買って良かった。Galaxy Z Fold SEを使って分かった5つのこと

先日より韓国で発売されたGalaxy Z Fold Special Editionですが入手困難な状態になっています。韓国では不定期に予約を再開しているとはいえ1回あたりの入荷数が極端に制限されているとの話です。

一方でユーザーからの注目度は高い印象でより多くの地域で販売してほしいとの声も地味にあります。今回はGalaxy Z Fold Special Editionの短期レビューを主観的にしてみたいと思います。

電池持ちはあまり良くない。

まめこさんに仕入れてもらってから短期間使ってきましたが個人的に満足度は高いです。ただ気になる部分ももちろんあり一つ目としては電池持ちで当初の懸念通りあまり良くないです。

Galaxy Z Fold 6と比較するとディスプレイサイズが大型化しながらもバッテリー容量が一緒です。さらにSnapdragon 8 Gen 3にAndroid14を共通採用など電力効率が改善する要素があまりないです。

むしろディスプレイが大型化した分燃費が悪くなるので電池持ちも悪化すると思っていましたがここ短期間を使ってきた感じだとGalaxy Z Fold 6より明らかに悪いことを確認できます。

自分の使い方だとGalaxy Z Fold 6は寝る前の電池残量は50%~60%程度のことが多いです。一方でGalaxy Z Fold Special Editionに関しては40%~50%前後のことが多いという印象を受けます。

そのため自分の使い方だとGalaxy Z Fold Special Editionは-10%という印象です。ちなみに海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にするとGalaxy Z Fold 6は11時間31分です。

ただ体感的にGalaxy Z Fold Special Editionは11時間前後という感じでスコアで見れば電池持ちがあまり良くないと言われているPixel 8シリーズやXiaomi 14 Ultraよりも悪いです。

ただこれは使い方次第の面もあり自分は折畳式機種を使う場合メインとサブは9:1くらいの割合です。一方で外出している時はサブディスプレイを使っている比率が圧倒的に多いことになります。

なので折畳式機種で最も燃費が悪い使い方で寝る前の電池残量が40%前後という感じになります。少なくとも自分の使い方だと電池持ちが良いとは思えませんが1日は十分に持つ電池持ちです。

何よりGalaxy Z Fold Special Editionは本体サイズに対してバッテリー容量が最適化されているとは思えないので後継機種が出るのであればしっかり最適化してほしいところです。

自分が使ってきた折畳式機種の中でGalaxy Z Fold Special Editionの電池持ちはあまり良くない感じで自分の使い方だとSnapdragon888を搭載したGalaxy Z Fold 3と同程度の印象です。

アプリの最適化。

次に2つ目としてUnder Display Cameraを搭載しなかったことでアプリの表示に影響している印象を受けます。個人的にはコンテンツにパンチホール部分が被るのはそこまで気にならないので問題ないです。

ただPixel 9 Pro Foldのようにパンチ部分をディスプレイ右端に寄せるべきだったと思います。その上で気になる部分としてGalaxy Z Fold 6なら表示が崩れないコンテンツであってもGalaxy Z Fold Special Editionだと崩れる場合があるのでちょっと気になる感じです。

一応オプションからカメラ領域の表示について設定できますがデフォルトでは自動になっています。今まではデフォルトのままで特段気になったことがなかったのでちょっとマイナスの印象です。

またKindleはオプションがデフォルトのままだたカメラ領域部分が非表示になるためコンテンツが全体的に下がりコンテンツの下部がきれる上にアプリの最適化が不十分なのかアプリを開いた直後はほぼフリーズする感じで個人的にユーザビリティはかなり低い印象です。

あくまでも本体を縦向きにした状態での話になりますがカメラ領域部分のオプションをどの設定にしてももほフリーズするのでGalaxy Z Fold 6では気にならなかった不具合です。

ちなみにKindleだと本体縦向きの状態だと多くの機種と同じく1枚表示になる感じです。基本はディスプレイサイズが大型化したことでGalaxy Z Fold 6対比でコンテンツがより大きく表示されるようになったので視認性は改善しましたが気になる部分もある感じです。

仮にGalaxy Z Fold Special Editionが1世代で終了してしまうならアプリ開発者側もそこまで本気で最適化するとは思えず何よりインカメラの搭載位置があまり良くない印象です。

個人的にはUnder Display Cameraに拘りはないですがコンテンツの表示に邪魔にならないと考えるのであれば他社のようにメインディスプレイのどちらか端っこに寄せるべきだと思います。

