Googleは10月中旬にGoogle Tensorを搭載しているPixelを対象にAndroid15の本配信を開始。また合わせてセキュリティパッチを含め不具合やバグの修正も行われています。
少なくともPixel 9シリーズが発売されてから最初の大型アップデートということもあり不安もあれば期待もあった感じです。ただ手持ちのPixel 9 Pro Foldの不具合はアップデートの改善項目に含まれていなかったこともあり改善されませんでした。
今回9To5GoogleによるとGoogleは11月のセキュリティアップデートの配信を開始したと報告しているのでまとめたいと思います。
アップデートの配信開始。
今回の情報によるとGoogleは最新のセキュリティパッチを包括したアップデートの配信を開始したとしています。対象機種はGoogle Tensorを搭載した全てのPixelという感じです。
一方で主な修正内容は以下のようになります。
修正内容 | |
Bluetooth | 特定の条件下でのBluetooth範囲の問題の修正 |
カメラ | 特定の条件下でカメラ間をズームするときにカメラの傾きを観察する問題の修正 |
ディスプレイ関連 | 特定の条件下で白い点が点滅する問題の修正
特定の条件下での画面の明るさのちらつきの問題を修正 |
その他 | 特定の条件下で適応型輝度が起動することを妨げることがある問題を修正
特定の状況でキーボードの閉じるボタンを押す問題を修正 特定のUIトランジションとアニメーションにおけるパフォーマンスと安定性の一般的な改善 |
手持ちの個体で見るとPixel 9やPixel 9 Pro XLはディスプレイ輝度の自動調節がたまにおかしいことがあったので今回のアップデートで改善されているのは嬉しいところです。
全ての修正項目がアップデート対象の全てのPixelに適用されるわけではありませんが、今回の修正点は「Pixel 9シリーズ」の不具合やバグ対策がメインという印象を受けます。
アップデート容量が「57.35MB」なのであくまでもセキュリティパッチの更新が最大の目的になると思います。
Pixel 9 Pro Foldの改善には期待できず。
個人的にはブラックフライデーが開催される前に手持ちの「Pixel 9 Pro Fold」の不具合がアップデートによって改善されることに期待していました。ちなみに手持ちの個体の不具合としては、おそらくですが通信関連の不具合と電池持ちの悪さです。
今回のアップデート内容を見ても通信関連の不具合の修正がないことからもアップデート後に使ってみないと何ともですが修正されている可能性は低いです。少なくともGoogleが11月のアップデートで含まれなかったということは広範囲で深刻な不具合が発生していない可能性があります。
とはいえAndroid15へのアップデートによってPixel 8 Proなど一部個体には通信関連の不具合が発生していることも判明しています。何より次は12月のアップデートでFeature Dropが包括されている可能性があります。
また一部情報によるとGemini2.0も12月に正式発表されると予測されている中でGoogle AIにも何か新機能が追加されることがあるのか非常に楽しみです。