vivo X200 Pro 短期レビュー。デザイン良しでカメラは想定以上に良くなっている

10月中旬にvivoは世界初のDimensity9400搭載機種としてvivo X200シリーズを正式発表しています。特に前モデル対比で大幅な進化を遂げている印象を受けるのがvivo X200 Proという印象です。

ただ5月に発表されたvivo X100 Ultraと比較すると非常に似ている印象を受けます。今回はまめこさんのところで購入したvivo X200 Proを購入してからしばらく使ったので短期レビューを主観的にしたいと思います。

電池持ちは必要十分だけどスペックほどではない。

まず一つ目としてパフォーマンスの部分ですがゲームをやらない自分からすれば十分に感じます。今年になってから始めた待機ゲームは機種によってカクツクこともありますが非常に滑らかに動作しています。

何より自分の使い方だとオーバースペックで体感値の部分では前モデルから大きな違いはないです。またベンチマークスコアに関して本体を冷やした状態でも300万点はいかない感じです。

最近寒くなってきた中で室内が20度前後の環境かつ本体を触ると冷たいと感じる状態でベンチマークを計測しても270万点前後なので意図的に高スコアが出るような準備をしてからじゃないと300万点なんて到底でないと思いますが正直300万点出たとしても個人的には意味がないです。

一方で個人的に重視している部分としては電池持ちで海外サイトのバッテリーテストを参考にすると14時間56分とバッテリー容量が6000mAhなのでスペックの割には伸びなかった印象を受けます。

今年の後半に登場したiPhone 16シリーズのスコアが異常ということもありますが霞んで見えます。ただスコア的に見れば十分な電池持ちという印象で自分の使い方だと寝る前の電池残量は70%前後のことが多く購入してからじっくり使ってきたこともあるのかだいぶ安定した印象です。

自分の平日の使い方であればスクリーンオンタイムは単純に8時間から10時間程度持つ感じです。またハマっているLINEぽこぽこですが2つのアカウントを所持しておりメインアカウントは基本最新ステージとという感じで先に進めなくなった時にサブアカウントでやっている感じになります。

またレビュー用の端末には基本サブアカウントでログインしており常にやっているわけではないです。

丁度この記事を作っている時はメインアカウントの方で新しいステージが公開されているのでLINEポコポコは別の端末でやっていますがそうなるとvivo X200 Proの寝る前の電池残量は75%前後という感じで1日で見るとトータルのプレイ時間でそこまでいっているわけではないです。

ただLINEぽこぽこをやらないターンだと電池持ちはめちゃくちゃよく感じるなと思います。

スコアで物足りなさを感じる一方で自分の使い方だと3日程度は充電なしでも持つ感じです。一方でゲームやカメラなどちょっと使うと地味に電池を消費するのが速いかなという印象です。

何よりフラッグシップモデルでここまで電池持ちが安定しているのであれば問題ないです。

動体の撮影が改善。

そして2つ目としてカメラで執筆時点で手持ちの個体にすでに3回目のアップデートが配信されています。フレアがどこまで改善しているかは改めて確認してくる必要がありますが普段の自分の使い方だとそこまで気にならないのが本音でフレアが発生するように撮れば発生する感じです。

改めてグローバル版が出た時に試したいかなと思いますが現状だとそこまで気にならないです。ただこれはユーザーがカメラをよく使うシーンによってフレアの印象が変わるかもしれません。

一方で個人的に実際に使ってみて嬉しかった部分としては動体の撮影が改善したことです。

例えば今までのvivoの機種であればブランコのように前後の動きにはそこまで弱くないです。またシーソーのような上下運度にもそこまで弱くないという印象でしたが横の動きに弱かった印象なので例えば娘に首を回してもらうような動きでもブレが発生することが多かった印象です。

ただvivo X200 Proで見ると補正が強化されたのか描写力自体が強化されたのか不明ですが以前より横の動きでもブレにくくなった印象でこれは個人的にはめちゃくちゃ大きいです。

現状最上位となるvivo X100 Ultraは横の動きに弱いのでvivo X200 Proの方が汎用性が高いです。

最近天気がイマイチでなかなか屋外で撮りにいける時がなかったですが屋内で子供を撮る時に今までであればブレていたようなシーンでもそれなりに撮れるようになったのは嬉しいです。

