ちょいコストカット方法がエグい。Pixel 11シリーズのラインナップ判明?

先日にGoogleの内部関係者からの情報として次期Google Tensorのドキュメントが判明しています。海外サイトによるとこのドキュメントを読み解くことでGoogleが今何を開発しているのか少しずつ判明しています。

何より先日の情報からも3D顔認証の復活や100倍ズームへの対応も計画されていることが判明しています。今回Android Authorityによると2027年に登場するPixelのラインナップが判明したのでまとめたいと思います。

ラインナップに関するヒントが判明。

以前Googleの2025年までにおけるロードマップがリークしており2025年でみると折畳式機種の売れ行きが良ければGoogle初のフリップ型となるPixel Flipが正式発表される可能性があります。

そしてフラッグシップとなるPixel 10シリーズに関しては無印の大型モデルが追加と予測されています。そのため現在の命名規則を参照すればPixel 10 XLが追加され折畳式機種含めて6モデル構成になる可能性があります。

一方で現時点で判明しているコードネームはPixel 9シリーズのそれぞれの後継機種である4モデル分のみとなっており本当にPixel FlipとPixel 10 XLが追加されるかは不明です。

そして今回の情報によると先日リークしたドキュメントから2027年のラインナップにおけるヒントが見つかったとしておりPixel 11aとPixel Tablet 3が正式発表されるとの予測です。

まずドキュメンとからもPremium ’26/Base ’26/Fold ’26の記述が見つかったとの話です。最初のPremium ’26は単純に考えればPixel 11 ProとPixel 11 Pro XLである可能性あり次に2つ目のBase ’26は無印となるPixel 11で3番目のFold ’26はPixel 11 Pro Foldの可能性があります。

正直ここまでは順当ですがEntry Phone ‘27という記述も発見されており単純に考えればPixel 11aのことを示唆している可能性があり今後もしっかりとaシリーズを継続する可能性が高いです。

ただ廉価シリーズは継続しても現行モデルと同じ命名規則が継続しているかまでは不明です。さらにTablet Pixel ‘27の記述があることからもPixel Tabletを発表する可能性があることになります。

少なくとも2023年にPixel Tabletが正式発表されてから後継機種に大きな動きはないです。2024年の上半期には充電ドックをなくしたPixel Tabletの単体販売と新色を追加したくらいとマーケティングにテコ入れした程度です。

後継機種のコードネームは判明していますが現時点ではいつ登場するのか不明という感じです。一方で先日の情報からもPixel Tablet 2は2つ目のUSB-Cコントローラーを搭載していることが判明しています。

ただGoogle Tensor G5には2番目のUSBコントローラーがないことからもPixel Tablet 2はGoogle Tensor G5を搭載している可能性が低く2025年の上半期にGoogle Tensor G4を搭載した上で正式発表されると考えると整合性がつくように感じます。

また今回のドキュメントからもPixel Tablet 3は2027年にGoogle Tensor G6を搭載して正式発表されることからもPixel Tabletのアップデートサイクルは2年周期の可能性があります。

何より情報源によるとGoogleは充電ドックの概念を完全に放棄しない限りPixel Tablet 2でGoogle Tensor G5を搭載出来ないとしておりGoogleが充電ドックを諦めると思えないです。

ちなみにPixel 10aの存在も確認されており廉価版に関しては毎年のアップデートを継続する可能性があります。事前情報では売れ行き次第で2年周期に変更したかったみたいですが厳しい状況にあるんだと思います。

何よりどの程度のニーズがあるのかPixel Tabletのアップデートサイクルが判明したことになり、個人的にはちょっとスッキリした印象です。

SoCのコストカット方法が変更。

一方で今回の情報からもPixel Tablet 3とPixel 11aはGoogle Tensor G6を搭載する可能性が高いです。ただ今回の情報によるとPixel 11シリーズが搭載するものと全く同じではないとしています。

ちなみにPixel 7aが搭載したGoogle Tensor G2からはより廉価なパッケージング技術が採用されています。少なくともパッケージング技術を変更することでコストが抑制できる分発熱しやすくなります。

この方式は2025年に登場するGoogle Pixel 9aが搭載するGoogle Tensor G4まで継続とされています。一方でGoogle Tensor G5からはサプライヤーがTSMCに切り替わる可能性が高いです。

このことも大きく影響しているのかPixel aシリーズ向けのSoCだけパッケージング方法を変更することは困難になるとしておりGoogle Tensor G5からは搭載機種関係なく全て同じパッケージング技術が採用されるとの予測ですがGoogleは新たなコストカット方法を発見したとしています。

自分はこの手の知識が全くないので何ともですがPixel 11aやPixel Tablet 3が搭載するGoogle Tensor G6は本来であれば廃棄する必要がある個体を採用する可能性があるとしています。

少なくとも半導体を製造する上で歩留率が100%ということはなく基準に満たない個体も発生します。メーカーによってはチューニングをいじって名称を変えることで再利用することもありますがGoogleの場合は不良個体においてTPUの欠陥部品を融合させることを検討中としています。

