HuaweiはAppleを強く意識しているのかiPhone 16シリーズが正式発表された日に中国で世界初の三つ折りタイプであるHuawei Mate XTを正式発表した上で発売日まで一緒でした。
少なくともiPhone 16シリーズは予約段階で価格改定が行われるなどHuaweiの狙い通りだったのかもしれません。一方でHuaweiに続いてどのメーカーが三つ折りタイプを発表するのか非常に気になるところです。
今回韓国のメディアサイトによるとSamsungが三つ折りタイプの折畳式機種を開発しているみたいなのでまとめたいと思います。
2025年に正式発表する可能性。
2023年の終わり頃にディスプレイ関連の情報に精通しているRoss Young氏は2024年第1四半期にSamsungが折畳式機種市場で初めてシェア1位から陥落すると予測しておりまさに的中した感じになります。
一方で第2四半期からはシェア1位を獲得して2024年通期で見てもシェア1位を獲得するとの予測でしたが実際には第2四半期もHuaweiにシェア1位を奪われており第3四半期はどうなったのか不明です。
何よりこのままいくとSamsungは通期でもシェア1位を獲得出来ない可能性が出てきています。Samsungが第6世代のGalaxy Zシリーズを発表した際に前モデル対比で出荷台数は10%の増加が目標とかなり控えめであることを明らかにしており理由の一つとして購入する層にあるとの話です。
少なくとも折畳式機種を購入する層のほとんどは既存の折畳式機種ユーザーであることに言及しています。
そのため既存ユーザーの満足度が上がるための改善を繰り返していることを明らかにしています。一方で中華メーカーは短期利益を求める傾向にあり新規ユーザーの獲得がメインとなっています。
そのため折畳式機種を使ったことがないユーザーにとっても分かりやすい進化を重ねています。ただSamsungの場合は新規ユーザーがメインではないためぱっと見進化はわかりにくい可能性があります。
そのためHuaweiを始めとした中華メーカーに押され気味で売上に苦戦している可能性があります。一方でSamsungとしても折畳式機種市場で再びリードを拡大するために2025年は勝負をしかけてくる可能性があります。
事前情報からもプロトタイプは存在しても製品化されたことはないローラブルを出す可能性があり、直近の情報によると拡張した時に12インチ程度のタブレットサイズになるとの予測です。
そして今回の情報によるとSamsungは三つ折りタイプの折畳式機種を開発中と予測されています。以前より噂がありましたが今回の情報でより信ぴょう性がました感じになりデザインは11月中に確定すると予測されており2025年に正式発表される可能性はほぼ確定だと予測されています。
また開い時のディスプレイサイズは9インチから10インチ程度になると予測されておりHuawei Mate XTの10.2インチとほぼ同じ大きさになる可能性があるので非常に楽しみです。
またHuaweiがHuawei Mate XTを製品化する上で苦労した部分として量産体制を整えることです。ただ一部情報によるとサプライヤーの準備を完了しているとも言われておりあとはSamsungがGoサインを出すだけなのかもしれません。
Huawei Mate XTと異なる形状に。
一方で今回の情報において興味深いのが耐久性の問題からも全て内折の形状を採用するとの予測です。Huawei Mate XTで見ると1箇所は内折になっており1箇所は外折と2種類のヒンジを採用しています。
そのためディスプレイの場所によっては内側に折りたたむことで圧力がかかり一方で外折部分はディスプレイが引っ張られることからもディスプレイの開発にかなり神経を使ったとの話です。
何より外折のヒンジを採用した折畳式機種を出しているのはHuaweiとHonorくらいと限定的です。そのためSamsungは外折のヒンジを開発する技術はあったとしても製品化したことがないため全て内折にした方が耐久性含めて品質を担保しやすいという部分で見れば合理的かもしれません。
ただどのようなデザインになるのか謎で全て内折になるのであればサブディスプレイがあるかもしれません。
Huawei Mate XTでみると一枚の大型ディスプレイを折り畳んで使っているのでスマホサイズの状態になっている時は耐久性に懸念があるメインディスプレイの一部が露出していることになります。
またその部分が万が一破損してしまうと結果的にディスプレイ全ての故障に繋がることになります。一方でSamsungは全て内折にするということはメインディスプレイの露出部分を最小限にするかもしれません。
Huawei Mate XTを折りたたんだ時に側面部分はディスプレイが剥き出しの状態になります。なのでSamsungは側面のデザイン含めてどのようなデザインを採用してくるのか非常に気になるところです。
何よりHuawei Mate XTよりは気軽に持ち運べるデザインを採用している可能性があります。一方で三つ折りタイプの開発を進めているからこそGalaxy S25シリーズでも薄型化した可能性があります。