ただXperiaの瞳フォーカスやPixelの顔フォーカスの精度と比較するとまだ弱いかなと思います。今までカメラの癖を把握した上で狙って撮影すれば上手く撮れるという時もあった感じですが振り向いた時もそれなりに撮れるので割と気兼ねなく撮影することが出来るので気分的に楽です。

また望遠は厳密に比較はしていませんがvivo X100 Ultraより良くなった印象を受けます。フォーカス精度に関してはチューニング不足なのか甘いと感じることはたまにあります。

ただ思っていたより綺麗に撮れることが多く特にマクロ撮影の汎用性が非常に高いと思います。植物などを撮る時はポートレートや通常撮影は使わずマクロで全部撮ってもいいくらいシンプルに感じます。

何より望遠がかなり強いことで拘って撮りたい人には選択肢が増える一方でシンプルに。ちょっとした距離だったら1倍などで構図を決めて撮影するより望遠に切り替えた方が楽なのであまり撮影に自信がないと思う人ほどvivo X200 Proは分かりやすいかもしれません。

もう面倒になったら望遠からマクロのズームで撮るくらでいると綺麗に撮れることが多いです。あとは先ほどの話と重複しますがアップデートが割と頻繁にくるので後日再評価したいところです。

デザインが良過ぎ。

そして3つ目として手持ちのブルーはめちゃくちゃ所有欲を満たしてくれるデザインだと思います。数年前のグラデーションカラーと一緒ですが多くのフラッグシップがマット仕上げを採用しているからこそvivo X200 Proのブルーの存在感はかなり増すかなと思っています。

グラデーションカラーだからこそ指紋がめちゃくちゃ気になるという感じでもなくお気に入りです。

ちなみにコメントで教えて頂きましたがブルーのみ付属ケースもブルーになっているみたいです。他のカラバリに関してはシンプルなクリアケースみたいなのでちょっと特別感があっていいです。

また従来のEdgeディスプレイと比較すればマイクロクアッドカーブディスプレイを採用したことで操作性が改善した印象で特に前モデルはEdge部分の反応がイマイチだったのがストレスという感じでしたがvivo X200 Proではだいぶ操作性が改善した印象を受けます。

ただ個人的にはベゼルの太さとか気にしないのでシンプルにフラットにしてほしいところです。あと気分的な問題なのかスペックで見ればほぼ一緒なのにvivo X100 Ultraを使っている時ほど重いという印象はなく調子の悪い手首でもなんとか持ち堪えてくれているという感じです。

自分がここ一年で使って機種の中で辛かったのはvivo X100 UltraとGalaxy S24 Ultraです。

何よりデザインの満足度はかなり高くXiaomiやSHARPはカメラらしさを強調したデザインを採用している中でvivo X200 Proはスマホらしさを強調したデザインなので差別化になっている印象を受けます。

ただ逆にvivo X200 Ultraは全体的に角ばったカメラっぽいデザインにしても面白いかもしれません。

通知は安定せず。

何より全体的に満足度が高くグローバル版が出たら同じブルーに買い替えたいと思います。大陸版なので通知が安定しないのは仕方ないですがYouTubeの通知は手持ちの個体はこないです。

またLINEは起動してあげないと通知は一生こないという感じなので注意が必要です。なので自分は忘れていない限り朝イチに起動してあげる感じでアップデート後など電源が一度きれた後も必ずアプリを開いてバックグラウンドの常駐させてあげている感じになります。

ちなみに手持ちの個体はChromeと相性がいい感じでショートカットをホーム画面に設置可能です。やはり大陸版は通知が不安定だったりPixel Watchなどアプリ経由でペアリングするスマートウォッチとペアリングすることが出来ないのでグローバル版がどうしても恋しくなります。

おそらくですがvivo X200 Ultraはグローバル展開されないと思うからこそ余計に欲しいです。あと前モデル対比で改善したとはいえスピーカーに関しては微妙だと感じてしまいます。

だいぶスカスカ感が減ったとはいえ他社の最上位クラスと比較すると全然物足りないという感じです。ただvivo X100 Ultraの頃から本気を出してくれてきた感じなので今後が非常に楽しみです。

まとめ。

今回はvivo X200 Proを短期間使って感じた部分について主観的にまとめてみました。自分のようにカメラにあまり知識がない人間でもめちゃくちゃ簡単に撮れるカメラスマホです。

何よりvivoには日本進出をしなくてもグローバル版に技適だけはつけてほしいと思っちゃいます。

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