PixelにAndroid16 開発者向けβ版配信開始。ただ正直新機能はパッとしない

事前情報からもGoogleは2025年第2四半期にAndroid16を公開することを明らかにしており、従来と比較して3ヶ月近くの前倒しになります。もちろんメーカーの配信時期によりますがPixelでみるとAndroid15は最も短命なバージョンになる可能性があることに。

一方で12月にはAndroid16の開発者向けβ版が配信予定となっていましたが、今回9To5GoogleによるとGoogleはAndroid16の開発者向けβ版を公開したので簡単に新機能についてまとめたいと思います。

開発者向けβ版を配信開始。

今回の情報によると一部Pixelを対象に、GoogleはAndroid16/開発者向けβ版の配信を開始したことが判明しました。例年だと2月中旬から下旬にかけて配信されることから丁度3ヶ月の前倒しという流れになっています。

主な新機能
プライバシーダッシュボードが最大7日間確認可能へ
ディスプレイのオプションにおいて「実験モード」の追加
ヘルスコネクトにおいて明示的なユーザーの同意を得てFHIR形式の医療記録を読み書きすることが可能に
短時間で多くの通知を受け取ると、本体の音量を下げ、最大2分間アラートを最小化する通知クールダウン
オーディオ共有(Pixel 9シリーズやPixel 8シリーズ)が利用可能に
通常よりもディスプレイを暗くする「さらに調光する」を追加

Android15の時は「プライバシースペース」などがGoogle I/Oのタイミングで追加されましたが、Android16は開発スケジュールが前倒しになっているため、Google I/Oが開催されるタイミングではおそらく開発は最終段階に入っていると思います。

このことを考えるとGoogleはGoogle I/O自体の開催も3月ころに前倒しにした方がいいのかもしれません。おそらく例年通りであれば開発者向けはBeta 2まであり年明け頃からパブリックβ版が開始する可能性があります。

あの機能はやはりない。

少なくとも現時点で判明している新機能をみる限り、自分にとっては興奮を覚えるような新機能はないです。一方で個人的に期待している機能としては「アプリ複製機能」でそろそろ実装してほしいところです。

Android14の頃から開発していると言われている機能の一つで、現時点でGoogleが開発を継続しているのか定かではありませんが実装してほしい。それこそカスタムUIを採用しているGalaxyや中華系の機種の多くは実装しています。

一方でピュアAndroidに近いXperiaやAQUOSなどは非対応となっており、正直Googleが何に躊躇しているのか不明という感じです。何よりAndroid16を前倒しした大きな理由としてはAndroidのエコシステムを強化するためとされています。

今年でみても10月に登場した新製品の多くはAndroid15を標準搭載した機種が多いので、来年の下半期に登場する新製品の多くはAndroid16を標準搭載する流れになるのかもしれません。

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