これにより下位層デバイスのAIパフォーマンスをあせて低下させることで同じSoCでありながらもあえて処理性能にギャップを設けることでコストカットしつつ差別化させる可能性があります。

少なくともTSMCの3nmプロセスノードを採用している半導体の歩留率を見ればどの程度の割合で不良個体が発生するかは推測しやすいので計画もある意味立てやすいのかもしれません。

ただ言い方を悪くすれば不良個体の一部をいじって再利用していることになるので何ともです。

不良個体という意味で近年一番話題になったのがSnapdragon888とSnapdragon 8 Gen 1です。当時Samsungは4nmプロセスノードを採用した半導体の歩留率が全然改善しなかったとの話です。

ただサプライヤーから外されたくないことからQualcommに対して虚偽報告を行ったとの話です。何より製造されたSnapdragon888やSnapdragon 8 Gen 1は製造後の品質テストにおいて超ギリギリで合格する程度で不良個体に近かった可能性があると指摘されています。

そのため搭載機種は発熱の程度が個体によってめちゃくちゃ差があることに加え全体的に爆熱仕様でした。何より虚偽報告からもQualcommはブチギレたとしており途中からサプライヤーをTSMCに変更されたとしています。

また従来であれば2〜3年おきにSamsungとTSMCで交換している感じでしたが現状だとSamsungが選ばれる雰囲気は全くない感じでSamsungは信頼を完全に失った可能性があります。

何より不良個体をある意味使い回るのはちょっと不安でPixel Tabletはまだしも売れ筋になる可能性があるPixel 11aで採用するのはリスクがちょっと高いかなと思います。

Pixel Tabletの進化。

また今回の情報によるとPixel Tablet 3ではより多くの拡張オプションを持つ可能性を指摘しています。先ほどの話からもGoogle Tensor G5は2番目のUSBコントローラーに対応していません。

ただGoogle Tensor G6に関しては2つ目のUSBコントローラーに対応しているとの話です。これはGoogleがPixel Tabletで充電ドックを採用する以上絶対必要になることで2027年にPixel Tablet 3がGoogle Tensor G6を搭載して登場することを考えれば妥当だと思います。

一方で今回の情報によるとタブレットのみユースケース用の2番目のUSBコントローラーに言及しています。USB3.2に準拠した上で外部出力に対応していることがGoogle Tensor G6の仕様から判明したとしています。

さらにデイジーチェーンを使用することで最大2つのディスプレイに出力することが可能との話です。

つまり充電ドックの接続端子とは別にUSB-Cポートを2つ搭載していることになります。そして通常というべきか1番目のUSB-C自体も2つの外部出力に対応していることが判明したとしています。

なので今回の情報通りであれば2つのポートで合計4つの外部ディスプレイに出力が可能になります。少なくともAndroid15 QPR 1のβ版からデスクトップの開発が進んでいることが判明しています。

現時点だといつ実装されるのか不明ですが2027年までには実装される可能性が高いと思います。何よりGoogleはPixel Tabletを発表した際にカジュアルタブレットだとアピールしています。

Googleによると残念なことに多くのAndroidは1日の中で8割以上の時間が使われていないことに言及しています。そのため使いたい時はタブレットになり使わない時は充電ドックを介してスマートディスプレイと役割をそれぞれ持たせたカジュアルタブレットというカテゴリーにしています。

ただ今回の情報からもPixel Tablet 3はクリエイター向けに進化を遂げる可能性があります。

とはいえ情報源もGoogleがiPad Proのようなプロ向けのタブレットを開発しているかは何とも言えないとしながらもProモデルを開発していてもおかしくないと指摘しています。

ただ仮にProモデルが登場するとしてもPixel Tablet 3自体が実質Proモデルになるのか、それともPixel Tablet 3 Proのように別途ラインナップが強化されるのかまでは不明です。

現状だとPixel Tablet 2がどうなるのかも不明でリークしているコードネームは2種類です。一つはPixel Tablet 2自体で2つ目は専用の充電ドックではないかと予測されています。

このことからもPixel Tablet 2でProモデルが用意されているかも不明で個人的にはその前にせめてセルラーモデルを用意してほしいところですが現時点で確定的な情報もありません。

またPixel Tabletの開発自体が当初の予定より1年遅れたことからも専用のキーボードやスタイラスペンの開発も1年遅れたと言われており今年の上半期に正式発表との予測もありました。

ヨーロッパにおける価格情報までリークしたのに実際に発表されることはなかった感じです。何よりPixel Tablet 2でアクセサリーを充実させてPixel Tablet 3で本体をより強化する流れになるのかもしれません。

ただ冷静に考えるとPixel Tablet 3は廃棄寸前のGoogle Tensor G6を採用との話からも仮にProモデルが登場するのであれば別途用意される可能性があるのかなと思います。

まとめ。

今回は2027年のPixelのラインナップに関する情報が出てきたのでまとめてみました。少なくともGoogle Tensorの開発は今後のラインナップに合わせて進めていることになります。

一方でGoogle Tensor G5のパフォーマンスがどのようになっているのかそこから気になります。

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