正直Under Display Cameraに拘ってもインカメラと顔認証の実用性が下がるだけだと思います。

ちょっとだけカメラの取り回しが悪い。

そして3つ目としてはカメラでレーザーオートフォーカスを搭載していないことです。Galaxy Z Fold Special EditionはGalaxy Z Fold 6対比でメインカメラが刷新されています。

情報が少ないため断言は出来ませんがGalaxy S24 Ultraと同じHP2を採用しているとの話です。一方で超広角と望遠に関してはGalaxy Z Fold 6から変更がないとも言われています。

なのでカメラスペックでみると割と中途半端で望遠と超広角に関してはあまり強くないです。特に望遠に関してはペリスコープでもないのでPixel 9 Pro Foldよりも画質が悪いです。

一方でGalaxy S24 Ultraと比較するとカメラ撮影時の取り回しに差を感じる印象です。

やはり上位モデルはレーザーオートフォーカスを搭載しているため被写体に対してしっかり寄れます。そのためGalaxy Z Fold Special Editionは同じセンサーを採用しているとしても自分が愛用しているポートレートで植物などを撮る時にちょっと使い勝手が悪いと感じてしまいます。

何よりGalaxy Z Fold Special Editionのスペック全体的に言えることですがバッテリーにしろカメラにしろやはり最適化が不十分と感じてしまう部分が多いです。

Galaxy Z Fold Special EditionはSamsungがとりあえず出すことを優先したのか何とも言えないですが本体価格に対してバランスの悪さはちょっと目立つかなと思います。

また限定モデルのため仕方ないですがアクセサリーの選択肢がほとんどないのも困っています。中国においてGalaxy W25が発売されればサードパーティ製のアクセサリーが増える可能性があります。

ただ現状だとフィルムはまだしもケースに関してはほとんど選択肢がないので困っています。自分は基本付属品を使いたくない人間なのでアクセサリーが今後増えてくれることに期待です。

開閉がしやすいデザイン。

少なくとも短期間使った上で個人的に気になった部分としては今回の大きく3つです。ただ強いて言うならという感じの話で個人的にめちゃくちゃ困っているのはアクセサリーくらいええす。

一方でお気に入りの部分を確認していくと一つ目としてはサブディスプレイの使いやすさです。やはりGalaxy Z Fold 6と比較するとアスペクト比21:9に6.5インチと一般的になりました。

なので視認性が改善したことに加え操作性も改善したので満足度は大幅に改善した印象です。もちろん大型化したことで横幅が増しているのでユーザーによっては評価が分かれると思います。

ただ自分の手の大きさだと横幅73mm程度であれば十分に許容範囲なので問題がないです。

また本体が薄型化したこともありデザインのバランスも他社と比較して良くなった印象です。その上でサイドフレームにバックパネルとスリットがあるので独特な質感なのが良いです。

指紋自体が目立ちにくいことに加えサイドフレームに関してはスリットがあることでグリップ力を増しているので開閉もしやすくなっているのでユーザビリティが改善しています。

Galaxy Z Foldシリーズのヒンジは他社と比較するとかたいからこそサイドフレームの質感やデザインによっては開閉の際にちょっと滑って開きにくいということがありました。

ただGalaxy Z Fold Special Editionで明らかに開閉しやすくなっているので嬉しい所です。

スピーカーはやはり安定。

そして2つ目としてはスピーカーで折畳式機種の中では抜群の安定性だと思います。メーカーによって音量の設定が異なり同じ50%といっても音量はバラバラということが多いです。

自分はあまり音量を大きめにするのは好きではないので音量を小さめにした時の音のバランスを重要視しておりGalaxy Z Fold Special Editionは音量が小さくても安定しています。

また低音も折畳式機種の中では安定しているからこそスピーカーの満足度が高いという印象です。

買って良かった機種。

S-Penを使わない自分にとってGalaxy Z Fold Special Editionは理想に近いGalaxy Z Foldシリーズという感じで多くのユーザーにとって分かりやすいモデルだと思います。

現時点でGalaxy Z Fold 7シリーズでどのようなラインナップになるのか不明ですがGalaxy Z Fold 6とGalaxy Z Fold Special Editionの後継機種がそれぞれGalaxy Z Fold 7シリーズとして発表しても個人的には面白いのかなとも思っています。

ただS-Penを内蔵せずとも最低限使えるようにするべきだったのかなとは思います。何より高かったですが買って良かった機種で今後アクセサリーが増えることに期待している感じです。

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