先日にGoogleの内部関係者からのリークなのかドキュメントがリーク。海外サイトがこのドキュメントを掘り下げることでGoogle Tensor G5とGoogle Tensor G6の一部仕様が明らかになっています。
また一部製品はGoogle Tensorの開発に紐づいているので芋蔓式に今後のPixelの計画が明らかになっています。今回9To5GoogleによるとGoogleはPixel 11シリーズで電池持ちの改善に注力している可能性があると報告しているのでまとめたいと思います。
86%以上のユーザーが満足していない。
まずドキュメントからもGoogle Pixel 7シリーズとGoogle Pixel 6シリーズのユーザーの86%以上は1日もたない電池もの悪さに不満を抱いていることが判明したとしています。
このことからも「バッテリー寿命は常に共同研究の最上位にある」とした上で、「優れたバッテリー寿命がユーザーを惹きつけ、より高い満足度でロイヤリティを促進」としてしています。
その上で「36時間のバッテリー寿命に期待する」という文面があることが判明したとしています。少なくともこれはユーザーからのフィードバックばっくなのか。それともGoogleが今後達成したい目標なのか。現在進行中の目標なのかまでは不明です。
少なくともスーパーバッテリーセーバー状態だとPixel 9シリーズでは100時間に到達しましたが、ユーザーが期待しているのはバッテリーセーバーを使用しないで36時間達成することだと思います。
何より今回の情報によるとGoogle Tensor G5やGoogle Tensor G6のタイミングに間に合うのか不明ですが電池持ちの改善が何よりの優先事項になっていることに違いはないと思います。
コスト削減も必須。
また今回の情報によると「Google TensorベースのPixel プログラムは財務目標を達成していない」ことからもSoCのコストを削減する必要があることに言及していることが判明したとしています。
具体的には半導体ビジネスを継続するために「約65ドル」である必要があるとしています。ちなみに事前情報からもGoogle Tensor G4のコストは$80と言われていることからもドキュメントの$65をオーバーしていることになります。
また同サイトはGoogle Tensorのコストカットについて以下のようにコメントしています。
それを達成するために、目標はTensor G6をG5よりも物理的に小さくし(121 mm²から105 mm²)、さまざまなコンポーネントを除去することです。たとえば、GPUは、世代前に導入した後、レイトレーシングのサポートをドロップします。その他の例としては、コアの削除やチップ全体のキャッシュの削減などがあります。
何よりどんなに素晴らしい計画があっても採算性が悪すぎるのであれば継続するのは当たり前だと思います。何よりGoogleにはコストの問題もそうですが、電池持ちの改善などGoogle Tensorの有用性をしっかり強化してほしいところです。