一部噂によるとiPhone 6sシリーズの売上が芳しくなかったことからも過剰在庫になっていたコンポーネントの在庫消化を目的に発表されたのが初代iPhone SEだと言われています。
一方で2020年に発表された2世代目のiPhone SEはiPhone 8をベースにデザインが刷新されています。ただ2022年に発表された現行世代に関しては変わり映えもなく大失敗だったとされています。
今回はJukanlosreve氏が2025年に登場するiPhone SEの一部スペックに言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
デザインの刷新。
事前情報通りであれば次期iPhone SEは2025年3月に正式発表されると予測されています。この情報を裏付けるかのように有名なアナリストによると12月に大量生産を開始するとの予測です。
何よりiPhone SEの大きな特徴の一つになるのがiPhone 14をベースにしたデザインの刷新です。今回の情報によるとiPhone SE/第4世代の本体サイズは146.7×71.5×7.8mmとの予測です。
ちなみにiPhone 14と比較してみると筐体サイズは全く一緒ですが現行のiPhone SEと比較すると縦が8mmに横幅が4mmと一気に大型化されることになりベースになっている機種や時代が違うため仕方ないですが後継機種なのかと思うくらい筐体サイズは大きく変わります。
また今回の情報によると本体の重さは165gとしておりiPhone 14よりは軽量化されています。これはカメラ構成の違いなどからも軽量化されてもおかしくない感じで現行のiPhone SEと比較すると20g近く重くなるので現行世代が好きなユーザーにとっては残念な流れかもしれません。
ただiPhone 14は今や型落ちとなっていますがフラッグシップの無印の中でも小さい方です。逆にハイエンドクラスでiPhone 14よりコンパクトな機種はほぼ存在しないので競争力があります。
ちなみに最新世代となるiPhone 16の方が僅かに縦幅が大きいけど僅かに軽いという感じです。正直時代遅れのデザインだったのが最新世代で一気に遅れを取り戻すのは嬉しいところです。
またiPhone 14がベースになることでホームボタンが廃止されベゼルレスデザインに変更されると予測されています。そしてiPhone SEとしては非常にコストが高いFace IDを搭載しますが従来のノッチデザインを採用すると予測されています。
iPhone 16シリーズはパンチホールデザインを採用していますがインカメラ部分のディスプレイをくり抜く必要があり当たり前の話ですがコストが追加でかかってくる感じです。
なのでコストカットという意味でもiPhone SE/第4世代はノッチデザインを継続採用するのかもしれません。またiPhone 14がベースならバックパネルはガラス+光沢仕上げでサイドフレームはアルミにマット仕上げの組み合わせの可能性がありカラバリは一部情報によると4色展開との噂です。
従来のブラック/ホワイト/レッドに新色が追加されるのか全体的に見直しが入るのか不明です。何よりもデザインの刷新が大きな評価の分かれ目で個人的には新鮮味はないけどありだと思います。
ディスプレイの進化。
次にディスプレイですが6.06インチとしてスペック表記ではおそらく6.1インチだと思います。表示解像度が2532×1170で画素密度が460ppiにアスペクト比19.5:9とiPhone14と一緒です。
さらにディスプレイ輝度は標準で800nitsとしておりiPhone 14と一緒ならHDR表示で最大1200nitsになる可能性がありディスプレイはSamsungのM11を採用しているとの予測です。
ちなみに海外サイトのディスプレイテストの結果を参考にするとiPhone SE/第3世代は最大605nitsでiPhone 14に関しては804nitsであることから多少の改善という印象です。
少なくとも屋外では十分な輝度ではなく何よりiPhone 14と同様に自動調節による最大輝度がないのであればそこまで明るくなる感じでもないですが廉価モデルなので仕方ないと思います。
一方でiPhone 14と同じであればHDR10にDolby Visionに対応で60Hz表示に対応です。何より現行のiPhone SEは液晶なので有機ELディスプレイに変わるだけでも印象が違うと思います。
電池持ちの大幅な改善。
そして基礎スペック部分を確認するとApple intelligenceに対応するためにRAM8GBに対応すると予測されています。さらにiPhone 16などと同じくTSMCの3nmプロセスノードを採用したA18を採用との予測です。
タッチレートサンプリングはiPhone 14と同じく60Hzのままなのか不明ですがSoCで見ればゲームまでオールマイティに使えるパフォーマンスという感じで多くのユーザーにとって十分だと思います。
Androidで見ればSnapdragon 8 Gen 3以上なのでオーバースペックになるかもしれません。ストレージオプションは128GBからとなっておりおそらくですが256GBモデルはあると思います。
ただ512GBモデルが用意されているか微妙なところでSDカードスロットはもちろん非搭載です。
そしてバッテリー容量は3279mAhとしておりiPhone 14と全く一緒のバッテリー容量です。ちなみに海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にすると古い評価方式で90となっています。
最新の評価方式で見ると11時間ちょっとという感じでPixel 8シリーズと同程度なので良くはないです。ただiPhone SE/第4世代はA18を搭載していることからもSoCにより電力効率が改善します。
そのためiPhone 14より電池持ちが改善している可能性がありiPhone 16でみるとバッテリー容量が3561mAhで15時間42分のスコアであることからも12時間から14時間の間のスコアになるかもしれません。
何より現行世代のiPhone SEの電池持ちは絶望的だったので大幅な改善になる可能性があります。
そして充電速度は有線でみれば最大20Wと一緒ですが充電規格がUSB-Cに変更されます。さらにワイヤレス充電はiPhone 14と同じく最大15WでMagSafeに対応しているとの話です。
ちなみにiPhone 14は充電開始30分で61%でフル充電に要した時間が91分と速くはないです。その他IP68でイヤホンジャックなしは共通だと思いますが生体認証はFace IDに進化する可能性が高いです。
何よりApple intelligenceを使うかどうかは別の話としてパフォーマンスの大幅な向上に期待したくなります。またSoCの刷新からも電池持ちも大幅に改善する可能性があり安定性は文句なしの可能性もあります。
カメラはお下がりかな?