SamsungによるとGalaxy Zシリーズの薄型化に消極的だった理由として本体のビルド品質の担保です。少なくとも中華メーカーのようにプロトタイプのような状態で販売することは出来ないと発言しています。
また今まで採用したことがないコンポーネントを採用するのもビルド品質においてはリスクになります。
そのためコンポーネントの品質を確かめるという面でもGalaxy Z Fold Special Editionを発売した可能性がありGalaxy S25シリーズでの薄型化やGalaxy S25 Slimの登場は薄型化のために新たに採用したコンポーネントの品質テストの側面も兼ねているのかなと思います。
もちろんストレートタイプのスマホでも薄型化すればユーザーにとって取り回しが改善する可能性がありメリットです。一方でSamsungとして市場テストを先行して行うことが出来ることからもメリットが大きいです。
現時点で価格に関する情報がないため何ともですがGalaxy Z Fold Special Editionで30万円を超えていることを考えると三つ折りタイプでは40万円を超えてくる可能性もあります。
高価な端末がすぐに壊れるではブランドのイメージに傷がつくので品質をしっかり確保したいと考えているのかもしれません。
またGalaxy Z Fold Special EditionでSamsung初となるUFGを採用したのが大きな特徴となっています。従来のUTGと比較するとシワや折目が目立ちにくいことに加え耐久性の改善からより大型のディスプレイに対応しやすく生産上のコストが下がるとSamsungにとってメリットだらけになります。
少なくともUFGの生産体制が整った上にGalaxy Z Fold Special Editionで先行して採用することで市場テストを行うこともできまさに三つ折りタイプのために用意されたように見えます。
3種類が登場する可能性。
少なくともデザインがまもなく確定されることを考えると2025年の上半期に発表されることはないと思います。またGalaxy Z Foldシリーズの派生モデルとして発表されるとの予測からも早ければ2025年の7月頃の可能性がありますがGalaxy Z Fold Special Editionのように地域限定なのか不明です。
ただ価格を考えると多くの市場で売れると思えないので優先市場に限定する可能性があります。一方で事前情報からもSamsungはコードネームから3種類の折畳式機種を開発中であることが判明しています。
コードネームの規則性からも正式名称かは不明ですがGalaxy Z Flip 7とGalaxy Z Fold 7はほぼ確定と言えますがGalaxy Z Foldの派生モデルがどのようになるのか現時点で不明です。
少なくとも昨年で見ればGalaxy Z Fold 6では初めて派生モデルが追加されることが判明していました。またリークしたモデル番号からも8を採用しているので歴代Ultraモデルと同じ命名規則になります。
そのためGalaxy Z Fold 6 Ultraが登場すると予測されていましたが実際に発表されたのはGalaxy Z Fold Special Editionという感じでGalaxy Z Fold 6に似ている部分が多いとはいえ名称から見ればGalaxy Z Fold 6の派生モデルと考えることは出来ない状況です。
一方でGalaxy Z Fold 7と合わせて開発されている派生モデルはGalaxy Z Fold 7と同じシリーズとして正式発表されるのか不明でGalaxy Z Fold Special Editionの後継機種として発表されるのかも現時点で不明で今回の情報にある三つ折りタイプのコードネームの可能性もあります。
何より三つ折りタイプのコードネームが現時点で見つかっているのかも不明で最大で考えるとSamsungは2025年においてGalaxy Z Foldシリーズから3種類の最新機種を出す可能性もあります。
ぱっと見は多いように感じますが三つ折りタイプは地域限定にすればありえるかなと思います。何より今回の情報をみるとSamsungは2025年に大きく勝負をしかけてくる可能性が高いです。
個人的には三つ折りタイプが非常に楽しみでHuawei Mate XTもそうですが折畳式機種が抱えているデメリットをハードの力でほぼ強制的に解消してくれるのが大きな特徴だと思います。
折畳式機種はメインディスプレイのアスペクト比に加えアプリの最適化が不十分であることからアプリによっては折角の大画面を活かすことが出来ないことが多いですがHuawei Mate XTは本体を開くと10インチクラスのタブレットと一緒のため基本はタブレット表示になります。
もちろんアプリによってはタレブレットモードに対応していないですがだいぶ汎用性が改善します。またHuawei Mate XTの最大の欠点はGMSが封鎖されているからこそSamsungに期待したいです。
まとめ。
今回はSamsungが三つ折りタイプの折畳式機種を開発しているとの噂が出てきたのでまとめてみましたが個人的には40万円とかになっても発売されたら絶対欲しいと思える製品です。
もちろん耐久性などに問題があると思いますがSamsungがチャレンジしてくれるのが最大の魅力です。