと思いますがSonyの機材的な側面を求めていた人にとっては中途半端に感じる可能性が高いです。

何よりコンセプト自体は変わっていなくても厳しい状況が続く中で現行シリーズを支えていたのはSonyの拘りに魅力を感じたファンであって一般化を進めると今までのファンを切り捨てることになりかねないです。

一般化すればスマホとしては分かりやすくなりますがXperiaである必要もなくなるので単純にスペックや価格面で他社と真っ向勝負になりSonyの拘りを細部に反映させたとしてもそこまでのメリットにならない可能性が高いので逆に拘りを活かしにくくなる可能性もあります。

なのでXperia 1Ⅶでははっきりと今後の方向性を示した仕上がりになっていてほしいです。これで中途半端にどっちもどっちとなってくるとXperia Xシリーズのように中途半端になるかもしれません。

また一般化するのであれば歴代モデルの人気があった要素を復活させてくれないかなと思います。例えばXperia 1でパープルが復活した時はXperiaに興味を持ったユーザーが増えた印象です。

またXperia 1IIでマット仕上げが採用された時はXperia Z5以来のフロスト加工に感じました。なので今後はXperia Z5 premiumで採用されたクロムが復活しても面白いと思います。

また自分もそうですが10年近く後継機種が出ていないXperia Z Ultraの復活にも期待です。アスペクト比19.5:9あたりでもいいと思うので7.5インチくらいのサイズ感であっても面白いと思います。

何よりインチ表示で見ればXperia Z Ultraの6.5インチを採用してもインパクトがないです。あの当時は16:9が採用されている中でぶっ飛んだサイズ感だったからこそ面白かったと思います。

今やSonyはタブレットを出しているわけでもなく他社のように折畳式機種も出していないです。そのため超大型スマホを出したとしても自社のラインナップの中で競合するという感じでもないです。

それこそ映像に特化したモデルで大容量バッテリーを搭載すればかなり面白いと思います。何より一般化を進めるのであれば歴代ファンを取り込めるような要素を復活させてほしいです。

まとめ。

今回は2025年に登場するXperiaに期待したいことについて主観的にまとめてみました。現状のXperiaのラインナップは最低限に加え無難にまとまってしまったという印象を受けます。

だからこそワクワクするような機種を台数限定でもいいので販売してほしいと思います。

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