最後にカメラですがシングルレンズカメラ構成で1/1.56インチのIMX904を採用する可能性があると予測されており、ちょっと調べた感じだとiPhone 15の広角カメラと一緒でピクセルビニングを採用している可能性があります。
おそらく光学2倍に対応すると思いますがデジタルズームに関しては10倍前後の可能性があります。またインカメラの画素数は12MPとされていますがiPhone 15と一緒なのか不明です。
為替次第で安くはない。
そして価格に関しては$499もしくは$549からになるとしていますが直近の情報を見る限り$499との予測が多いので現行世代と比較すると$70の値上げに留まる可能性があります。
ちなみに一部噂によるとAppleはiPhone SE/第4世代のコストカットの一つとしてApple初の独自5Gモデムを採用すると予測されており試験的な運用の側面もあると予測されています。
少なくともiPhone SEに先に搭載することで不具合含めたデータ収集が可能というのがAppleにとって大きなメリットになります。事前情報通りであればフラッグシップであるiPhone 17にいきなりの搭載はリやはりスクが高いと考えているみたいです。
何よりiPhone 14とコンポーネントを出来るだけ共通化することで全体的なコストカットを優先している印象を受けます。またiPhone SE/第4世代の発表に伴いiPhone 14とiPhone 15は終売になるとの予測です。
国内において為替の影響からも価格を推測しにくいですが単純に考えれば現行世代と併売されているiPhone 14の間が目安でApple Storeの価格を確認すると6万9800円から9万5800円の間に落ち着く可能性がありますが9万円よりだと高すぎる印象を受けてしまいます。
ちなみに現時点での為替で計算すると$499の場合は税抜で約7万6000円から8万4000円の間なので税込でざっくり見れば8万5000円前後から9万2000円前後の価格設定になる可能性もあります。
ちなみにPixel 8aはアメリカにおいて$499で国内における価格は7万2600円とかなり安いです。Appleが為替に対してどのような価格設定をするのか不明ですが現行モデルですら安くはないです。
そのためかなり安くてインパクトのある価格設定になるかと言えば正直微妙なところかもしれません。何より安く購入できるという面では現在行われているiPhone 14の叩き売りの方が魅力的に感じてしまうかもしれません。
ただパフォーマンスや今後長く使っていきたいことを考えるとiPhone SE/第4世代に投資するのもありかなという感じでユーザーがどの程度の期間を使いたいかで変わってくると思います。
ちなみにiPhone 14はアップデートサポート期間がおそらく最大で5年なのかなと思います。なので現役としてバリバリ使えるのはあと3年くらいと考えておくのが分かりやすいかもしれません。
まとめ。
アメリカやヨーロッパの市場統計を見ると基本は最新世代がしっかり売れていることが多いです。一方で国内市場だと型落ちして安くなったモデルの方がしっかりと売れることが多いです。
そのためiPhone 16よりもiPhone SEがほしいと思うユーザーが多いのかなと思います。一時期はコスト増加を吸収出来ないことやニーズがないことからもiPhone SEの開発がキャンセルされたとの噂もありましたが現行モデルから3年の期間を経ていよいよ登場する可能性があります。
今回の情報がどの程度当たっているのか不明ですがiPhone 14がベースになっているのであればiPhone 14を焼き回したモデルであることに違いはないのでiPhone 14をイメージすればいいと思います。